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【正義とは? 希望とは? 戦後日本の闇に迫る傑作長編】ある疑獄事件と友人の失踪――特捜部の検察官冨永は、宇宙開発を巡る戦後政治のタブーに迫ってゆく……社会派長編の傑作誕生!
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題材も興味深く、描かれるディテールを読む価値は十分あるが、小説としての展開が結末にむけて尻すぼみになってしまったのが残念。
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日本の技術を海外に売る輩が居るのも、本当にあり得る!政治家なんか、裏では色々な事をやって私服を肥やしているはず?宇宙センはコレから必要不可欠なものなのに予算が無い。まあ、先進国で予算を取り開発するのが一番いいのかもしれないが、中国、韓国、北朝鮮なんかは、技術を盗んで抜け駆けしそうだから、安心して共同開発は難しそう。
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宇宙関係の話だと聞いていたが、実際は政治や国際関係の話。
日本の宇宙開発事情を説明するために検察官と研究者という立場の違う2人が主人公として話が進んでいく。登場人物がころころ変わるので最初は読みづらさを感じたが、元々こういうスタイルなのだろうか?最後に繋がるのかと思いきや、宇宙開発が抱える問題と政治、アメリカと日本の関係の方に重きがおかれている。これが題名にもなっている"亡国"のテーマである。
謎に迫っていく現実主義の検察官と現場で翻弄しながらも夢を追う研究者が対比して描かれていた。最後は続きがあるのでは?と感じさせる内容であったがどうなのだろう。
この筆者の作品を読むのは初めてだったが、日本が抱える問題を描いており他の作品も気になった。
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はやぶさ2が打ち上げられて、2ヶ月。はやぶさ2の現実とこの物語の内容に重なりがあって、物語に現実感があった。ロケット技術が実験の繰り返しで行われていることや検察の仕事の内容や仕組みが勉強になったことも有益であった。
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大ベストセラーとなった『ハゲタカ』の著者・真山仁氏の作家生活10周年記念刊行第1弾として発売された超弩級の謀略小説。
東京地検特捜部の検察官・冨永真一。地方のある疑獄事件を追っていたはずの彼だが、それは単なる汚職事件ではなく、戦後の日本政治がひた隠しにしてきたとんでもない闇へと彼を導いていく。
日本の悲願だった宇宙開発を巡り、超大国の謀略と売国者たちの陰謀が明らかになろうとしている。そんな中、冨永とその家族の身に危機が忍び寄る。
正義とは?
国益とは?
300ページ超と、彼の作品の中では決して長い方ではないかもしれないですが、読み始めたらあっという間です。国を跨いだ謀略モノでスケールも大きく、読み応えがありました。
また、早速特定秘密保護法に絡んだ展開も織り込まれており、ストーリーの中で暗に問題点を指摘してみせるところもさすがです。
インフルエンザによる隔離生活での最後の一冊となりましたが、ある意味、最高の形で締めくくることができました。
さて、明日から仕事に戻ります…。
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特定秘密法を絡めた話も姿をくらました左門が何を伝えたかも面白かったです。特捜部検事冨永もよかったけれど、和菓子屋冨永ももっと書いてもらってもよかったくらいです。
逆にロケット開発に関する話は少し軽い感じ。この部分はいらなかったかも。かなり読み飛ばしちゃいました。
「ニッポン骨抜き計画」は何年も何十年もかけて仕込まれているんだろうなぁ。分かりやすい工作もあれば、それはダミーで本当はもっと巧妙にやられてるケースもあるかもしれない。なんせ日本はスパイ天国なんだから。何とかしたいと思っても、幾重にも罠が仕掛けられてあったり、その正義感を持った人が潰されたり、家族に危害が及んだり・・・。怖くてなかなか手出しできない。もう売国奴のあぶり出しと一掃は神様にしかできない大仕事なんじゃないかなぁ。
結局、左門さんは?どうなったのでしょうか?
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後半はスピード感があり先が気になったのですが、ちょっと説明不足に思えて消化不良でした。ストーリーは面白く、強大なアメリカという国の怖さはノンフィクションではないか?と思えてしまいます。誰を信じて何をしたらよいか、わからなくなります。いつか正義が報われて欲しいです。
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話しが壮大すぎて、ちょっとついていけなかった。図書館での借り物で返却期限が迫っていた為、かなりのハイスピードで読んだせいかも。
宇宙開発と特捜部がなんかどう繋がっていくのか・・・難しすぎた。
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今や売国行為も光明すぎて簡単にはわからない時代、日本政府は常にアメリカンの顔色を岡川言いながら動いてきた。日本のオピニオンリーダーが勢ぞろい、
終身雇用制、年功序列、手厚い企業年金、簿価会計、融資制度、不良債権、日本がバブル崩壊後に全て捨て去ったものばかり、
日本のバブル崩壊はアメリカの陰謀、日本経済を破綻させるように仕向けたのはアメリカ、バブルがはじけた後の収奪計画を整えた上で、引き金を引いた。
沖縄の米軍基地問題、公開された佐藤総理の沖縄での演説内容、などを考えながらこの本を読んだ。思いあたることをばかりという感じがする。
日本復活のカギは、原発と宇宙開発だった。
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宇宙開発と国家の裏側。2つの話がそれぞれに進むのだが、どちらか一本にしても良かったのではと思うくらい、話が壮大すぎてとりとめがない感じがした。ラスト近くになって急に話のスピードが上がり、残り僅かのページでどうやって着地するのかと思ったら、消化不良な不時着になってしまった気がした。
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宇宙開発と検察の2軸で進む物語。
2つが上手くまとまれば面白くなるとは思ったものの、上手くはまとまらなかったですね。
残念でした。
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特捜部に赴任した検察官、冨永。
宇宙開発の女性研究者、遥。
二人の視点から描かれる話。
売国奴、は結局、どの立場の人?
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2015.3.22.遺体なき幼女誘拐殺人事件を解決に導いた手腕から検察庁特捜部に異動になった検事
富永に課せられた使命は政界の大物逮捕。日本の科学技術の頼みの綱である宇宙開発をめぐる暗躍に巻き込まれていく。現場の研究者である遥の視点と富永の視点、交互に描かれていく。面白かったが、最後、尻切れトンボに終わって残念。
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序盤から1/4くらいまでのテンポが悪く、とにかく読み進めにくかった。途中から「これって真山さんの作品?」と確認するくらい、世界観が少し違っていた。ラストに向けての盛り上げ方はさすが真山さん。でもラストは少し物足りなさ感はある。