紙の本
デザイナーのためにある本・・・だとは思えないけれど。
2015/08/26 02:00
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:色鳥鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いんです。しかし、体裁として、デザイナーのために・・・って教科書的になっている、そのせいで読み物としての面白さが損なわれており残念です。写真は、ふんだんに使われております。わかりやすい。しかし写真が文章と呼応して、自説の面白さが倍増、という部分は残念ながら少ないのです。
どうも、実際に何らかの機器のデザイナーであるよりも「何らかの機器」風のデザインをする必要にかられている、まさに映画を撮ろうとしている方々のためにあるような本で、序文がブルース・スターリングですが、SF小説を読んだり書いたりする時に役立つ雑談的知識が、多くあるとは思えない。
つまり、読者層が、かなり、限られているのですね。
SFファンに向けている、のだとしたら、想像上の兵器や銃器、乗り物に関するガジェットのページがないのが奇妙。反対に、なぜか性に関するページがやたら充実しているのはなぜなのか。エロスを書くのならタナトスも書いてほしい。しかし。何よりも、インターフェースデザインをSF映画から学ぼうという、この着眼点が非常に面白い。
よって、続編を希望します。できれば、映像だけでなく、あらゆるジャンルのクリエーターたちが驚き喜ぶような、楽しいものを、ぜひ。
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未来を垣間見るためにはSF映画から学ぶことは多い、ということで、近年の映画産業が産み出したSFに関するデザインを客観的に総評した本書物はを早速読んでみました。自分にとっては非常に興味深い内容でした。
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古今東西のSF映画におけるインタフェースを解析して,そこから得られるものを現代のデザインに活かそうといった感じの本.温故知新的な.
自分にデザインセンスは全くないしもちろんデザイナーでもないが,SF好きなら読み物として普通に面白い.
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【工学部図書館リクエスト購入図書】☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB16202617
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こういうのが未来的なインターフェースのイメージというものが、
映画などを通じて我々の中にできあがっているのだと感じた。
何が”それっぽい”は、この本を通じて体感できるだろう。
その一方で本当に意味のあるインターフェースとは、
インターフェースとして感じないことなのだろう。
我々が映画を見ているときに違和感を感じないのと同じように。
(以下抜粋)
○もしインタフェースや新しい技術を未来的に表現したいのであれば、
要素を光らせることを検討してみてはどうでしょう。(P.48)
○SF映画におけるインタフェースはほとんどが「青」系の色を採用しているということです。(P.49)
○物理的な操作はジェスチャーで、抽象的な操作は言葉で(P.118)
○インターフェースの意味が薄まるとき、人々は、彼らが気にかけていること、
すなわち社会的な関係に集中します。(P.242)
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上手く説明できない…。SF映画のビジュアル・音・ジェスチャーなどなど、何が違和感がないか、効果的なのはなぜかなど、映画ファンにはとても面白い本。多数のSF映画を例に挙げ、写真も多用。盛りだくさん過ぎてじっくり読めてない。
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示唆に富む部分がなくはないんだけど、絶望的に読みにくい。出張中のホテルとかじゃなきゃ挫折してたかも。訳かな。 ともあれってでも買う前から躊躇してた部分もあったからそもそもなのかも。まず映画を本にするという無理さはあるよね。写真も多数収録されてるけど意味わからんし。バーバレラ見たい。duran duranの名前のもと。
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図書館で。
SF映画からインターフェースデザインを考察する本。
機械式コントローラ、ビジュアルインターフェース、立体投影、ジェスチャー、音のインターフェース、脳インターフェース、拡張現実、擬人化。
つうしん、学び、医療、性的行為
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SF映画のユーザインターフェースが未来には現実になる場合があるとして、現実的な視点で評価検証します。前半ではビジュアルインターフェースや脳インターフェースなどのインターフェースの要素、後半では学びや医療といったインターフェースが使われる人間の活動に着目しての論考となります。現実のユーザインターフェース設計にとても良いアイディアをもたらす良書です。しかしながら、見たことのある映画だと写真と説明でイメージし易いですが、見てないと辛い感じです。もっとSF映画を見て再読しようという気にさせられました。
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( ..)φメモメモ
『未来世紀ブラジル』のインターフェースはすぐに使えるようには見えない。無計画でその場しのぎで俄作りのプロトタイプ。操作を理解すのが難しく簡単に壊れてしまいそう。映画監督のテリー・ギリアムは映画全体を通してディストピアがどんなものなのかを教えてくれた。
——それなら私たちはそのインターフェースを現実世界のシステムでやってはいけないことの例として認識してもいい。一方で、首尾一貫していて完成度が高くよく考えられているインターフェースは、ユーザーに自信を与え、不安を減らしてくれる。
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スタートレック、スターウォーズ、アイアンマンの偉大さがよく分かった。人間への類似度を横軸、親しみやすさを縦軸にとったグラフにおける「不気味の谷」の話しは興味深かった。
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2022年8月「眼横鼻直」
https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/library/plan-special-feature/gannoubichoku/2022/0801-12722.html