大人向けのちょっとグロっぽいファンタジー
2015/08/28 10:46
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投稿者:パパママ香港 - この投稿者のレビュー一覧を見る
出だしから、ちょっと見たり入ったりしてはいけないところに入り込んだ感覚にとらわれるが、ストーリーはしっかりしていて一気に読める。あんまり書くとネタばれになるから、こんなところまでかなぁ!?非日常を感じたい貴方!必読です。
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醜くも美しく、グロテスクだけども清々しい、破滅と希望に溢れた珍しい気持ちの良い作品でした。逸材です。次回作が楽しみ!
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グロい。なんだろう、起きてることはそこそこの事なんだけど、やっぱりグロい。描画力の差か。でも、これが映画化されたらとても美しい作品になるんだろうなと思った。著者がこれを発表したのがわずか24歳とは、とても思えない。
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SMバーで働くミチが幼馴染に出会い「地獄へ堕ちよう」というサイトを知る所から物語が加速していく。
身体改造、ボディサスペンション、ブレインピアスなどエログロの世界がリアルに描かれている。そして「地獄へ堕ちよう」のサイトの正体は本当にありそうな話。色々と残酷な話ではあるが不思議と読了感は悪くない。
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主人公であるミチは周囲に上手くあわせることが苦手だ。
だから馬鹿のフリをして、笑ってその場をしのぐこともある。
だけど、どうしようもないくらいに感情を抑えられないことだってたまにはある。
冒頭でピンクのフリフリ衣装を着て、自分の感情を切り離して、人形のようにステージに立つミチがいる。
結末近く、やけにパワフルで行動的で、情け容赦がないくらいにためらいのないミチがいる。
そして、彼女が変容していく過程の描き方は、けっして丁寧ではない。
そのために、読んでいてもどこかしっくりとこないギクシャクしたものを感じてしまう。
作者である菅原さんにはすべてわかっている。
菅原さんの作り上げた世界の中で物語は進み、ミチや登場人物たちが殺したり殺されたりしながら結末へと向かっていく。
だが、読み手であるこちらにはその世界を理解するだけの猶予がない。
丁寧な描写もなく、提示された抽象的な世界を観念で捉えることで精一杯だ。
刺激的な場面は多い。
過度に残虐さを強調しているわけではないが、かなり刺激は強い。
グロテスクな場面が苦手な人にはあまり薦められない物語だ。
もう少しミチの内面が理解できたら。
もう少しミチに共感できる何かがひとつでもあったら。
それでも、最後まで読ませる何かがある物語だった。
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24歳でこんなものを書けるだなんて人生の経験値が違いすぎる。
しかもこれだけやっておいて最後はちゃんとしたミステリーとして仕上がっている。
なんだこれはたまげたなぁ。
読んでるだけで目が痛くなるし指が痛くなるし腕が痛くなるし背中が痛くなるし脚が痛くなるし、心が痛くなる。
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人体改造ーボディサスペンションという言葉を初めて知った加速ブッ飛び‼︎な小説
確かミステリも混じっていたと思うが
そういう面もとても楽しめた
知的好奇心を最後まで掻き立てられる作品
一気に菅原氏のファンへ。熱烈ダークサイド、大好き。
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2012年の横溝正史ミステリ大賞を当時の最年少で受賞した作品。初期作だからか、尖ってるというか作者の趣味が出過ぎてるというかグロが強い。強すぎる。最後のも、え?じゃあ死んだ人たちなんだったの?的なオチ。