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はるな檸檬の読書遍歴自伝エッセイコミック
既読だけどまた読み返してみた
「ZUCCA×ZUCA」で興味を持ったのがきっかけで他の作品も読んでみたんですよねー
読書一家で育ち、高校での盟友との出会い
子供の頃から本好きだった人はかなり共感できるんじゃなかろうか
本を通して知り合った人は、なんとなくその人の性質を理解し易い傾向がある気がする
ま、私が勝手にそう思っているだけですけどね
主に登場する作家さん
高楼方子、ロアルド・ダール、星新一、椎名誠、江戸川乱歩、吉田戦車、村上龍、吉本ばなな、山田詠美 等々
私の読書遍歴とはそんなに被ってないけど、本に対する姿勢は共感できるところがいくつか
語られる本への愛情がよく伝わってくる
自分の好きなものは誰だって熱く紹介しちゃうものですからねぇ
高校ではるなちゃんとの出会いがとても羨ましい
一本筋の通った人って魅力的に見える
読まずにはいられなかったというのもまたすごいですね
見た目は地味系なのに、読んでる本の内容や行動はロックのように見える
まぁ、私が本を読むのは、答えが欲しいからではなく、ただ単に読んでいて面白いから
たまにはそんな本を読んだほうがいいのでしょうね
あと、吉本ばななのエッセイ
「特に若い女の子に社会が要求することは、ほとんど超人になれというようなことばかり」というのは確かにそう思う
柚木麻子さんのBUTTERでも同じような事書かれてたしね
どんだけでも課されるハードルは高くなるよなー
ちなみに、私の家族も読書一家なんだろうな
部屋の両側が本棚の部屋があったし
両親、祖父、兄二人も昔から本を読んでた
ばあちゃんは読んでるイメージはないくらいか?
ま、私も子供の頃はそんなに本好きではなかったけどね
今やこんな読書量で、有意水準0.05で棄却できるくらい外れ値の領域ですなぁ
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他人の読書遍歴って知らないから新鮮。自分も振り返ると、かいけつゾロリ、ハリポタ、ダレンシャンなど攻めてたね。土曜は図書館で10冊借りてたなあ〜
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わたしも、学生時代にはるなちゃんの様な存在に出会ってみたかったなと思った。
さらっと読めるのに、読書の素晴らしさがものすごくわかる作品だった。読書ってやっぱり楽しいな、人生を豊かにするなってすごく思う。なんと言っても読書は、自分の知らない世界に入り込めたり、著者の頭の中を見ている感覚になったりと、その体験にたまらなく虜になる。もっともっと色んな本を読んで見たくなる作品だった!!
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読書遍歴。
自宅にたくさんある、というのはうらやましい限りです。
図書館、図書室、友人から借りて、という
読みたい放題の生活。
読みふけっても文句を言われないのが
一番いい環境です。
書いた小説の作者からのお言葉が来ても
けして素直に受け取らないのが面白かったですw
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taknalというアプリでおすすめとして出てきて、その紹介文が素敵だったので読んでみた。
作者の高校時代までの読書遍歴を描いたコミックエッセイ。
「この本を読んだときにこう思った」「友達の〇〇に勧められた本が素晴らしく友達までが素敵に見えた」という内容。
読んだことのない本ばかりで、へぇーそうなんだ!と友だちの話を聞く感覚で読んでいたけど、吉本ばななさんの本に触れている内容(P111〜)に心を掴まれてしまった。
作者は「都会」や「東京」について、
『「横並びを強制しない」感じというか
誰もがひとりひとりで淡々と孤独で
それが当たり前というような
東京では「ひとり」だったり
「変わってる」ということが特別ではなくて
たとえばどんなに変わった格好をして歩いていたとしても
人混みの中では特に誰もみないし放っておかれる
そういう東京のクールさにわたしは心から安心を覚えます』
と書いているんだけど、いやぁ…本当それ。
長く暮らした東京から地元にUターンしてきた身の自分には響きすぎて…。
地元では「相手全てを把握しないと気が済まない」人がものすごくたくさんいて、その上で「"横並び"からズレた者はレールに戻される」「戻る意思のない者は淘汰される」みたいな心地悪さを感じることが多々…本当に多々あって。
昔から地元が苦手だったけど、上京するまでは何が苦手なのかわからず。
きっと自分は人に干渉されるのが苦手なんだ…と苦手の正体を大人になった今ビシビシと感じていたんだけど、こんなことを思う自分が「変」なのかもしれないと思っていたところ。
この文章を読んで、あの「放っておかれる安心感」を感じている人が自分以外にもいるんだと、涙が出そうになりました。
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はるなさんの本への愛が溢れた、読書遍歴エッセイ漫画。後半に進むにつれてどんどんとはるなさんの学生時代の内面に深く入っていくようで、こちらもしっかり噛み砕いて読まないと、という気持ちで読みました。自分の内面を細かく棚卸しして、思いを言語化されているはるなさんがとにかくすごいなぁという尊敬の気持ち。自分も本が好きな方の子どもだったとは思うけれど、生きるために読んでいた、なんて大それたものではなかったし、ただ楽しみとしてしか接してなかったんじゃないかなぁ。きっとはるなさんならそんな本との接し方でも否定しないんだろうな。
"大人になる"ということはあらゆる余計なものを捨てて捨てて、ただの、何ということのない、シンプルな自分自身に戻る、ということです
心に留めておきたい言葉です。