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最後の一話はとてもゾクゾクきたが前半は少し物足りない感じ。キャラを分かってきて今日子さんと隠館くんの魅力に気付くと一気に面白さが増しました。ラストにやられたので続刊が出たら買ってしまいます…
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西尾維新の新シリーズが始まる。
かつて君のところにもいただろう、何か悪いことが起きたときに特に理由もなく犯人扱いされるやつが。
大人になっても変わらず犯人扱いされる、それが本作の引き立て役、隠館厄介だ。
そのせいで毎度毎度トラブルを引き連れてくる引き立て役には探偵役が必要だ。
全身を覆う服に、白髪の彼女、掟上今日子は置手紙探偵事務所の所長。またの名を「最速の探偵」と呼ぶ。
その彼女が最速たるゆえんは、彼女は記憶が一日しかもたないということだ。
一度寝てしまえば昨日のことは全て忘れている。
だから事件はすべて一日のうちに解決しなければならない。ゆえに、最速。
SDカード紛失事件、百万円を一億円で買い取り事件、小説家の遺構探し、そして最後の事件は壮絶な徹夜が続く。
小説家の死の真相を知るために九十九冊もの著作を寝ずに読了しようとするも倒れる今日子。
彼女を寝室へ運ぶときに厄介が見たものとは。
自分を自分とも認識できない彼女がなぜ探偵を続けるのか。
その謎がシリーズのキモになる。
そして今日もまた厄介の決め台詞がむなしく響く。
「た、探偵を呼ばせてください!」
というわけで西尾維新の新シリーズです。
一日一日記憶がリセットされる探偵、今日子さんのお話。
記憶リセットで有名なのは「博士が愛した数式」が思い浮かぶ。
ごく最近だと「一週間フレンズ」とか。
まず、読みやすい。それほどミステリーってわけじゃない。
特に最初の事件の解決方法は、それでいいのかという感じだ。
その点、気張らず読めてしまう。
かる~く読める新シリーズ、物語シリーズに引き続きVOFANのイラストで楽しめます。
地味にオヌヌメ。
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物語シリーズが終結してから最初の新作。
自分は西尾維新さんをミステリ作家だと思って、クビキリサイクルを読んだときからずっと読んでいるけれど、今回の話は本当にミステリな話。
雰囲気的には、ビブリアに近い構成。メディアミックスもしやすそう。
読みやすくて、初めて西尾維新さんを読む人にもオススメできる一冊になっていると思います。
これからの忘却探偵シリーズも楽しみです。
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初めて西尾維新の作品に触れてみた。これは人気だわ、っていうのが感想。メディア化もしそう。個人的にはもっとドロドロしたミステリが好き。
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戯言シリーズに比べればはるかに読みやすくそしてほのかで淡い恋とも呼べない二人の関係がとても好ましい一冊。
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やたらとトラブルに巻き込まれ冤罪をかぶさられる厄介が、頼りにしている探偵の一人、一度寝たら記憶を失ってしまう掟上今日子さんの活躍を描く連作短編集。軽い語りで面白く読めました。今日子さんが記憶を失うきっかけや過去など、読み進めるうちに謎めいた部分がちらほらと出てきて、気になります。続編があるようなので、今日子さんの知られざる過去なども明らかになるのかな?記憶を失っても体は覚えていると言う。今日子さんと厄介の関係も進展するのでしょうか。今日子さんがかわいらしい。
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僕は厄介事――じゃない、僕は厄介者――でもない、僕の名前は厄介(やくすけ)。何の因果か、事件に巻き込まれては必ず筆頭の容疑者にされる運命にある。物心ついてから大人になるまで、大小問わず巻き込まれた事件は数知れず、容疑者にされた回数も数知れず。
今回起きたのは職場でのデータ盗難事件。例によって容疑者扱いされた僕に言えたのはこれだけだった。
「探偵を呼ばせてください!」
僕が呼んだ探偵は、掟上今日子。優秀でも有名でもないが、事件を表沙汰にしたくない、機密情報や個人の秘密を守りたい時にはうってつけの探偵だ。なぜなら彼女は、一度寝てしまえば起きていた時のことを全て忘れてしまうのだから――。
一度眠ると起きていた時のことを全て忘れる“忘却探偵”と事件誘引体質の“僕”によるライトミステリー。
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奇抜な世界観やキャラは登場せず、言葉遊びも殆どなく、比較的軽めの謎が現れてそれが解決される、読みやすい作品でした。長年のファンからすれば物足りないかもしれませんが、「多くの著書を出している西尾維新。初めて読むなら何がいいか?」と問われたら、これを薦めるであろう、軽い内容となっております。
健忘症の持ち主である今日子さんには“今日”――今起きているこの時しかない。一方作者は対談で、“今日”――今この時しか書けないものがある、と語っています。この本と対談集を併せて読むと、「“今日”――今しかない」ということに対し、色々深読みできるかもしれません。
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内容紹介
掟上今日子(おきてがみきょうこ)――またの名を、忘却探偵。
すべてを一日で忘れてしまう彼女は、事件を(ほぼ)即日解決!
