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◆ お風呂でミステリ ◆ 第十五回
・・・ 第十五回 「お江戸の百太郎」 ・・・
捕物帖第四段
は“半七”をこよなく尊敬し“なめくじ長屋”を愛する(たぶん……)那須正幹の「お江戸の百太郎」シリーズ……。
いま捕物帖は小学生にまったく人気がないため(基礎知識が必要とされすぎるので……。手甲、脚絆、火鉢、煙管、水桶、柄杓、引き戸、土間、うだつ……わからなきゃならない名詞が多すぎ!)このシリーズは学校では全然動きませんが、実に良くできている作品なんです。
人はいいが、あまり頭のよくない岡っ引きを父ちゃんに持った百太郎は、目から鼻に抜ける賢い子どもで、お母さんがなくなったあと、父ちゃんと弟の面倒をみているけなげなやつ。
父ちゃんの後ろで何気なく事件を解決していきます。
表紙が長野ヒデ子で、どこからどうみても子どもの本にしか見えませんが、時代劇コーナーに置いておくと借り手がつきます。
最初はなんかないか、といわれ、これを出したら、ええっ?といわれましたが、三日目くらいに、続きが欲しい、といらっしゃいました。
それをみていた別のお客さんが借りていき……と割りとよく動きます。
文字が大きくて、読みやすくて良い、そうです(笑)。
弟の銀太が主人公のシリーズに引き継がれました。
2017年09月19日
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キラキラ子どもブックガイドで紹介されていたので読みました。中ゴブリンですが、上級向きかな、と。コナンが人気なら、これももっと読まれてもいいと思うほどでしたが、今の子には難しいのかな。残念ながら学校図書館の本も1度も読まれた形跡なし。勧めて読んでもらえるといいな。
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お金持ちのおじょうさんが誘拐された。身代金要求の手紙がきた。百太郎は岡っ引きのとうちゃんを助けて、江戸の町を走り回る。シリーズもの、続き5冊!
(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より紹介)
・仕事の方はいまひとつだけど人のいい父親と、好奇心いっぱいの元気な息子の二人がいいコンビ。友達や先生とも仲が良く、温かい間柄。人情味にあふれた話。
・江戸に対する理解も深まる!
・シリーズあり