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シリーズ最終巻.人には掛け替えのない出会いと経験があるのだとまた涙腺が・・・.最初から最後までとても面白い作品でした.
以下あらすじ(巻末より)
「自分の店をもつ!」という夢に向かって再び歩き始めた宗は、ホテルでのアルバイトを掛け持ちし大忙し。だが、そんな彼にまたまたトラブルが。栄養士の毛利は、怪我をして病院に。さらには、空気の読めない新入職員の出現で、調理場の雰囲気は最悪に…。給食のおにいさんは、調理場の大ピンチを救うことができるのか。大人気シリーズ第三弾!
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小学校の給食調理場が舞台だから、もっとほのぼのしたものを想像していた、給食のおにいさんシリーズ。
2年間の給食のおにいさん生活で、ささめが変わっていくのが分かります(本質は変わってない)
給食のおにいさんから卒業したささめが、シェフメニューのシェフとして戻って来る話があればいいなと。
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本当に卒業なんですね~、寂しいなあ。
料理に関する小説の多い中、給食という珍しい(?)分野で、学校や子どもたちを取り巻く問題も取り上げられて、良いシリーズでした。
食べ物が人間を作るのだから(中も外も)、まさに作られていく途中の子供たちにとって、食事は本当に大切な問題。
シリーズ3作目、この本は、やや大人たちが中心でしたが、その辺、書ききってほしいと思っていたので、読者としても、ささめの『卒業』を祝いたい気持ちです。
給食費未払いの件は、どうなったのでしょうね?
安易にハッピーエンドにならなかった所が、却ってリアルかもしれない。
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小学校の給食と食育、そして、トラブルを、
給食調理員の視点と仕事から解決していく、
お仕事小説シリーズの、3作目で完結編…?
給食調理員といぅお仕事も目新しぃですが、
主人公が若ぃ男性であるといぅ点も珍しく、
子供たちの、食物アレルギーやストレス、
親たちの、ネグレクトやモンペといった、
近年の教育現場で見られる問題に対して、
試行錯誤しながら、給食と食育によって、
トラブルシューティングするパターンは、
本シリーズならではの良さなんですが…、
前作(2作目)では、何気に違和感のあった、
主人公のカウンターパートとなる毛利さんが、
脱線、といぅか迷走…? お話も一本調子…。
キモとなる創意工夫の給食メニューも少なめ。
で、何より、
起承転結の「結」が、持ち越しとなったまま、
「完結編(本作品)に続く」的な終わり方は、
ボク的には、一番キライなやり方でしたが…、
本作品では、
その辺りは程よくまとめられて、
それぞれの卒業と旅立ちを軸に、
うまく、完結はしてました…。十分、及第点。
ただ…、
前作のいじめも、本作の給食費未納の問題も、
どちらも、作中で、問題は解決しておらず…、
登場する主要なキャラクターも、
それぞれに差別化された特徴を持ってますが、
作中で、活かしきれてなぃし…、
そもそも、
たった2年で、主人公が再び転職といぅのは、
お仕事小説としては、どぅよ?って思ったり。
1作目が、荒削りだけどとてもよかったので、
急遽、短期間で続編を書かせてしまった故の、
編集者の欲張り失敗事例になっちゃったかも?
1作目の、よぃテイストを活かすなら、
しっかりと小学校給食の問題を取材し、
年に1冊の発行、1年間のお話として、
丁寧に続編を書いていけば、
息の長ぃシリーズになったと思ぅんだけど…。
なんだか、勿体なぃです…。
個人的には、お好みのジャンルなので、
こんなことなら、続編を期待したまま、
1作目だけで終ってた方が、よかったかな~。
(辛口で、ごめんなさぃ…)
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給食の調理場を舞台とした異色シリーズ最終巻。1巻はその新規性に惹かれましたが、次巻は期待を陵駕できるほどではなく、可もなく不可もなくな印象でした。
最終巻の本作は前作でモヤモヤしていた主人公、佐々目が明確に将来の目標を見定めようと動き始めます。最初はなぁなぁにやれたら良いかなー程度だったその将来の目標が、徐々に定められてきます。
そうして目標が見定められたら、残すべき行動が明確になります。すなわち、生徒達との別れ……
いずれ訪れる別れに対し、佐々目は彼なりに、周囲の人たちはその人たちなりに努力し、一生懸命がんばってその日を迎えようとする姿に、ウルッと来ました。生徒一人一人も、調理場の職員も、みんな最高です。
本作は決して楽観的なだけではなく、モンスターペアレントによる給食費未払いといった問題を扱っています。それは本作でも大きなウェイトを占めていて、ややメンタルが落ち込みかけました。しかし、それを補って余りある(個人的に)魅力ある展開がその後にありました。
シリーズ3編、思い返してみれば総合的に超良作だったと思います。知られざる職業紹介もかねて、多くの人に知ってもらいたい作品だと思います。誰かドラマ化プロデュースしねーかな。
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大人ってこういうことだなあと思うシリーズでした。ささめも、毛利さんも、由比先生も、小牧さんもその他の人も
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フレンチレストランで腕を磨いて、自分のお店を持った途端に、火事でそのお店を失う。そしてたどり着いた先は、若竹小学校の給食のお兄さん。
