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アルマトラン編である。重い話が続くし、現実世界での会談が止まったままではあるが、ここを疎かにすることはできない以上致し方ないところであるだろう。
この巻での、塔での決戦の終わらせ方は実に不気味で、物語の描き方がさすがに巧みである。ソロモンの元には72人の人がいた以上、ここでアルマトランが終わるわけではないと思うと、こうした次への展開はより必要になってくる。
とはいえ、さすがにここで物語がせき止められている感は否めないし、星は四つで評価したい。
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アルマトランの物語。
ソロモンの父、ダビデは異種族を支配していた。
ソロモンはあらゆる種族は対等であるとして、「抵抗軍(レジスタンス)」として行動。
ソロモンは乞われて王になり、魔導士シバはその子を宿す。最後の戦いとは…。
こっち側の世界は休止中です…。
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1冊丸々アルマトラン編。ソロモンがどうやって王になったかとか、異種族の中でどんないざこざがあったかとかだと思うんだけど、なんせ説明が難しくて1回読んだだけじゃイマイチ理解しきれてないんじゃないかなって印象。たぶん1回最終巻までサラッと読んで、また改めてじっくり何度も読み直すのが理解するにはいいんじゃないかな。ソロモンが王になったところ、なんか美しくてビビった。ソロモンを信じて支えるシバ。こんなに好きで好きで愛してやまない人が旦那とか最高だな。しかも強いし。イスナーンが裏切るんだろうとばかり思ってたけど、ここへきてアルバとかイスナーンの弟分のセッタも疑わしく見えた。さてダビデを追い詰めたと思われた抵抗軍だけど、後方の基地が攻められ且つ自分たちは閉じ込められてしまったわけで。悲惨な過去が待っているんだから次巻はさらに辛い展開なのは予想できるけど、どうなるのか楽しみ。ただ、読了後すごい脱力感。