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秀作ぞろい。
だって、後に作家さんになる人にとって、幼少時から本屋さんはきっと特別な場所だったはず。それぞれが特別に腕をふるって下さったのでしょう。
そんな特別な場所の本屋さんの敵は、万引き。とりわけ近年では、転売目的の万引きにより深刻な打撃をうけている現実は、ただただ気がふさぎます。
そこをテーマにした作品として、「国会図書館のボルト」(坂木司さん)は出色、っというか、こういう切り口もあり!?って感じ。街角の本屋さんへのエールになりますように。
ライトミステリーの匂いがする作品が多めのように思えたけど、なぞかけなら「夫のお弁当箱に石をつめた奥さんの話」(門井慶喜さん)。答えはこれじゃないかな・・・と思ったのが珍しく正解だったのは、私も奥さんだからかな。とりあえず、ごちそうさま。
それから、心がほっこりする作品、多めです。
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いやぁおもしろかった☆学生時代ちょこっと本屋さんでアルバイトしてたわたしとしてはさらに親近感。10作の短編集ですべて本屋さん絡み。5作は未読の作家さんでした。なかなかおもしろかった!門井さんのお話はとても読みやすくなかなかのミステリでした。ロバのサイン会は実話だったとか!あとがきで知りました。大崎梢さんは安定して良かった☆彼女のいたカフェではなんとあの人が登場して、えっ⁈あらま!!!と声出してしまいました。これは本屋さんで本を買う人すべてに読んでほしいですね!
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本や書店好きにはたまらない!
10人の作家さんの、本屋さんが舞台のアンソロジー。
どのお話もおもしろかった!
本屋 という同じ題材を使っても、本当に十人十色のお話で、いろんな本屋さんや店員さんやお客さんを見れておもしろかった!
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「本屋さん」をテーマに複数の方に書いてもらったアンソロジー。有栖川有栖さんのお話は初めて読んだけど、おもしろかったな。あと、気になってた似鳥さん、読みたいと思っていたけど怖いのかなと思って敬遠していた。この本では面白かった。
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ふと目にしたレビューが素敵で面白そうに見えたので、手に取りました。ありがとうございます。
大崎梢さんは元書店員で働いていた店での経験を盛り込みつつ書いた短編集でデビューされたそうです。
そんな大崎さんが今まで書店の話を手がけていない作家さんにリクエストした「本屋さん」(新刊書店に限る)のアンソロジーです。
「本と謎の日々」有栖川有栖
書店で本を1冊全部立ち読みするお客さんにはびっくりしました。
「国会図書館のボルト」坂木司
写真集見放題のお店は国会図書館とこのお店だけだそうです。
「夫のお弁当箱に石をつめた奥さんの話」門井慶喜
間違って、私は最後のページを先に見てしまいました。(泣)
この話が一番文芸路線だったと思います。
「モブ君」乾ルカ
いるんですね。こういう人。
「ロバのサイン会」吉野万理子
蹄でサインするウサウマくんが可愛かったです。
「彼女のいたカフェ」誉田哲也
ブックカフェにいつも来る常連客の女性の描写を読んでいるだけでくつろいでいるようなぜいたくな気持ちになりました。そしてとっておきのファンサービスがあります。
「ショップtoショップ」大崎梢
書店員経験を活かした作品でしょうね。
「7冊で海を越えられる」似鳥鶏
タイトルがロマンティックだと思いました。
謎解きとしては一番面白かったです。
「なつかしいひと」宮下奈都
書店を舞台にしたファンタジー。
「空の上、空の下」飛鳥井千砂
本好きで書店員になったものの空港店に配属されて仕事がつまらないと思う女性の話。空の上、空の下はこのお話のキーワードでもあります。
日常の謎系が多く10作中半分以上並んだら少し食傷気味でした。でも書店を舞台にした話は大崎梢さんをはじめとして、他にも面白い作品がもっと埋もれていそうなので探して読んでいこうと思います。
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どのお話も面白く読みました。初めての作家さんも面白かったのってね、作家買いしがちな私には危険なアンソロジーだ。
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本屋さんを舞台にした10人の作家の競作。それぞれそれなりに謎がある。さすがに本屋さんでは殺人事件はない。本屋の店員を中心にするか客を中心にするかのどちらかになっている。まあ、昨今本屋は斜陽だから、ちょっと憂愁が漂うように思うのは私の気のせい?純粋な謎解きのものは、屈託がなくて面白いかも。だいたい店長が鋭いんだよね。万引きものは、やっぱり苦いね。ほろりとさせるものもあるし、こんな店員、ちょっとこだわりがありすぎて嫌だなあというのもあった。
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’21年10月30日、読了。
古本屋さんにブラッと行って、棚を見てたら目に止まって、購入。大崎梢さんは好きな作家さんだし、「本屋さんの店員さんシリーズ(そんなシリーズ名じゃ、ないけど)」は特に好きなので、正に好みに合っているなぁ、と。
誰が書いているのかな、とパラパラ捲ってみたら、最初がなんと!大好きな有栖川有栖さん!彼の小説を、久しぶりに読みました!
