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やっぱり加納さん大好きです。
どのお話も病気や虐待など「普通」からは少し外れたお話なのに、どこか爽やかで温かくてじーんとしました。
特に最後のお話は号泣でした。自身も経験したからこそ書けるお話なんでしょうね。様々な登場人物が出てくるのも嬉しかったです。
短編で加納さんの右に出るものはいない、それくらい素敵な短編集でした。
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泣きたくなるほど心温まる短編6編。特に「フー・アー・ユー」は秀逸。相変わらず寡作な方ですが、これからも質のいいお話をどんどん紡いでいただきたいです。
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儚さ
淡い思い
ハンディを持つことの悲しさ
それらを綴る時
加納朋子さんの筆が
冴え渡る
大病後
ますます その辺りの感性が
研ぎ澄まされているような気がします
読んでいて
本当に ほっと させられますね
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優しさの中にも苦みや痛みのあるのが著者の作風だと思うが、これは温かみが前面に出ていて、やわらかい読み心地だった。
それぞれにつらい思いを抱えた人たちの再生が描かれている。連作と言うには淡いつながりの六篇の中で、表題作が最も印象的。仕掛けが効いていて、キレがある。「平穏で平凡で、幸運な人生」はもう一つかとも思うけど、全体としてさすがです。
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病気やハンディを抱えた人が主人公の6つの短編集。
苦悩や痛みがストレートに伝わってきて、読み進めるのがつらい話もあったけど、どの話も読後感が良く、優しさがギュッと詰まった一冊でした。
「フー・アー・ユー?」と「座敷童と兎と亀と」が特にお気に入り。
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一番すきなのは「フー・アー・ユー?」でした。佐藤君と鈴木さん。二人ともいいこ。好きだな~。
「空蝉」は辛くて辛くて。もう読み返せる気がしない。
どれも病気のお話だけど、前向きな終わりでいいです。
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最初からやられっぱなしの一冊。
中だるみまるでなし。
最後までやられっぱなしであった。
出口は思っている以上に、
わりと近いところにあるものなんですね。
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ブラピも患っている相貌失認という病気を初めて知りました。病気、障害、特殊能力…どれとでも取れるような症状を持つ人々が登場する短編集。気持ちがあたたかくなります。「座敷童と兎と亀と」が好きでした。
加納さん、元気になられたようで嬉しいです。最後の短編はハラハラしながら読みました。
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さまざまな能力を持った人たちが登場するミステリ短編集。これって世間的には「病気」なんだろうけど、あえて「能力」と言いたい気もするものもあります。人とは違うことで疎外されがちな辛辣さも含みつつ、あたたかな印象の物語ばかり。
お気に入りは「空蝉」。一番痛々しかった物語。だからこそその分、読後感が印象的で。ミステリ的な部分にも感服でした。
「この出口の無い、閉ざされた部屋で」は、作者本人のことを思えばなお一層印象深い一作。切なくて、でもとてもあたたかい一作でした。
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ミステリと言うよりは加納さんらしさで☆5つ。久々に号泣した。
あの終わりは切ない。
連作短編の病気ネタはちょっとなんでもあり感
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加納さんの闘病記を読んだ人なら、最終話でああと納得するに違いない。このところ、いやな話、暗い話、怖い話ばかり読んでいたので(ミステリ読みの宿命)、とてもホッとした。
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「トオリヌケキンシ」と書いてあるところには、なるほど通り道がついているわけだ。
『普通』と思って過ごしていることの規定のあいまいさに随所で気づかされるが、その気づきが押しつけがましいものではなく、どの編でも自分の中にあたたかく広がってくる。
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色々な事情を抱えてた人たちのそれぞれの物語。
加納さんらしい厳しい事情の中にも温かな感じのする短編集。
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さまざまな病気?が出てくる短編集。それぞれラストが良かった‼
2014.12.18
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久しぶりの加納朋子の短編集。まったく独立してるのかと思いきや、微妙にリンクしてることに最後の話で気づく。加納朋子自身の病気の経験が最後の話にはかなり反映されている。