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「だった」は意図的な過去形なんですね。
「言葉は世界を切り分けてしまう」「そこには必ずはみ出るものが出る」。ケーキのたとえは本やその他のメディアに変換すると、切り分けなければ人に伝えられないということなのでしょうか。
自分もそのジレンマを感じることがよくあって、どうしたら「うまく」切ることが出来るのかとても悩みます。
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この中に出てくる「美少女」、どこかで見たことがある名前だと思ったら、最近ニュースサイトで見かけたことがあったのだった。
書籍の編集者さんも、自分が注目していた方だったので何か円でもあるのかなと感じながら読んだ。
異性愛とか同性愛とか、そういう部分に着目するのではなく、「その人」が何を考えて、どう生きていこうとしているのか?に着目しながら暮らしていくことが大切なのではないかと感じた。
牧村さんも素敵だけど、この漫画を描いたみきさんがとても素敵な方だと思う。
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なんか考えてしまったのは、カミングアウトのときの反応について。
本書では、著者は「ふーん」で終わってしまっているし、その他の人もおおむね好意的な反応になっている。
僕自身ははまたちょっと違ってる気がするだよね。根掘り葉掘りいろんなことを聞いてしまうと思う。だって、同性愛者のことを全然知らないから。知らないことは、ただ知りたいと思う。
そういった態度は、人によっては失礼で鈍感なものなんだろう。
でも人によっては「ふーん」こそが、失礼で鈍感なものなのかもしれない。
「あえて、腫物に触れないようにしてるんじゃないか」
みたいな疑心暗鬼を生じさせるものなのかもしれない。
だから当たり前の話なんだけど、反応の仕方に一つの正解があるわけではなく、そのときのTPOや相手との人間関係によって「正解」らしきものが決まっていくのだ。
となると、「空気を読む」って力が重要になってくるんだけど、うーん、僕にできるだろうか、と不安。いや、不安になる必要まったくないんだけどね。
ああ、支離滅裂な文章になってしまった。まあ、面白い本です。
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『百合のリアル』がおもしろかったので、著者の牧村朝子さんがメインで出る漫画ときいて。……と思ったら、漫画の作者さんがまさしく『百合のリアル』の企画や作画をやっていた方だったんですね。なるほど。このコンビはなかなかいい相性です。
漫画は決して重くなく面白い。35人の大所帯シェアハウスの同居人(且つ、特別に仲が良かったというわけでもないらしい)という距離感がよかったのかなと思う。当事者が描くとどうにもずっしりきてしまうこともあっさりライトに済まされる。この本には、問題提起や「同性愛について知ってほしい!」という必死さがない。あくまで自分たちの面白おかしい出来事の中に、たまたまレズビアンという属性も紛れ込んでいた、という姿勢に取れるコミックエッセイ。本来同性愛への扱いというのはそれでよいように思う。ゆっくりとでもいいので、いつかことさらに取り上げる段階を経て、「同性愛? ふーん、ところでさ…」と軽く流すことが誰にとっても負担でなくなればよい。そんな風に考えた。
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妻が購入してリビングにおいてあったものを呼んでみた。エッセー風の漫画で1時間もかからずにさらっと読める。
タイトルは2チャンネル風だが、内容はオドロオドロしいものではなく、淡々と同性を好きな女性がパートナーと出会い、フランスで結婚生活をするまでを描いている。
人によっては敬遠しそうなネタもさらっと書いてあり、読後感はとてもよい。個人的には「どうやってパートナーを見つけるのかしら・・」というのを気になっていたので、そのあたりに触れられているのが得した気分に。
最後に「レズビアン『だった』件」と過去形になっているタイトルの理由も解説つきで、きれいにまとまっている。ただ、正価で買うとなるとちょっと高いかな。。
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「百合のリアル」を読んでから読むか、これを読んでから「百合のリアル」を読むべきか悩む。たぶん「百合のリアル」を読んで、これを読み、再度「百合のリアル」を読むとより一層面白いのではないか。
牧村朝子さんというレズビアンを公言している方が「百合のリアル」という本を書いた。それはレズビアンという枠では無く、人として、自分が他者からどうみられようとしても自分であるということを強く意識させる本だった。
この漫画は「百合のリアル」を編集された方が描いたものである。
タイトルの通り、シェアハウスにやってきた牧村朝子さんをめぐるショートショートなのだが、わりとネガティブだ。「あまり好きじゃない」「苦手だ」など。「えっそんなことかいていいの!?」とびっくりするくらいのことを淡々と描いている。
そう、淡々と、というのが実に似合うトーンだ。
作者の小池さんは、牧村さんが好きじゃなくても、苦手でも、それは彼女の1部分であり、すべてではないと認識していて、自分の問題をすり替えて他人に押し付けることを是としない強さがある。(その分大変なんだろうなぁと思うのだけれど)
だからこそ、「百合のリアル」という本を作ることができたんだろうなと。
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タイトルからして刺激的と思われるかもしれませんが、ポップな感じで書かれている本です。シェアハウスで出会った作者と監修のタレント牧村朝子さんの話です。
自分が気になったのは、牧村さんと森ガさんの二人よりも、漫画を描いた小池みきさんの考え方でした。
タイトルからしてセクシャルマイノリティについて扱っていることは分かるかと思うのですが、今の世の中、まだセクシャル”マイノリティ”なだけあってそこに視点が向いてしまいます。人それぞれ悩みがあって、孤独があって、世の中について行けない感覚があって、その中の一つに、セクシャリティというものがあるのだという考えになるほどな。と思ったものです。その人ひとりを構成する悩みや思いははたくさんあって、それを形作る一つの悩みがセクシャルマイノリティだったりするのでしょう。人によっては、勉強が出来なかったり、スポーツができないとかそういうものかもしれません。セクシャリティの悩みだけを特別視する必要はないという考えに頭を打ちぬかれたような感じがしました。
でも、牧村さん(まきむぅ)のディスティニーアンテナの性能の良さに、そして行動力には本当に乾杯してしまいます。そして。森ガとの新婚先取りっぷりも本当にほほえましい感じです。森ガの日本&漫画アニメオタクっぷりも中々素晴らしいです。浅草でおっさんに言いがかりつけられて日本語で言い返している姿を見るととてもかっこいいです!!
あと、フランスの国家の歌詞って結構アレなんですね。(興味ある方検索してみてください)まぁ、フランス革命があり、歴史を知っている(ベルばら位の知識でも)と、ああ、なるほどなあ。と思うものかもしれませんが。
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絵柄が可愛い。読みやすい。面白い!。
レズビアンをもっと自然体で見ることができそう。どうしても色眼鏡でみてしまうその色眼鏡が少し薄まったと思う。
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思い悩むのは誰しもだけど、行動に移せてしまえるのはすごいなーと思いました。行動に起こせないからこそ、それもまた悩むのです。
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牧村朝子さんのことを知って、その美しさに惹かれて、彼女のことをもっと知りたいとこの本を買いました。
ありのままの恋を応援するって、いい言葉ですね。
作者の小池みきさんのTwitterもおもしろい。
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すごく自然にレズビアンのことが書かれていてよかった。人を好きになるのは自然なこと、好きにならないのも自然なこと。良き本。