全部好きですが…中でも「ロバのサイン会」「彼女のいたカフェ」「ショップtoショップ」「なつかしいひと」が特に好みです。
最後の「空の上、空の下」で…思い出した経験と、思う所を少し…
主人公の、仕事に対する想いや、やりがいは、理解しますが…僕は、僕には少し「重い」と感じました。
20年以上前、近所の本屋さんで、軽い気持ちで選んだ文庫本を買う際に、レジの女性に、突然、「これ、面白いらしいですよ」と声をかけられ、ビックリ&困惑したのを、思い出しました。どう対応したのか…多分、しかめっ面して「ああ、そうですか…」とか、やっちゃったんだろうなぁ、彼女の好きな作家さん、作品だったのかなぁ…とか、重い気持ちを数年、引きずりました。
僕には、「ありがとう」の一言で、充分です。
この作品は、全然悪くないです。むしろ好きです。
変な感想(?)を書いて…気分を害された方がいたら、ごめんなさいm(_ _;)m未読の方、是非!
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書店を舞台に展開される話のアンソロジー
自身が書店で働いていた経験をもつ大崎梢リクエストだ。
参加している作家さんたちが いろいろなジャンルでとても楽しい。
「羊と鋼の森」の宮下奈都や「家康、江戸を建てる」の門井慶喜 児童書が多い吉野万里子もいる
どの話も書店や本がらみなので 本好きの私としては 謎解きやほのぼの系など どれをとっても飽きない。
中でもやはり大好きな坂木司の万引き犯を捕まえる話は痛快だった。
あっ そうそう誉田哲也の話の中では アノ姫川玲子が出てくるから ファンにはたまらないかも。
1話完結 いろいろな作家さんに出会えるアンソロジー
おすすめです。
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坂木司さんのお話が読みたかった事と本屋さんをテーマにしたアンソロジーというのが魅力的で購入!
はじめましての作家さんが多かったのですが、とても楽しく読ませてもらいました。中でも似鳥鶏さんが気になりました!
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「和菓子のアンソロジー」が面白かったので、他のアンソロジーはないものかと探してみたら「本屋さんのアンソロジー」が!これが面白くないわけがないだろうと早速手に取り。
やはり抜群に面白かった。十人の作家さんの個性がとても感じられる味わい深い十編。初読みの作家さんも数人いて触れるのが新鮮でした。このテーマのリクエスト者である大崎梢さんも、本に関する小説を書かれる作家さんというのは認識してはいましたが読んだことがなく、気になる作家さんながら初読みでした。
作風がかなり違うので好みは分かれると思いますが、どれも本好きには染みる物語でしょう。
数ある書店で「新刊書店縛り」というのもいい。これ、古書店縛りならまた全然違う色あいの物語が展開されるでしょう。それも読んでみたいですが出てないかなぁ?出さないかなぁ?。
発刊年は結構前(2014年)で、このあと直木賞を受賞された作家さんも。そういう振り返りをしつつ読むのも何か乙でした。今でも完全に(?)「買い」の一冊です。
光文社さん、他にもアンソロジー出されてるかなぁ?あったら読んでみたいですね。
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本屋さんをモチーフの短編集。
何人かの作家で物語が10編。
本屋さんの話だし、知らない作家さんにも出会えるかもと思い購入。
初めての作家さんの作品にこの人の別の作品も読みたいと思える出会いがあった。
短編だからこそ読んでみようと思えて、また別の本にも出会えて読めて良かった。
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図書館。
坂木司作品が読みやすくて追っているから借りたけれど、どれもとってもよかった。
私の年齢的なものや、物語の長さの制限のせいかもしれないけれど、顛末が予想できたものも多かった。けれどとてもいい読後感。
特に、宮下奈都の「なつかしいひと」が、自分も母親を亡くしているからか、よかった。
「本を読む」という語感が好きな私だからこそ、愛おしく読めたのかも。
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大崎梢さんを目当てに読了。
ロバのサイン会
彼女のいたカフェ
ショップtoショップ
なつかしいひと
空の上、空の下
が特に気に入った
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それぞれの本屋さんを、楽しめました。
アンソロジーの醍醐味。
どれも本当におもしろかったけど、一番は『国会図書館のボルト』でしたね!
ドラマ化してほしいレベル。
みんなの呼び名も好きだし、店主もいい感じでした。
有栖川有栖さんと、宮下奈都さんは、らしさが出ていて、好き!!と思いました。
本屋さんと個人的にお話したことはないけど、いつかお話してみたい。