あらゆる事件に巻き込まれ、常に犯人として疑われてしまう不遇の青年・
隠館厄介(かくしだてやくすけ)は今日も叫ぶ。
「探偵を呼ばせてください――!!」
スピーディーな展開と、忘却の儚さ。
果たして今日子さんは、事件の概要を忘れてしまう前に解決することができるのか?
内容(「BOOK」データベースより)
掟上今日子―またの名を、忘却探偵。すべてを一日で忘れる彼女は、事件を(ほぼ)即日解決!あらゆる事件に巻き込まれ、常に犯人として疑われてしまう不遇の青年・隠館厄介は今日も叫ぶ。「探偵を呼ばせてください―!!」スピーディーな展開と、忘却の儚さ。果たして今日子さんは、事件の概要を忘れる前に解決できるのか?「化物語」「めだかボックス」の西尾維新がおくる新シリーズは探偵物語!
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一行目:「「動くな!この中に泥棒がいる!」」
完全にラノベだが、思っていたよりは面白かった。
事件に巻き込まれ続ける不運な主人公、厄介。そんな人生の中で知り合った探偵は数多いが、中でも今日子さんは特殊だー1日しか記憶がもたないとうい点でー
眠ってしまうと、記憶がリセットされてしまう今日子さん。また初めましてから始まる関係は、やはりさみしい。
今日子さんに思いを寄せる厄介は、次第に、昨日の彼女も今日の彼女も明日の彼女も「連続した1人の今日子さん」として捉えたいと考えるようになる。
後半、厄介は彼女の寝室の天井に「お前は今日から掟上今日子。探偵として生きていく。」のペンキを見つける。最大の伏線として、次巻以降が続いていく。
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「東京に住んでいる孫がいる」
数年前のある時、父方の祖母にそう言われた僕は、「いや、その孫ってのが僕だから」とツッコミ入れたのだが、目の前の祖母は僕を見ながら僕を見ていなかかった。
・・・ということを【西尾維新 / 掟上今日子の備忘録】を読んで思い出した。つられて思い出したのが、【荻原浩 / 明日の記憶】の美しくて悲しいラストだった。
忘れられてしまうということは何故悲しいのか。
今まで共有してきた時間の積み重ねが「なかったこと」にされてしまう喪失感なのか。
いや本作はそこまでシリアスな物語ではないのだろうけど。「明日になったら今日のことを忘れてしまう探偵」という設定と一つのアイデア(謎)を使ったショートショート集てな感じ。終盤はその設定自体をうまく使った展開になって面白い。それにしても会うたびに「初めまして」と言われるのって地味に悲しいよなあ、と思う。
そういえばメメントって映画もあったっけ。
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最近、好きだった東川のミステリがややマンネリ気味だなと思っていたところに、似たようなテイストでの勢いのある本を見つけることができてラッキーでした。
一度寝ると短期記憶がすべてリセットされてしまうと言う「博士の愛した数式」のような特異体質の持ち主を探偵役に持ってくることで、探偵役が挑む謎解きミステリとしての要素以外に、寝た後にまで記憶がつながっているように見えるのには、一体どのような仕掛けがあったのかという別の「謎」のおもしろさもあり、設定が実にうまく活かされていると思いました。
続編も出るらしいので、ぜひまた読んでみたいです。
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寝てしまうごとに記憶をなくしてしまう探偵のお話。
それぞれオチがあって今までのようにびっくりするぐらいではなくなるほどね、といえるぐらいのもの。面白かった。
続きも楽しみ。
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刀語や物語シリーズとくらべると、とてもゆっくりした話はこびで私のペースに合ってました。
登場人物もまだ少ないですし。今日子さんと厄介くんの淡い恋愛模様も今後気になるところです。
最後の話が好きですね。健気な男の子ってきゅんとします。
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新シリーズ。
西尾維新さんの作品の中で一番読みやすい作品なんじゃないかと思います。
気楽に読めるミステリーですね。
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(戯言シリーズ-りすかシリーズ)物語シリーズ÷(刀シリーズ-伝説シリーズ)世界シリーズ
みたいな話