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無理矢理、怖いのコンセプトにもっていくのは、全ての絵については無理がある。ただ、ところどころエピソードとして、へーっという部分がある。
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絵を見るときに表面しか目に入っていなかったのだと知らされました。
画家や時代背景など、解説があると今までと見方が変わります。紹介されている半分以上は知らない絵でした。
中野さんの書かれる文章が素敵なので、このシリーズを読み進めてみようと思います。
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怖い絵展を観た後でやっと読むことが出来たけど、実に興味深かった。やはり背景が分かっているのといないのとでは絵の印象が大違いだね。
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美術の授業のために久しぶりに購入した怖い絵シリーズ。以前読んだ新書に含まれていた絵も何枚かあったが、相変わらず面白い。絵は絵それ自体でも感動できるものもあるが、その裏に潜んでいる意味や背景を知るとその絵画に一歩近づいたような、親しくなったようなワクワク感がある。
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これまで恐怖と全く無縁と思われていた作品が、思いもよらない怖さを忍ばせているという驚きと知的興奮で有る
美術館で絵を見る楽しみが一段と増えた
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怖い、というのは、グロとかホラー要素とかではなく
その絵の背景を知れば知るほどの怖さ。
知っていた絵も、知らなかった絵も、
知った後ではその不快感がぬぐえなくなる。
前知識なしに、美しいものはただ美しい
感覚だけで受け取ろう
という考え方もあると思うけど
美術も音楽も、知ってこその楽しさってあると思う。
こういうのを「教養」って言っていいと思うな。
文庫だったので、絵が小さく、
白黒の絵はさらに小さく、そこが残念
せっかくなら、注目すべき部分のアップの写真があったりしたらもっとよかった。
展覧会は地方には巡回して来なかったので、
いつかまたやってほしい。
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知ってる絵、知らない絵
知らなかった歴史、画家の過去…
絵画を観る角度が変わると見えてくるものはぐんと変わる。
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◇目次
作品1:ラ・トゥール『いかさま師』
作品2:ドガ『エトワール、または舞台の踊り子』
作品3:ティントレット『受胎告知』
作品4:ダヴィッド『マリー・アントワネット最後の肖像』
作品5:ブロンツィーノ『愛の寓意』
作品6:ブリューゲル『絞首台の上のかささぎ』
作品7;クノップフ『見捨てられた街』
作品8:ボッティチェリ『ナスタジオ・デリ・オネスティの物語』
作品9:ホガース『グラハム家の子どもたち』
作品10:ゴヤ『我が子を喰らうサトゥルヌス』
作品11:ベーコン『ベラスケス〈教皇インノケンティウス十世像〉による習作』
作品12:アルテミジア・ジェンティレスキ『ホロフェルネスの首を斬るユーディト』
作品13:ムンク『思春期』
作品14:ライト・オブ・ダービー『空気ポンプの実像』
作品15:ホルバイン『ヘンリー八世像』
作品16:ジョルジョーネ『老婆の肖像』
作品17:ルドン『キュクロプス』
作品18:コレッジョ『ガニュメデスの誘拐』
作品19:レーピン『イワン雷帝とその息子』
作品20:ゴッホ『自画像』
作品21:ジェリコー『メデューズ号の筏』
作品22:グリューネヴァルト『イーゼンハイムの祭壇画』
解説:逢坂剛
ドイツ文学研究者の中野京子さんが、絵画の描かれた時期の時代背景や社会史的な事情を紹介することで絵画じゃら読み取れる時代の闇を読者は感じ取り、怖さを感じてしまう。
西洋史に疎い人でも中野さんの分かりやすい筆致による解説があるため、予備知識が無くても楽しめるだろう。
