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天保の改革
悪名高い改革によって苦しむ町の人、取り締まる役人、それぞれの立場と感情。
遠山景元と鳥居耀蔵など、知られた人物のキャラクターが面白かった。
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天保の改革がでる歴史のど真ん中に、遠山の金さんが出る人情話に、楽しくてしょうがない。門さんの無骨さと自分は人と交われないと悩んだり、好きな女に手を出さないとか惚れる。大阪から帰って奥さんと庭で涅槃の雪を見る、奥さんが門さんと読んだ時に泣きそうになったから、お卯野だったんだねと。あれから2年経つてるから思うてたよ、そう考えるとお姉さんも良い人なんだよ。西條奈加さんの文章はそれぞれ違う本当に読み応えある。
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すっかりフアンとなった西條奈加さんの作品。
北町奉行所与力が主人公となれば、きったはったの捕物話かと思いきや、「お役所」に勤める不器用で真面目な「中年平社員」の日々が描かれていて、いつの時代も変わらない仕事の上での理不尽さやままならない日常に、共感するからこそ鬱々してしまう感はあった。ただ、登場人物それぞれが自分自身の想いや信念に従って行動していることは伝わってくるので、その矜持は気持ち良く理解でき、救われる思いがした。性格や立場や考え方の違いを善悪で決めつけない著者の姿勢が素晴らしい。
ああ良かったなあと思わせる終わり方もさすが。だからまた、西條奈加さんの作品を読みたくなってしまう。
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わずか2年の短命に終わった天保の改革を背景に、その時代を生きる幕閣から女郎に至る人々の生き様が描かれています。信念を貫くとはどういう事か、個性豊かな登場人物を通じて問いかけられているように思います。
物語はとても面白く読みやすい。エンディングなんて最高です。頭からゆっくり読んでください。桜吹雪でお馴染みのお奉行様も出てきます。
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天保の改革を推し進める老中・水野忠邦、その手先となる南町奉行・鳥居耀蔵、対立する庶民派の北町奉行・遠山の金さん、遠山配下の与力・主人公の高安門佑、そして元遊女のお卯乃。鳥居耀蔵の違った一面が見られた。最後はハッピーエンド。面白かった。
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北町奉行所の与力高安門佑は、新任の北町奉行、遠山景元の片腕として働いている。
ある事件をきっかけにして、元遊女のお卯乃を屋敷に引き取る。
時は、老中水野忠邦の天保の改革の真っ最中。改革の嵐のなか、門佑は数々の事件に立ち向かう。
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胸が、ぎゅーっと、締め付けられ
涙が止まりませんでした。
今は、豊になり、
食べ物に困らない時代。
江戸時代の飢饉は、今後も
後世に残していかなければならない。
今だから、読む必要がある。
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2024/2/7
矢部様の憤死がつらいんじゃ。こういうのはもうええんじゃ。だから史実とかいらんのじゃ。って思いながら読んでたけどさ。
物語終盤で時代が変わり価値観が変わって冷静になった現代の私が顔を出すと、鳥居様の考え方もありよなとなる。
やり方は共感せんけどな。
矢部様は早まったな。と。
お姉さんに対しても「嫌な女…」から「ようやった!痛快!」ってなったんだから大したもんです。
始まりと終わりで印象が全く違うのすごいよね。
お卯乃もちゃんと奥さんにしてさ。読後感爽快。
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ちゃんと時代背景を元にして歴史上の人物たち、出来事たちが物語にされていた。
本当にあり得たかもしれないし、フィクションかもしれない。
門佑の武骨でまっすぐな感じは生きやすいとは言えないけれど、周りにそういう人がいてくれたら安心するんだろうな、という感じ。
誰もが己の信ずるものを持っていて、矢部様の憤死は辛かったけど、鳥居の言葉にもハッとさせられる。
遠山の門佑への信頼と最後のお姉さんの活躍にホッとして読み終えました。