投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
幻の女の正体はなんだか納得がいかなかったけれど、それ以外は概ね面白かった。
素直に騙されて、素直に満足。
描写がなかなか洒落ていて、ブンガクとしてもそれなりの良さがある。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「ミステリ12か月」より。海外ミステリのランキングで必ず上位に入るという古典的名作。の割りに意外とレビュー数が少なかった。表紙が違うのが残念。面白かった。大逆転の犯人。動機が陳腐な気がするけど。幻の女は誰なのか。なぜみんなが口止めされているのか。手がかりと思われる人たちがどんどん死んでいくのはなぜか。正直、ここの殺人と事故の境目というかがあいまいなのが気に入らない。ご都合主義じゃね?しかし、このバージェス警部?がこんなに優秀だったとは。いやー大逆転だったな。これこそ推理小説って感じ。他のも読んでみよう。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
事件の鍵を握る女は、幻のようにいなくなった。目撃者は悉く「男は一人だった。女なんていなかった」と言うが…。
妻殺しの容疑で死刑を待つヘンダースンを助けるためには、事件の晩に会っていた女の証言が必要だ。
しかし幻の女はいないことになっていた。
ページをめくるごとに迫る死刑執行日と、女を目撃していたはずの人たちに迫る親友。果たして女の行方は。
目次で示されるタイムリミットと、焦る登場人物たちの行方にハラハラさせられる。
絶対にいたはずだと信じるその姿に、いつのまにかこちらの気持ちも動かされていた。
そしてたどり着くラストを体験して欲しい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
設定はおもしろかった。
当時は革新的だったかもしれないが、だが今としては少しありきたりなどんでん返しに感じた。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
妻殺しの容疑がかけられた夫。夫は一人の女性と一晩中ずっと一緒にいたと証言するのだが、なぜか女性の目撃証言は全く得られない。死刑判決が夫に下される中、刑の執行までにアリバイを証明できるのか。
『夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった』
この冒頭の一文がとにかく有名な一作です。この一文自体もお洒落かつリズム感もよくて印象的なのですが、この冒頭から始まる”幻の女”との一夜の描写の洒落てる感がとにかくすごい!そのためか、この女との一夜自体が”幻”だったのじゃないか、と読み始めは本気で思いました(笑)。重要な証拠が見つかりそうになるたびに、それがスルリと逃げてしまうのも、まさにこの本のタイトルらしいと、思います。
ミステリとしては結構強引な展開が多いです。しかしハードボイルド的な展開に、独特の詩情あふれる文章は現代においても色あせてないと思えます。もちろんタイムリミットサスペンスとしても十二分に現代サスペンスに通用する出来です。
海外ミステリーを語るうえでは外せない作品と言われるだけあって、展開、文章どちらも楽しまさせていただきました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった」
とても有名で、とても綺麗なこの一文から始まる物語。
タイトルの「幻の女」の通り、彼女は本当に幻だったかのように行方をくらまし、手掛かりを得るたびにするりと抜けていく。次第には主人公の夜自体が幻だったんじゃないかと思うようになってしまった。このタイトルはうまいと思う。
落ちの仕掛けも巧みで、一件落着に思えたところからまさかの突き落とされる感じ。久々に寒気がした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
途中でどんでん返しが起こったときは、何が起こったのか混乱しました。
幻の女を追っかけているところが一番面白い。
どこの誰だがわからない相手で、ほんとに雲をつかむような話が展開されて行きます。
ちょっと強引なところもありましたが、今まで読んだミステリとはちょっと違ったタイプで、結末よりも、雰囲気とか、話の運び方が新鮮に思えました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
図書館で。
大どんでん返し的なラストがすごい!
でもあの奥さんが死んでも当然、のように警部にまで言われるのは何となく納得いかない気が。ダンナも結局可愛い女の子と恋に落ちているわけだし。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
かなり昔に書かれた本みたいだけど、古さを感じさせない。と言われて古さを感じなかったことがないけどコレは古いとはあまり思わなかった。
携帯がないぐらい。十分読める。
ちょっと説明がくどいところはあったけど、楽しめた。今、映画化してもウケそうだ。
最初の文がΣd(゚∀゚d)イカス!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
面白かったーー
まさにミステリー!!という感じ
ストーキングのくだりは読んでいるだけで胸がムカムカしてきます
“犯人”の、その状況に合わせた多彩な殺人に関心してしまいました…
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
つ、ついに読了。なぜここまで読まずにきたかは勘違い~みたい。
イヤミスだと思ってたから。
目次のシンプルさに惑わされてました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
一行目:「夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。」
ついに名作古典ミステリを。読んだのは文庫版。
こればっかりはうっかり読んでなくて…とごまかせない名作。
まず、目次からして時系列で目をひく。ある男の妻が殺された。離婚に応じない妻を殺した容疑で、男は逮捕。だが男はその夜、初対面のある女と行動をともにしていた。ところが、後日の聞き込みでは、煙のように女の存在が消えてしまう。姿を見たはずの人々も、男は1人だったと証言するのだ。
幻のように消えてしまった、あの女の正体はー。
古典でも、古臭さなどは全くない。早く読んでおけば良かったなあ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
あーん、なるほど
そうくるのね!すごいね!
海外古典ミステリ特有の読みにくさを感じさせない、色褪せない作品だった
妻殺しの嫌疑を晴らすために「幻の女」を探すおはなし
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ウイリアム・アイリッシュの『幻の女』を読了。文春の『東西ミステリーベスト100』の海外ランキングで見事4位の座についている。
妻殺しの容疑をかけられた男。唯一アリバイを証明できる、犯行時刻に一緒にいた謎の女の行方を探すべく、死刑執行が迫る男の為に男の友人と恋人が奔走する。
しかし女と立ち寄った様々な場所では、誰も二人を覚えている人物は居なかった……。
本作の「夜は若く、彼も若かった」という書き出しは有名。これ以上に有名な書き出しは、少なくともミステリでは知らない。
乱歩は終戦直後、本作のペーパーバックを手に入れ、裏表紙に「昭和二十一年二月二十日読了、新しき探偵小説現れたり。世界十傑に値す。直ちに訳すべし。不可解性、サスペンス、スリル、意外性、申分なし」と書き込んだという話が知られているという。オレは今回初めて知った。
いつもどおり推理をしながら読み進めたものの、真相からは程遠かった。乱歩の言うとおり、不可能性や意外性等、どれをとっても抜群の出来で面白く、流石にランキング上位に入るだけのことはあると思った。
ちなみにウイリアム・アイリッシュというのはサスペンスの名手、コーネル・ウールリッチの別名義。機会があれば読んでみたいものである。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ず~っと昔に読んだとき、おぉ~面白かった!と思ったのを記憶しています。今回再読しましたが、筋も犯人もすっかり忘れていました。けれど、こういうパターンだとあいつか、こいつが犯人だな、と勘ぐったり(勘ぐりはビンゴでした)、後半「幻の女」にまつわる謎が解き明かされていくのだけど、私の知りたかった疑問には答えてもらっていないよ~という消化不良気味な感じがあったりで、ずいぶんスレた読書になってしまいました。
私の場合、ミステリーって例え内容をすっかり忘れてしまっていたとしても再読しないほうがいいのかも、と思いました。