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最初の視覚障害云々が大筋には特別関係なかったのが衝撃でした。タイトルからして関係してくるかと…。確かに鋭い観察眼=視線はわかるけど、魔術師の部分はどこにかかるんだろう。結局、核心の部分が超能力?!っていう。猫は礼が殺したくなるほどの何をしたのか…??
首を傾げたくなるし、腹をくくった?主人公も、まあ死んでもいいかなーみたいな腹のくくり方なの??と、読後感はたいそう悪い。
未婚女性に対しての書き方ももやもやする。
本多さんの著作はだいたい好きなんですが、これはあわなかった。
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本多作品が好きな私だが、今作は普通という印象。誰にでも起こりうる素朴なテーマと、本多孝好の作風がマッチするのに、超能力か…。宮部みゆきの「龍は眠る」を思い出した。
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久しぶりの本多孝好。
最後のどんでんはコワかったー。
初めて読んだ作品も、最後のオチが怖くて。
いまでもとても印象的。
やはり文章や展開はすごく好き。
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ビデオジャーナリスト楠瀬薫の前に突然現れた少女。それはかつて、“超能力少女”として世間を騒がせた諏訪礼だった。あの時、薫の取材で姿を消した礼が今なぜ?過去を贖うため礼を匿った薫を襲うストーカー、協力する知人の怪死、大物政治家の影。陰謀の黒幕は誰か。礼が抱える秘密とは。二人の逃避行は想定不能の結末へ。
毎日30分ずつくらいしか読めなかったので、
一気見できてたらもう少し理解出来た、かな。
あー、どうなるんだ!続きが読みたい!
と思いながらちょびちょび読んだので。
にしても、
気味悪かったなー。
最初は、これ面白くなるのか?
と想いながら読み、
真ん中あたりは、どうなってんだ?!
誰を信じればいいんだ?!
と思いながら読み、
終わりは、怖いというより気味悪いという方がしっくりくるかな。
ある意味ホラーなゾクゾク感があった。
私はミステリーは好きだけど
ホラーは苦手。
こえーよ。
と独り言が出てしまいそうだった。
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細部の記述には、好ましいものがあります。14歳の、元超能力者の女の子への立ち位置が、最後まであいまいなままに思えます。むしろ、最も興味がわきそうな人物でした。物語の立て方の順序が、何か違うように感じました。残念。
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テレビのdeleが面白かったので作者の本を読んでみたのだが、ほとんど同じ世界観だったことにびっくり。この作者はこれしかないのか、使いまわしているのか。雑誌の連載小説だったそうだけど、毎回思い付きで書いていたの?と聞きたくなるグダグダ感にも参った。「隣の男」のくだりはストーリーが破綻してないか。ミステリー好きの人なら半分も読めばおおまかな結末は読めると思う。
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フリーのビデオジャーナリスト楠瀬薫の家に、かつて彼女の取材により嘘が暴かれた、超能力少女と名乗っていた諏訪礼が訪ねてくる。罪悪感もあり、ストーカーに追われたという礼を一時的に匿うことにするが、これを契機に二人の周囲が騒がしくなり、政治家まで巻き込んだ過去の犯罪が暴かれていく・・・
最後は余韻を残す恐ろしい終わり方。しかしながらこの流れで終えるのであれば、彼女の周りでもう少し不審なことが起きていないとつじつまが・・・という気がしてしまった。
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モヤモヤモヤ。
面白くて、文体も本多さんらしく読みやすいのですぐ読み終えられる。
ただ、読み終わった時に微妙な恐怖感が残る。
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途中までは正直退屈だった
読み始めた時にどんな話だったっけ?
っていうくらいハマらなかった
ただ最後の終わり方は個人的に好きかな
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久しぶりに長編の小説を読んだ。
3分の2まで一気に読んで、次の日の午前中に全部読めた。
私にとっての1番のどんでん返しは、社長の裏切り?でしょうか??
あれを「裏切り」と言っていいかは自分で書いておきながら微妙ですが…
本多さんらしい小説でした。
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主人公はビデオジャーナリストの女性、楠瀬薫で、元は出版社の雑誌記者で取材スキルがあり、友人には私立探偵の女性もいます。さらに薫は独身で恋人なしのためフットワークの軽さもウリになっています。
ここからミステリー要素が強い作品かと思ったのですが、オカルトを主軸にしたサスペンスホラーでした。
「魔術師の視線を追ってしまうと魔術師の術中にはまる」
これを中心に据えようとした着眼点はいいと思います。
そして、姿を見せぬ敵、政治家の影、ストーカーの存在と、緊迫感を煽る構成もサスペンスの王道です。
また、未熟な凶器・礼の真相を徐々に明かしていくという手法も正攻法です。
けれど、全体的にすっきりしない筋立てで素材や構想を活かしきれていないように感じました。
ストーリーは強引だし展開には不合理な点があるし、不穏さを漂わせたラストシーンも、少し物足りない。本多さんはサスペンスホラーがあまり得意でないのかも知れません。他の作品でも確かめてみたいと思います。
ただ「超能力は百発百中でなくていい」というのは目から鱗でした。
確かに99回失敗しても100回目に成功すれば、やはり超能力を見せたことになります。まったくその通りで、100%を望む方がおかしい。
かのユリ・ゲラー騒動に端を発したマスコミ、とりわけテレビでの過熱報道については、功罪で言えば罪の方が大きいと言えるでしょう。
昔からバラエティー系には興味がなかった自分でも覚えているのですから、かなりの騒ぎだったことは疑いありません。
つまらぬことに白黒をつけて囃し立てるような騒がしいだけの企画より、巨悪を糾弾するジャーナリズムを望みたい。そんなことを再認識した作品でした。