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日本にはやはり、日本的経営があると確信させられる一冊だった。世界の200年以上の長寿企業の40%は日本に。。世界最古の企業は奈良時代から。。日本に誇りが持てる、自分の国にある企業をもっと知りたくなったし、応援したいと思うようになった
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超長寿企業の特徴を解説した本はいくつもあるが、本書のアプローチはボスコンやポーターの分析手法を用いるなど最新的なもので、新たな視点が得られる。長寿企業の秘訣に社会との共生があるが、これも多様化しているニーズにきちんと対応しないと押し付けになるわけで、結局そういう丁寧な姿勢が重要ということ。
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日本は他国に抜きん出て長寿企業が多い。この理由について、これまで歴史的側面や文化的側面から説明されることが多かったが、本書では経営的側面からの説明を試みている。創業300年以上、50億円以上の69社を対象にして分析しているが、過去データの入手や比較対象企業の選定が難しい分、ビジョナリーカンパニーシリーズと比べるとデータによる裏付けがやや弱いのは否めない。しかし、ビジョナリーカンパニーで議論された論点と共通するポイントを指摘している。では、本書はビジョナリーカンパニーのローカル版なのかというとそうでもない。神仏や世間との関わり等、日本企業特有のガバナンスについても指摘している。日本企業としての経営を振り返る際に本書はよいガイドラインとなるだろう。
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業300年以上の長寿企業が日本に多い事も最初驚いたが、歴史的背景などかんがえると納得。更にフレームワークも納得できる。身の丈からCSV経営もなっときできた。もう一度読み返したい本です。
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仕事の関係でつまみ読み。
ファミリービジネスについて経営的側面から、長寿企業の特徴を丁寧に説明している。
歴史的側面:外国の侵略が少なかった/江戸時代からの教育水準が高かった。
文化的側面:家制度/継続重視の文化/恥・和を重視。
経営的側面:コア能力を抑え時代に合わせた顧客価値を提供/平時も有事も身の丈経営/社内外を問わずに価値観をつなぐ
キーワード:特別なことは何もないという特別
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組織系の本が読みたく。
東洋的な思想にあった組織の形ってのは、一定あるんだろうなと思った。
個人主義でガツガツと儲けを求めるというより、周りのステークホルダーにとって良いことができる範囲でコツコツ仕事をする感じ。
地域を中心とするステークホルダーとの関係性を「一つの生態系」と表現しているのが印象的だった。
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まさに長く残り続けられる会社はどのようなところなのかという課題意識から読書。
メモ
・ファミリー企業の三要素
株主 絶え間ない事業承継を見守る
経営 時代の変化に適応
創業家 理念価値観を守り抜く役割
・平時も有事も事業継続のための身の丈経営にこだわる
・コア能力と価値観に沿った顧客価値を提供する
・価値観をつなぐ
・日本型サスティナブル企業方程式
事業の変化・時代の変化・世代の変化
・顧客価値=時代を通じて通用する本質的な独自のコア能力
流行に流されないコアと価値観にそったサービス提供
変化しづつけるための継続組織学習
・身の丈経営=継続への執念と身の丈経営(致命リスクは負わない)
独立性を保つ資本構成と危機に耐える財務力
社会地域関係と伝統を敬う心からのガバナンス
・価値観=価値観を柔軟に解釈率先垂範有形無形での経営者伝達
後継者の育成、継承
社員の価値観教育と社員間の共通体験
社外ステークホルダーから価値観の大切さの実感
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