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これまた悩みながら読む。どうやら私は三浦しをんの「小説」とは相性が悪いのかもしれない・・・。青春小説?と思い込んで読み進む。3分の2くらい読んでどうやらファンタジーかホラーらしいと思ってみた。でもやっぱり納得いかないというかもやもやするのですよ・・・。主人公の少年と友人との関係とか。微妙にいらない関係とか思ってしまったり。これも読後が気持ち悪いのですヨ。でもいつか面白くなるはずと思って三浦しをんの「小説」をもこもこ買ってます。
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光市&悟史コンビは私の中で好きな登場人物コンビ三本指に入る。「持念兄弟」って設定いいですね。あえて定義するならば、ファンタジーとちょっぴりホラーの中間に位置する冒険モノ。「がっつり小説を読み込みたい!」時には是非試してみてね。
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それなりに面白かったけど、ちょっと期待しすぎてたかも…冗長な部分が多かった気が…この設定とキャラクターは好きだけども。文庫の書き下ろしの方はよかった。
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まさかそんな話と思っていなかった。
古い慣習の残る島に、13年ぶりの大祭のため戻ってきた高校生の悟史。
祭りが近づくにつれ、島は不穏な雰囲気に包まれていく。
ビールが水のように飲まれるというので、なんだかおっさんがひさしぶりに島に戻ったという感覚があった。
こ、これ、青春物だったのか?!
妖怪ものというか、この世でないもの、結構好きなので、そっちの話ならそっちにしちゃえばよかったのにな。
島を離れる者の気持ち、残る者の気持ち、新旧がないまぜになっていく不安などなど気持ちはとってもよく伝わってきた。
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「この人こんな文体で書けるんだ!!」という思いは久しぶりで快感。今までに読んだ三浦しをんの軽さとはちょっと違う。そうね、どちらかといえば『まほろ駅前多田便利軒』(だったかな?)に似てる。というか、きっとこの人の書き方が顕著に変わっているという表れ。こういうのを感じるのがとても好きです。古い因習が残る島での奇怪な事件というのも、結構好きな設定。決して揺らぐことの無い関係性を保てる友達(そういうのは大概、女の子よりも男の子の方がさらっと書けて良い)というのもとても好き。その土地独特の信仰というのも好き。…ただ、そこまで好き尽くしでやられても、ちょっと何だかさらっとしすぎている話の流れだったような。面白かったけど、「やべぇ、この本めっちゃツボだ!!」までは行かず。。残念。いや、でもとても面白かったです。
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民俗的な妖しい雰囲気が大好きでした。相変わらず文章も綺麗です。
ただ物語としては、なんとなくあやふやな印象を持ちました。
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しょっぱな、ミステリなのかと思ってた。おとこのこたち可愛い。ざわざわと落ち着かない島特有の空気がいい。
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ミステリーホラータッチだけどいやな感じもなく、謎はいい感じで散りばめられてバランスがいい。気付けばスピードに乗って一気読みだった。
も少しおどろおどろしくても良かったな。
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後半かなりファンタジーでびっくりした。三浦さんの作品なので、BLに思えて仕方なかった。長編なのに、短編みたいな、さらっとした印象。
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09/03/05読了 「世界は理由の定かでない決まりごとで成り立っている」 期待が大きいとそれがハズれた時の失望もそれなりに。
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島の話ってなんだか好きだ。
閉ざされた空間で起こるミステリアスな出来事。
なんだかそれだけでもうわくわくしてしまう。
でもこの話はなんだかなかなか読み進めなくて。
好きなストーリー展開ではなかった。
ただ「荒太」は個人的に好みのキャラクターだった。
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内容はさておき、しをんさんの友情の書き方が好きだ。
http://beautifulone.jugem.jp/?eid=118
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高校最後の夏、悟史が久しぶりに帰省したのは、今も因習が残る拝島(おがみじま)だった。
十三年ぶりの大祭をひかえ、高揚する空気の中、悟史は大人たちの噂を耳にする。
言うのもはばかられる怪物『あれ』が出た、という噂だった。
不思議な胸のざわめきを覚えながら悟史は「持念兄弟」と呼ばれる幼馴染の光市とともに『あれ』の招待を探り始めるが──。
十八の夏休み、少年が知るのは本当の自由の意味か。
こういうちょっぴりファンタジー、みたいな話は割と好きです。
なんだかよくわからない「不思議」が見える悟史とそれを素直に受け入れられる光市。
その二人の友情がすごいなぁ…と思いました。
自分の「将来」「自由」に向かって考え、歩み寄ろうとしている姿にも感心しました。
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すごく面白かったです。閉鎖された島で起こる出来事・・・ふと、小野不由美さんの『屍鬼』を思い出しました。目次のページをめくると島の地図が載っていて、わくわく感が高まります。この作品は『格闘する者に○』や『月魚』とは異なる雰囲気を持っていますね。他の作品を読むのが楽しみです。文庫書き下ろしの短編がBLっぽくて笑ってしまいましたが、この短編でまとまった一冊になったと思います。
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井田斑文化会のメンバー【004】が、先ずは一発目に本棚送りにさせていただく書籍でございます。
女性作家自体コレという好きな人がいない中で、たまたま出会った『色』を感ぢさせるstory。
これが『三浦色ってやつ??』みたいな☆
チョロチョロっと読んだ三浦しをんの作品の中で、私が『色』を素直に感ぢたダントツのオススメ作品。
今のこの梅雨の時期が過ぎ去り、訪れる夏の【かほり】と【始まり】、そして私が大好きな要素がたくさん詰まったこのstoryは、
想像するよなヂリヂリとした焦がれるよな夏ではない、別の『夏』を心に残してくれる。
島に伝わるそれぞれの‘縁(えにし)’。
話のネタとしてよくあるものだけど、代々残されてきたそういう‘繋がり’で、ヒトだってヒトぢゃないものだって互いに結びつきあい、生きてきたってわけで。
先ずは皆様に一読を所望す。
『色を感ぢたかい?』