笹目は、プライドも高いし、人見知りだし、まず小学校に学校に向いてないよね。一緒に働くマトリョーシカの3人にも馴染めず、食育に命をかける毛利ともぶつかって。でも、子どもたちにいいものを食べさせたい!って思いが周りを取り巻くみんなと同じだから、いろいろあってもちゃんと最後は落ち着くんです。
自宅に帰って作る笹目の料理は美味しそう。丁寧に料理するっていいな、って。その丁寧さは、子どもたちが抱えている問題に対する笹目の行動にも出ます。じっくり向き合えば気持ちは通じるんですね。
最後の炊き出し給食。笹目の挨拶。就職した先で渡される毛利からの手紙。クライマックスでグッときちゃいました。「お前ら、口開けて待ってろ。」
若竹小学校の子どもたちは、こんな給食を毎日食べられて幸せです。
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名台詞「おまえら、口を開けて待ってろ!」
が、すっかり定着も、卒業です。
みんな一歩前に進みます。
読むたびに、昔残しまくった給食におわびしてます。
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好きなことをしていけるだけが幸せではない。
嫌なことも辛いこともあるけど
伸びていけるのが本当の幸せなんだ。
自分の夢とちゃんと向き合うこと。
夢に必要なレシピをそろえること。
必要なレシピを考えること。
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諸事情あって給食調理場で働くことになった佐々目が、夢に向かって羽ばたいていく。
新しい道に進むのは、勇気が必要で、今が落ち着いている程後ろを向きたくなったりもするけれど、応援してくれる仲間がいる。
少なシリーズだったので、終わっちゃうのが寂びしい。
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「 給食 」 のキーワードだけで こんなにもたくさんの愛が詰まってる。
最後の最後・・・・ わたしも自分のこと 大切な人のこと 一生懸命になりたいな。
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現代のリアルな社会的な問題(食物アレルギー・コンビニ弁当・給食費問題など)を作品のテーマにし、問題発起するというのはとても良い事だと思う。この作品を通じて、現代の学校給食が抱えている問題というものを目の当たりにし、国で何か対策を練ってほしいとすら思った。今作品はタイトルに卒業とあり、もうそんな季節かと思って読み始めたらいろいろ仰天。結構、ドタバタ。佐々目さんの考える給食メニュー好きだったので、これからも料理作り頑張ってほしい。
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自分の店を出すという夢に向かって再び働き始めた主人公・佐々目宗は、都心のホテルでのアルバイト調理師と小学校の給食調理員の仕事のWワークで大忙し。
そんな主人公にまたもや問題発生。給食調理場には佐々目しかいない、毛利が怪我をして病院へ行く、給食を食べているのに給食費を学校に払わない親がいるなどの問題が。さらには空気の読めない新人調理員児玉が来たことで、調理場の雰囲気は最悪に。
主人公は新人教育をするよう毛利から任されたが間違えても絶対に謝らず、言われるまで何もしない児玉に悩まされる。そんな児玉に苦労する主人公だったがバレンタイン給食のデザートを一緒に担当することになる。それまでは上手くコミュニケーションが取れなかった主人公だがこの打ち合わせで初めて説明を真剣に聞いてくれ、話ができたことで自分に勢いがつく。無事、バレンタイン給食を終えた主人公はホテルの総料理長・窪からホテルのメインダイニングで働くように言われる。
小学校の給食調理員を辞める前日の給食集会で主人公は生徒達に「人生は料理と同じで必要なものがそろっていれば、夢は叶う。だから叶えたい夢があるなら必要なものは何かを考えてほしい。」と語り、最後まで生徒達から好かれた。
その後、ホテルで働き始めた主人公は全てのことを一から覚えなくてはならないことが辛く、分からないことだらけで一度も気が抜けない。そんな主人公に以前、小学校で調理員として働いていた時にお世話になった毛利からの一通の手紙が渡される。毛利の手紙を受けて、これから頑張ろうと気合が入る。
主人公は食べ物への愛が強いと思った。
子供嫌いで無愛想だった主人公が給食を通して生徒達から好かれるようになり、時には生徒の悩み等を聞いてあげていて印象に残った。
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サブタイトル通りいろんな卒業が詰まっていた。落ち込んでいるところに、毛利さんの推薦状。最後にはやはりあの名台詞。シリーズ最後らしいストーリーだった。ひとつ気になったのは小牧さん、払ったよね、勿論?
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給食のおにいさん 3作目
そして完結?でいいんだよね?
ま、あのラストでもし続編があるならそれは「給食のおにいさん」ではないし
万が一「給食のおにいさん」としての続きがあるとしたらそれはそれでダメだろと思う
炊き出しのときの贈る言葉はちょっと感動
子供に聞かせるにはいい話しだよね
ところで、毛利さんの行動でよくわからないところが幾つか
こんにゃく屋の磯部さんとは何でそんなに仲が良かったのか?何で小論文がよく出来るようになったのか?大切な人ねぇ・・・