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映像化されるとのことで。
あまり書くとネタバレになるかもしれませんが、西崎さんと奈緒子さんの痕のシーンがとても楽しみです。
2014,08,30
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湊さんに期待する毒々しさはそこまでではなく、前半の期待に反して、後半はあっさりしてしまった気がします。でも、途中で読むのをやめれない面白さはあり、さすがです。
Nは誰なのかと思いながら読み進めましたが、特定のNという人物が存在するのではなく、登場人物が全てNであり、それぞれが思うNのために・・・といった感じです。それぞれの独白により行動や受け取り方のズレが判明していき、裏に隠された想いというのはそう簡単には伝わらないというあたりが、世界観をモヤっとさせているのかもしれません。
ドラマ化されるようですが、難しそうです。刑事が解明?なんだかちょっと違った方向からのようですが、この世界観がどんなドラマになるか楽しみです。
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超高級マンションで夫婦が殺害された。
居合わせた20代の男女4人、登場人物は全てイニシャルがN、誰が誰のために嘘をついているのか。
独白形式で書かれており、面白いのには違いないが、最後まですっきりしなかった。
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『告白』以来に湊かなえさんの作品を読みました。
告白のときにも感じましたが、話の運び方が独特で一気に読まされました。
それぞれの人物の絡み、伏線に一瞬あっと驚きつつ、頭の中を一生懸命整理しつつ…
ただ最後の終わりがなぁーとは思いました。
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4人の男女が抱えるそれぞれの想いと屈折。
屈折を抱えながらも、それぞれがそれぞれに、一番大切な人が一番傷付かない方法を考えた。けれどその想いは少しずつすれ違い、未来を思ってもみなかった方向へと向かわせる。
4人それぞれの視点から過去や現在が語られるから、一つの事件や出来事も、違った側面を見せてくれ、それぞれが誰のためにどんな真実を隠したのか、事件の真相を知りたくて一気に読めた。
個人的には、希美ちゃんと西澤さんのやり取りや空気感が好きだった。
表紙の絵も、この物語の雰囲気に合っていると思う。
「告白」を読み終えた後、その希望のなさを消化することが出来なかった私は、もう湊さん作品を読むことはないだろうと思っていたけど、本作を読んで残ったのは救いようのない絶望感ではなかった。
今作を機に、他の作品も手にとってみようかなと思った。
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ドラマ化ということで読んだ。
読後感はモヤモヤした感じ。
何だかしっくりこないところがありつつ、この救いのなさが好きだったり。
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登場人物7人全てイニシャルにNがつく。
10月からドラマ化。
みごたえがあり、また今までにない恋愛ミステリーになるのではと期待大にして観たいと思います。
究極の愛とは何か?
『その人のためなら、自分を犠牲にしてもかまわない。』
『その人のためならどんな嘘でもつける。』
『その人のためなら何でもできる。』
『その人のためなら殺人者にもなれる。』かなり痺れました。
私にもそんな大切な手の届かない人がいます。
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「究極の愛、それは罪の共有」四人の証言から浮かび上がる、それぞれの「N」に対する想い・・・.Nとは誰なのか,Nのためにとはどういうことなのか,きっと多くの読者は引き込まれていくことだろう.ただ僕自身はNG.作品は素晴らしいと思うけど,この手のテーマは生理的に苦手なのだ.
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解説の「見返りを求めることもなく、相手に知られることも望まない、純粋な献身」という一文に、はっとした。スネイプ先生、市丸ギン、土屋瑠果ーーわたしが今まで特別好きだなと思ったキャラクターの特性じゃん!こういうのを今まで簡潔に言い表せなかったけれど、やっと答えを貰えた感じがして作品とは関係なしにすっきりした。
「純粋な献身」っていうところがミソ。これが自己犠牲ってなるとまた印象が違ってくる。
こういうストーリー構成は好きだし、ぐいぐい引き込まれて面白かった。ただ、(完全に好みの問題だけれど)恋愛要素がもうちょっと欲しかったなとは思う。
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一番大切な誰かのために・・・。
一番大切なだれかだけは傷つかないように・・・。
真実を知りたいと言うこと、
そして、
真実を知らせたいと言うこと。
ほかでもない、自分のために。
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白雪でもういいかな、と思ってたけど
これはちょっと良い話だった。
誰かのために何かをやり遂げる姿は美しい。
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「Nのために」って意味深なタイトルだなぁとまず思いました。そして読み始めてみると、登場人物全員「N」なのかよっ!!!ってなりました(笑)
特定の「N」ではなく、それぞれが想う「N」が存在しているという事でした。各々が自分の大切な「N」のためにした事、しなかった事、黙っていた事。
それぞれ自分の思惑があって、何か行動を起こしたり、敢えて言うべき事を黙っていたり、そういう事をするのですが、そこに明確な悪意などはなく、ただ自分の大切な「N」の事を想ってのこと。その想われる「N」がたくさん存在するので、非常にややこしい事になってます。。。
なんだか切ない感じの読後感ではあるのですが、正直よく分からない部分も多くて、もやもやしてます・・・
私の読解力が足りないのかもしれませんが・・・
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登場人物のイニシャルが全員Nで、それぞれが大切だと思うNのために動く。
殺人事件の真相自体は大体の想像通りだったのだけど、話の構成と想いのすれ違いっぷりが面白くて一気に読みました。
文学青年の西崎さんや、野心家の安藤君、野バラ荘のおじいちゃん、それぞれのキャラも良かったのだけど、Nに対する愛情の表現がちょっと物足りなくて、何故そこまでしてあげるのか、よく判らない人物もいた。
幼少期における虐待の表現や、勝手な親の描写に関しては流石です。
あと、希美ちゃんと成瀬くんの高校生の頃のシャーペンで合図するエピソード、希美ちゃんと安藤くんのゴンドラの場面が凄く印象深かった。
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意味深なタイトル
Nのつく6人の登場人物。
それぞれの視点で語られる ある事件の真相と自分の過去と思い。
それぞれのある人への思いが 時に 曲解(誤解)されながら すれ違って行くのが 切なくて悲しい。
早くも10月からドラマ化。そちらも楽しみ。
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一気読み。湊かなえの陰な部分がありつつの実は恋愛小説。狂った愛がすごく怖かったけど、不思議とぬるい温かさがあるのが残った。
切ない時とか自分の価値が分からなくなったときとか、きっとまた読み直したくなると思う。