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ドラマ「ペテロの葬列」の中で参考に使われていたので気になって・・・
芸術の秋&読書の秋ということもあり読んでみました。
見た目から怖い絵もあるし、一見美しい絵でもそこに隠れているもの(モチーフの神話だったり時代背景だった)を知ってから見ると怖さを感じるものもありました。
絵画って面白いなぁ・・・って感じました!
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「怖い」という視点にこだわるのが必ずしも成功しているわけではないようだけれど、絵画の鑑賞の仕方についてわかりやすく説明されている本です。
掲載されいる絵のサイズが小さいことと、一部モノクロなのが残念ですね。
あと、文中に出てくる絵は一通り掲載されていると良かったんだけれど。
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何が怖いのかサッパリ、と思う絵も時代背景や作者の人となりを解説された上で見ると確かに…な感じがする。印刷の加減や頁の境で絵画が見にくい。本物を見る機会があればいいなぁ。
映像というものがなかった時代、人の受け取る絵画からのパワーってすごいものだったのかもしれない。
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今より重要な文化であった、絵画の背景を分析解説されていて、凄く面白い。
怖いという面白さだけでなく、歴史的背景や、その頃の生活ぶりや、人間性までも興味深い。
絵事態は、怖いものでなくても、書かれている意味を知ると恐ろしくなる。まさに知的好奇心が刺激される。
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十六世紀から二十世紀までに制作された多種多様の西洋名画の中から、著者が“恐怖”を感じた作品を選出し、その読み解き方や製作時の時代背景等を解説した、恐怖と驚きと興奮に満ちたガイドブック。
絵画をただ眺めているだけでは絵画“鑑賞”とは呼べない。描かれた細部や寓意や象徴を読み解き、制作された時代を知ることで感動や恐怖を得る。それこそが絵画“鑑賞”だということを、このシリーズで初めて理解した。
懐に余裕がある人は、ぜひ画集の側にシンボル事典や歴史書の類を置いてほしい。ただ眺めているだけでは理解できなかったことが理解できるだろうし、色々と深読みする楽しみもできるだろう。
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おもしろかった。エドワード•ドガを通してバレエについて知れてよかった。美術に教養がなくても楽しめる。悪いところは絵が見づらい。本の真ん中に配置されてたり、小さかったりで見づらいのが残念だった。
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絵は見た目でしか選んでいませんでした。
この本は有名な絵について、どんな歴史的背景で描いたのか、作者はどういう状況だったのか、非常に細かく書かれています。
この本の作者のちょっと過剰な解説も面白いです。
自分は絵の楽しさを全く分って無かったんだなと思い知らされました。
お勧めです。
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明らかに怖い絵もあれば、明らかに何かを含んでいるような絵もありましたが、中には数少ないながらも「普通に素敵な絵だよね」というのもあり。なのにその当時の歴史背景や、描かれた人物のその後を知ると「あらら・・・」という顛末もあってどれも興味深く読めました。「ホロフェルネスの首を斬るユーディト」は本物が来日した時に見たことがあって、その時も強烈な印象を植え付けられたのですが、改めてこの章を読むとますます不気味さが増します。全ての絵をの本物を見るのは無理だけど、一つでも今後の見ることが出来ればラッキーでしょうか。
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明らかに誰が見ても怖い絵と、見た目は普通なのに解説を読むと怖くなる絵があって、もちろん後者の方が驚きは大きい。
特にドガの踊り子の解説は非常に面白かった。
ただ、恣意的に、むりやり「怖い」に持って行ってない?と思うところも少し。老婆の絵って、そんなに悪意を感じるかなあ。。。どうなんだろう。
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旅先の小さな本屋さんで、文庫版を購入。本当は単行本を買う予定だったけれど、宿で暇を持て余したのと本屋さんでフェアをやっていたので気づけばレジに…
タイトルから、恐ろしい絵や残酷な絵ばかりなのかと想像していたけれど、誰もが知る名作や美しい絵も多く収められていることに驚き。ひとつひとつの作品に対する考察が深く、目から鱗の連続。読み終わったあと、少しひんやりとする感覚も愉しかった。シリーズを揃えたくなる。
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何気なく見ていた名画には、実は裏があってその隠されたドラマを知ると、面白味が何倍にもなる。
たとえば表紙の絵は純真な若者を3人のペテン師がだますもの。若者をカモにしようとする横目の女性が強烈だ。
著者の知識の豊富さ、簡潔で分かりやすい文章を書く力もなかなかで、大変面白かった。
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カドカワの応募シールを求めていたら、一作目が出ていたのを知り飛びつきました。2作品追加の嬉しい文庫判。…でもやっぱり絵が小さくて、細部が見えないー(泣)あとやっぱり独自の感情に基づくような強い解説も気になる…、けど、本棚に持っておきたい面白さはそれ以上。このシリーズ、もう新作はないのかなぁ。
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ずっと気になっていた本が文庫になっていたので買っちゃいました。
絵画と作者の時代背景や事情が解説されていてとてもわかりやすかったです。
確かに背景を知ると怖いし違う目で見てしまうなぁ、って思いました。
個人的にはクノッププとコレッジョが怖いな、と思いました。
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この人の解説は、解説でありながら解説でない。上質な短編を読んでいるようだ。美術作品を見ながら、お話を読む。しかも歴史背景まで分かる。なんて贅沢な本なんだ。
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読みやすい。
わくわくしてあとひとつ、あとひとつと読み進めてしまう。
教養が深まった気分になる。
難点は文章が主観的すぎること。こっちがある程度冷静で(主張を丸飲みしない心構えをもって)いないといけない。
主観的な文章だからこそ読みやすい面もあるので、良し悪しかな。続編も読みます。