電子書籍
後半、書き下ろしの方が長い
2020/09/23 03:46
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nandakanaa - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半で、やたらアンチな発言をして2人に絡んでいた同級生が、後半の受けくんです。どちらも世間体に縛られてぐだぐだになり、後半カプはレイプ紛いの暴挙に出られた上の放置状態。それでもグズグズになりながらくっつくまでのお話しでした。
紙の本
軽めの作品かな?
2015/10/30 11:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは、佐田先生にしては、あっさり目な作品ですね。
その分、読みやすいかもしれません。
一般社会で起こりえるだろうゲイに対しての偏見に、葛藤する主人公達の姿に感動を覚えました。
投稿元:
レビューを見る
佐田センセのお久しぶりな新作。1年前のは新装版でしたからね~
同級生ものの「ボーダー」と、従兄弟同士の「揺れる境界線の上」の2作構成になっていたので、手に取った時には長編じゃないことにちょっとがっかりしたけど、リンク作になっていて意外にもソツの無い仕上がり。
今までの作品と比べたら、ライトでとっつきやすいかんじ。
とは言え、同性愛、禁忌性への偏見や嫌悪というセンセのいつもの主題は、今回もしっかりと読み手に投げかけられています。
ものすごく常識的に生きてきた高校教師の渡部が、自分の前から突然姿を消した元同級生の環と数年ぶりに再会した場所は、彼の勤め先のゲイバー。
同性愛というものを初めて認識した渡部は、とまどって不躾で失礼な言葉を口にして環に冷たくバッサリ一線を引かれてしまうんですが、それで逆に気になるわ意識してしまうわで、どんどん会いたい気持ちが止まらなくなってしまうんですね~
冷たい態度の中に環の思いが見え隠れするベッドシーンが切なかったです。そんな彼にどう応えたらいいのかわからず、無粋な言葉を吐いてしまうダメな渡部も切ない…!
渡部の心情の変化がリアルに伝わってきました。引きこもりだった中原への言葉がほんとにステキでした。成長した!
佐田センセはしつこい執着攻がいつも怖いのですが、今回は諦めない気持ち?が功を奏しています…
褒めてあげたい渡部。
ゲイバーのママの信太郎への偏見も拭い去り、信頼関係を築けたからこその、希望が見える展開がよかったです。
「揺れる境界線」は環に彼女を作らせようといらん世話を焼いていた、ホモフォビアの佐々木がメイン。
嫌悪の裏に潜んでいた理由と心情が複雑です。
こちらは意外にもエロ的に濃厚で、気持ちは嫌だと思ってるのに、身体は裏切って快感を得ているという食い違いがツボでした。
ラブラブのいちゃこらな展開じゃなく、ちょっと複雑な恋人同士の心境がリアル感もって迫ってくるストーリーでした。
こういう路線キープで、次回作もぜひお願いしたいです。
投稿元:
レビューを見る
「ボーダー」 大好きなのにいいとこで逃げる環がなんかもどかしくてでもそれでも一途に追いかける渡部の男らしさが素敵だった。
「揺れる境界線の上」従兄弟もの。国見の病んでる感がよかったね!