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産業スパイ組織AN通信の鷹野一彦の活躍をダイナミックに描くアクションサスペンス。
これまでの吉田修一作品からは想像できない雰囲気にまず驚く。常に死と隣り合わせのスパイたちが暗躍し、当然、政治家や大企業の思惑が絡み合い、複雑な人間関係と大胆なアクションに引き込まれていく。鷹野の個性も独特である。少し触れられた幼少期のエピソードが衝撃的。魅力的なシリーズキャラクターの誕生である。
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NHKの構想からの謎の通信社ですか?ちょっと設定がリアルじゃない
胸に埋め込まれた爆破装置?って本当だったの?
スリリングさももう一つ
当たり外れが大きい吉田修一の外れの方かな
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『森は知っている』を先に読み、刊行は先のこちらを後に知る。
時系列で読めた分、産業スパイである内面を読みにくい登場人物たちの胸のうちを補足しながら、入り込めたかな。
そしてやっぱり、鷹野~。
二転三転する展開と、鷹野くんの危機。
吉田氏の作品好きだな。
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本格的でかなりハードな産業スパイ小説。
エネルギー開発がドル箱なのは間違いないので国家を巻き込んだ企業間競争が激しいのは分かりますが、正攻法の技術開発ではなくここまでの情報戦と駆引きとなれば小説としては面白いけれどリアリティが感じられないかも。
森は知っているで登場した鷹野少年が、一足飛びにベテランのスパイになって登場するので、その間の成長を描いた作品を読みたいです。
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WOWOWドラマになる、ということで先に読み切りたかった。
2012年の作品だが文庫で読んだ。
太陽光パネルのテクノロジーに突っ込むことがなかったので少し理系の自分には物足りなかったが、ストーリー自体はとても楽しめた。
最後の逆転劇から、これは映画やドラマに向いているな、と思う。
様々な仕込みがあって、でも残り数ページでこの物語は終われるのか?と不安に駆られながら最終に。
そういう意味では幾人かの登場人物の落としどころが知りたいという若干の不満はある。
しかしそれを打ち消すだけの力強い内容だ。
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産業スパイ鷹野は、太陽光発電の情報をめぐり、政治家、敵対スパイと戦う。日本の太陽光エネルギー政策は、そして鷹野の運命はいかに。面白いんだけれど、長かったなあ。『ウォーターゲーム』を先に読んでしまって…人物関係とかAN通信の詳細がわかり、ああ、そういうことなのね、とより深く楽しめた。無理かなあと思うところもある、愛情とか生きろとかメッセージあるけれど、深すぎずいいかもと思えるし、それ以上に、それぞれの思惑、アクション、飽きずに引き込まれた。盛り沢山すぎかなあという感もあり。二つに分けて、もう少しシリーズ化してほしいかなとも。とりあえず、次に読むのは『森は知っている』だ。
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産業スパイ組織AN通信の鷹野は,油田の開発利権や宇宙太陽光発電を巡り,韓国人スパイのデイビッド・キム、日本人AYAKOらと日本と中国,国をまたいだ息詰まる情報戦を展開する。最後に勝利するのは…。鷹野の生い立ちを描いた『森は生きている』からのこの作品,読む順序は正解だ。
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産業スパイ小説。はじめとっつきにくいのだけど、読み始めたらノンストップだった。
これを書く頭どうなってるんだろうな。設計図を見てみたい。
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鷹野シリーズ〜
こんなに沢山あるページ読み切れるかな?と思ったけど一気読み!毎度ドキドキハラハラ。ハードボイルド〜〜
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山場がたくさんあるストーリーよりも、吉田さんがスパイ小説を、という驚きのほうが大きい。しっかりと準備をして直球のエンターテイメントを狙った、という感じがする。エンタメ小説として十分に満足できる面白さだけれど、吉田作品の中で好きなほうかと言われるとそうでもない。ケレン味の強いストーリー展開と小説としての深みを両立させるのはなかなか難しいものなのかも、と考えてしまった。
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ちっとも吉田修一っぽくないし、吉田修一がこれ書く必要もなかったと思う。前半は無駄にハードボイルドなスパイ物で壮大なストーリーに白けながら読む必要があって、退屈でここが確信。半分位超えたらだんだん筋が繋がり出してそこからは一気に読んだし、なかなか面白かった。ただ、神の視点なのにデイビッド・キムの表記がデイビッドになった。キムになったりするのはいただけないなあと思いました。超気になった。それにしてもAYAKOとか何者なんだよ普通に笑っちゃうよ。
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ハードボイルドな感じの大作。産業スパイの話で、アジアで話が展開する。これまでの吉田修一の作品になかった、007のような話。
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映像化で読んだが今なら5Gの覇権争いじゃないかな。
日韓関係もあるし映像化のタイミングは難しい。
そこそこ楽しめたけど映像化も期待できないかな。
キャスティングも何か違うような。
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産業スパイ組織AN通信、鷹野くんのお話。第一弾。
部下の田岡くん救出するの巻。
ハードな舞台設定だな、、、という第一印象だったが、どんどん引き込まれていって、一気読み。
最後に語られる鷹野の過去が、ひどすぎて、落ち込む。
超絶美女のAYAKOとか、ライバルのキムくんとか、キャラクターも面白い。
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太陽光エネルギーを巡るスパイ小説。壮大なテーマであるが全体的に緊迫感はなかった。登場人物は個性的に描かれている。