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前に読んだ本と重なる部分もあるけど中野さんワールドにすっかりはまってしまいました。絵の見方が変わりました。ゴッホの自画像とか、クノップフの見捨てられた街の章とくに面白かった。
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怖い絵。
グロテスクな絵で視覚的に訴えかける絵もあれば、
見た目はなんの変哲も無いよくある風景を描いているがその実、身の毛もよだつ恐怖の瞬間を捉えたものであったり…とさまざま。
納涼がてら夏に読もうと購入した割には、結局こんな時期にまでもつれ込んでしまったけど楽しく読み終えた。
正直芸術に造詣が深いわけでもなく、むしろ正直なところ絵って写真とどう違うの?風景とか人物写してるだけだよね?って思っていたけれど、
描く人が変われば全くちがうものになる。
画家の思いや考えが、描く事やモノと絶妙に交わり化学反応を起こして唯一無二の作品となるんだね。
絵の描かれた年代の歴史や作家さんの生い立ち、当時の暮らし、思想など多岐にわたる知識を蓄えておくとより深く、多方面から名画を味わえることを学んだ。そして歴史は面白い。
結果として育休中に美術館行きたい欲が高まったよ。
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”~ゲルニカ”を読んで、にわかに美術熱が高まったこともあり、話題の本作を手に取った次第。一見して恐ろしいものから、なぜこの絵が怖いのってものまで、選ばれた作品は多種多様。言語化しにくい空恐ろしさの理由が解説によって腑に落ちたり、説明を読んでから見返すと改めて恐ろしく思えたり。読ませ方・魅せ方がさすがで、ともすれば飽きがちな美術解説本だけど、本作にはそれがない。続編も是非読んでみたい気にさせられました。ちなみに個人的に一番好きだった作品は、クノップフのやつ。
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まえがき
作品1 ラ・トゥール『いかさま師』
作品2 ドガ『エトワール、または舞台の踊り子』
作品3 ティントレット『受胎告知』
作品4 ダヴィット『マリー・アントワネット最後の肖像』
作品5 ブロンツィーノ『愛の寓意』
作品6 ブリューゲル『絞首台の上のかささぎ』
作品7 クノップフ『見捨てられた街』
作品8 ボッティチェリ『ナスタジオ・デリ・オネスティの肖像』
作品9 ホガース『グラハム家の子どもたち』
作品10ゴヤ『我が子を喰らうサトゥルヌス』
作品11ベーコン『ベラスケス〈教皇インオケンティウス十世像〉による習作』
作品12アルテミジア・ジェンティレスキ『ホロフェルネスの首を斬るユーディト』
作品13ムンク『思春期』
作品14ライト・オブ・ダービー『空気ポンプの実験』
作品15ホルバイン『ヘンリー八世像』
作品16ジョルジョオーネ『老婆の肖像』
作品17ルドン『キュクロプス』
作品18コレッジョ『ガニュメデスの誘惑』
作品19レービン『イワン雷帝とその息子』
作品20ゴッホ『自画像』
作品21ジェリコー『メデューズ号の筏』
作品22グリューネヴァルト『イーゼンハイムの祭壇画』
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『イナゴの大群のような有翼の天使たち』…例えが俗っぽくて少々乱暴。だからこそ分かりやすいとも感じた。
歴史雑学本のノリで読んでいたがレビューを読んでみたら、ジャンル美術書だそうだ
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刑場に引かれていくマリー・アントワネットのスケッチ。これを描いたのはナポレオンの戴冠で有名なダヴィッドである。
普通のオバサンが簡単な衣服で座っているだけ。
著者はこの絵に衝撃を受けた事が、このシリーズを書くきっかけであったという。
大して怖い絵でもなく、なんだ普通じゃんと最初は思ったのだけど、彼女がロココの華と歌われ、栄耀栄華を極めた王妃であって、そのころの頃の華やかな肖像画を思い起こして比較してみると、このような姿に描かれることが無残極まりないことだとしみじみと分かってくる。
何気なく観ていた絵の裏側の事情を知ることが出来て、とても面白かった。
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最後の絵の解説が一番怖かった。ナショナルギャラリーにある絵画の紹介ナイス。こういう観点での絵画の鑑賞が本なしでできるといいな!