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紗耶加の25歳から35歳までの人生、写真や人との関わりで強く成長していくところがよかったです。紗耶加の言葉の選び方や心が動く描写が印象的でした。
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恋の始まりや別れ、友情、仕事と主人公の25~35歳までのお話がギュっと詰まっていた。
独身の時、大切な友達から言われた事と同じ様なセリフがあって涙が出そうになった。凄く共感するところが多く、読後は主人公の成長にとても清々しい気持ちになった一冊。
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ほんとに砂の中を泳いでいるような、喉の奥がつっかえて息が出来なくなる感じが続いて、読んでいて苦しかった。
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なんか、読んでて辛かったような。。
こう、なぜか主人公は前向きに
進んでいるのに閉塞感あふれる作品と言うか・・・。
すかっとさわやかな感じにならずそこが
残念でした。
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恋愛小説のような、けれどそれだけではない、20代から30代へと年を経る女の人の紆余曲折。心の揺れ動き、不安になったり強かったり弱かったりするのが、リアルだなと思う。
2015/4/11
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25歳~35歳、さまざまな経験をふみ、成長していく女性のお話。
小さく細く弱かったさやかが、終盤で、強く自分らしく生きている姿は一人の人間としてたくましく思えた。
さやかに限らず全ての人が、いろんな人と出会い、別れ、生きていくなかで、勇気がもらえる本だと思う。
それから私も少し前にカメラを買ったので、なんとなく親近感を持ちながら読めた。“心が動いた瞬間”をたくさん撮りたいと思った!
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地方OLから、写真に興味を持ち、写真家として生きていくお話。
うーん、シンデレラストーリー感が否めないのと、やはりテンポが中途半端だと感じた。
飛鳥井さんの作品はタイニータイニーハッピーが好きかな。
幾つか気になった箇所。
弱い人は弱い人を求めて、弱くていいんだと甘え続けてしまうのだと思った。
弱くていいよね。弱くて頑張らなくて可哀想な顔して、誰かにすがって助けてもらって戦わなくて。(主人公が彼氏に別れ際投げかける言葉)
今の自分にはとても耳が痛い。
媚びへつらうのではなく、叱る時はきつく言う。それってやはり必要なのだ。そしてそれがプロなのだ。
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蓮井紗耶加が職を転々とした末に、写真家としてある程度認められるまでの過程を綴った物語だが、出てくる男の描写が楽しめた.智彦、ミシュアル、圭介、道口、橋立.女性は倫世の出番が多かった.かなり長くつきあった圭介との別れは上手く立ちまわった感じだ.写真を媒体に、道口と会い、橋立を紹介してもらった過程は少し出来過ぎのようなだったが、プロの橋立と写真に関する議論は良かった.
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飛鳥井千沙さんが愛知県出身だったことに運命を感じた。『タニハピ』を読んだ時にも思ったけど、20代〜30代の気持ちの表現がリアルで共感を呼ぶ場面が多い。人間の弱い部分も、それから成長して強くなっていく様子も、自分のことのように読むことができた。沙耶香の成長物語、というと軽い感じがするけれど、迷って悩み、友情と恋と趣味と....バランスよく欲張った内容だなと思う。笑 現状に思う所ががある人、必読です。
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1人の女性の出会いと別れがありつつ、段々と強くなっていくストーリーに共感を持てた。
終わり方もとてもよい。
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ささったなぁ。
自分も、一度くらい本気でやりたいことに打ち込んでみたいなと。
(そういう感じになるのは後半読んでからだったけど)
時には強いストレスを感じて体調崩しながらも、前に進むおはなし。
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全然違う作家だけど、偶然ほぼ同時期に読んだ「絶叫」が脳裏に浮かぶ小説だった。流されるまま受動的に生きてきた女性が能動的に自分の人生をつかみ取っていく話。「絶叫」ほどエゲつなさはないし、こっちはハッピーエンド(っぽい)。
主人公の生きたいと進もうとしている道を阻もうとするちょっとどうしようもない男が出てくるシーン。男目線で見ると「いや、生きたい人生を妨げることって女性の方がしてないか?」って気持にもなる。でも、そこって男・女の性別対立軸で見たらアカンのちゃうかと思いはじめ…。
依存心の強さってのは個人としての性格であって、性差ではないと思いたい。女性の武器を使おうが男性の武器を使おうが、その武器を使うのは個人の性格であって、性的対立軸をもって語ろうとするとややこしいことになるんかなぁと思う。
自分がどう生きるか、みんながそれを第一前提に考えて生きるべきで、人生の選択どころで利己主義は必要となる。人種、性別、民族とかではなく、個の問題。そうしたくてこういう現代に発展してきたんだから。だからこそ、たいして必要のないところで利己主義の無駄遣いは止めるべきなんだろう。
なんか、この本の感想じゃないような…でもそんなことを思いながら読んでました。
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何かを断ち切ることは、始めることと同じくらい難しいと思う。
主人公の疎外感、不安、つらい感情が伝わってきて重たい話。
でも重たい分、爽快感も強かった。
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装丁がとても綺麗な本。
大学卒業後、地元の携帯ショップで働いていた紗耶加。やりがいも見つけられず息苦しい毎日の時になんとなく寄った地元の砂丘。そこから物語が進展していきます。
全部を読んだ感想は、あまり感動を受けるものではなかったけど、物語に何度か出てくる単語、「なんでもない」日常を「切り取った」お話だなぁ、良い意味で思った。
帯にもある通り、仕事や恋愛で揺れ動く心情の描き方はやはり飛鳥井さんらしく上手だと感じました。でも面白みという点は他の本に比べてると少なかった。
沙耶加がプロのカメラマンになる過程は確かにシンデレラストーリーっぽいけど沙耶加が強くなっていく過程は憧れ、勇気を読者に与えてくれる気がする。、
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2016.2.14
始めての作家さんだったけど、のんとなく目に入って読みかけたら止まらなくなった。
私の娘くらいの年齢の女性が主人公で そのくらいの年齢の人たちの行動や考えが伝わってきた。
当たり前だけど、私達の青春の頃とはやはり違う。今の若い人たちは人と関わり合うことにかなり神経を使っているなと知る。
昔はいい意味ぶつかりあってた。でも、その後はサクッとした感じで もっと気楽だったように思う。