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旅のスケッチとそれにまつわるエッセイが92編.
行き先は,タイトル通り「地球」のどこか.
日本でも海外でもお城は必須.港町や川岸,岬も多い(名前の通り,水辺が好きなのかな...)
ふよふよっとした独特のタッチの絵を見ているだけでも楽しいけど,それぞれのエッセイもバラエティに富んでておもしろかった.旅先でのできごとから展開して,歴史上の人物,好きな映画,コレクションのあれこれ,といろんな話が引き出される.ただの紀行文じゃなくて,そこから安西さんって人物の人と也が浮かび上がってくる感じがした.
地図から話を選んだり,パッと開いたところを読んだり,時間をかけてつきあえる1冊だと思う.
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読み応えばっちり。
歴史にもこんなに造詣が深かったのね。
海外、日本と順番に巡った旅でのことを紹介しているのだけど、何故か海外編の方が面白かった。
来年の大河(真田幸村)存命だったら楽しみに見ていただろうな。
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いろいろなことを知っている、と関心する。きょうみを持ったことを突き詰める性格なのだろう。見習いたい。
芸術家や建築家に対する冷めた目線が面白い。
カ亀倉雄策の直言飛行フィリップスタルク氏設計の「スーパードライホール」について。依頼主のアサヒビールの社長は、設計のスタルク氏に「ガウディを凌ぐようなものを」。ガウディを凌ぐということの大変さは、素人でもわかる。それを承知でヌケヌケと言う人も人だが、ハイと返事をして引き受けた人も人である。
壱岐、おもしろそう。