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悪い言葉でいえば「大丈夫?」「心配だよ」というチョロい言葉で悪い大人にだまされる女子高生たち。見たくないこと、考えたら恐ろしいことを直視しないように、よいことだけを信じようとする姿は痛ましいとしか言えない。
どう考えても、弱者を搾取する、だます側、買う側が悪いのだけれども、法律が甘いような気がするんだけど、なんでなのかなぁ。
インターネットの設計したとき、セキュリティが甘い(フィルタや悪意ある発信者を想定していなかった)というのが、しみじみと残念である。
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「めげない援交おじさんに学ぶ」なるほど。女子高生だけでなく、こどもたちを取り巻く環境の中に危険が潜んでいること、そこに気付ける目が必要なんだと…
「つながる」という言葉だけが一人歩きしてる…つながり方が大事なんだなぁ。。
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男は無神経なんですな。自分自身の野獣の面ってなかなか自覚していないし、女の心理を勘違いしているところもあるかなと思った。AVばかり見ているとそうなるのかな?ばかな世界ですからね、エッチビデオの内容って。ふたつ前に読んだ『採用基準』には、自助・共助・公助のうち、共助つまり近所の人だとか友人知人だとかの間での助けあいが大事になってくると書いてあったのだけれど、本書『女子高生の裏社会』を読むと、困窮していたりする彼女らに欠けているものがその共助であることがよくわかる。現代社会では共助が弱いのです。そして、もっと共助を大事にしようという声すらあげにくいのです。なにかあれば「自己責任」って言われるくらいですから。そういう氷点下レベルの冷たさはもうやめようよって感じで、『採用基準』の著者は「共助が大事」と言ってくれたかのようで、それには心は熱くなった。同様に、本書の著者も、しきりにまともな大人との、しっかりしたつながりは大事だと説いている。
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関係性の問題もあるだろうが、「目先の金」を追いすぎる人が増えているのだと思う。実体経済も「短期収益」ばかり気にされる時代だからなあ。
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「部落解放・人権入門2016」
第46回 部落解放・人権夏期講座 報告書
に載っていたのをきっかけに手に取った1冊。
荻上チキさんの著書と同じく、若い世代の女性の貧困問題がもたらす様々な問題をリアルに取り上げているのが印象的であった。
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http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334038144 ,
http://www.colabo-official.net/
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先日著者の講演会に出席したことをきっかけに購入&読了。荻上チキとも鈴木大介とも違うのは、女性だからなのか、当事者だからなのか。類書にはないリアルがあります。正直JK産業には興味がなかったので、ここまで来てるとは思いませんでした。初版が2014年なので、今はもっと変化を遂げていることと思います。
欲を言えば、「生活安定層」がJK産業に参入するようになった背景についてもう少し深掘りして欲しかった。でもまぁこれは、研究者でも評論家でもない著者に望むべき筋ではないのだろう。
女子高生の目線を失っていないことが、最大の強みであると感じた。
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ここ数年の秋葉原の変化には、以前を知っている人には、驚くのではないでしょうか?
ちょうど、AKBが認知されたぐらいから(ここ4、5年ぐらい)、一気に、風俗店らしい店舗が、
増えました。
私もTSUKUMO通りに何回か行ったことがあります。
女子校生やら、メイドさんやらが、たくさんいて、
「えっっ、ここ秋葉原?」みたいな光景を目にしました。
自分が高校生だった十数年前と比べて、明らかに若い人が、風俗業界に入る敷居が低くなっている
ような感じがします。それは、社会の変化、ネット、スマホの普及等、多くの原因が考えられます。
「JK産業」と呼ばれる、一種の風俗産業に、足をつっこんでいる女子校生が、
「JKリフレ」やら「JKお散歩」で、気軽に働いている、もしくは、何も知らないで、働いている様子
を見ると、いったいどうなっているのか?と、、、、、
仁藤さんのフィールドワークから見えてくるのは、あの手をこの手を使って、少女を誘惑する大人達と、
その裏を知らないで、その世界に入る少女の純真さや、それを取り巻く過酷な家庭環境に
、なんとも言えない気分になります。
彼女らの周りには、信頼出来る大人なんていないのでしょう。
信頼していると思っている人が、彼女らを、搾取している(かなり巧妙に)構図に、
今の日本社会の病理を感じます。
著者は、程度の差はあれ、そういう環境にいたんでしょう。
だから、一人で這い出るのは、指南の技だと思っている。
著者の活動を支持したいと思います。
ただ、私個人が出来ることは、自分の周囲にいる人を助けるくらいですが、、、。
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子どもたちを取り巻く危険が大人の眼に触れにくい時代、普通の女子高生がJK産業に入り込んできている現状を知ってほしい。そして、一人でも多くの子どもたちを支えるようになってほしい。
危ない落とし穴が、知らずに近くに潜んでいる時代。
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貧困女子とかAV女優のルポあたりの本とあまり変わらないのだが、女子高生ゆえの更なる無知が利用されている状況、危機感の欠如の酷さが目立つ。
利用する大人が狡猾というか。
救う方も、援交狙いのおっさんくらいくじけず本気でやれという書き口はなるほどと思うが、無理だな。
ビデオでもインターネットの普及でもそうだが、エロの動機を上回るものは、なかなか難しいよ。
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JK産業の表裏、生の声。多少のビジネスとしての形態等の変化はあれど20年前と大きくは変わっていない印象で「現代の病理」という切り口はしっくりこない。とは言え身近な存在と向き合う際にその周りにあり得るリスクを承知しておくことはとても大切なこと。そして本書で触れられてない関係性の貧困に陥らないための対策については自身で考える。
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女子高生と性産業に関するルポ。
最近この類の本をよく読むけど、今まで読んだのは男性視点のものだったし、特に裏社会で生きる女の子を本気で救いたいと思っているわけではなさそうな、そういうルポの書き方だった。
この本は女性視点で、しかも当事者視点で書いてある。筆者が裏社会で生きる女子高生を救いたいと思う気持ちが伝わってくる本だった。
札幌市の図書館で借りた本。
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少々女子高生側に肩入れしすぎてる感があります。
彼女らは普通の女子高生ではなくやや特殊な環境に置かれているので、多くの女子高生がそのような危険な環境に置かれているのだと誤解を生むかもしれません。
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この本のように社会の実情を発信していくことがとても大切、貴重な情報源。それでもなお、別世界に生きている想像力に乏しい人たちは心ない言葉を投げかける。
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今はJK産業も随分衰退したと思うが、活動の場をインターネットに変えただけで引き続き続いているようにも思う。
根底には、家庭や学校での不安定があり、根本的な解決にはその問題を解決することが必要ということを分からせてくれる一冊。