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題名通りの内容。
期待しているとおりのことが書いてあるという、意外とめずらしいパターン。(この手の本は、誇大広告的なタイトルが多いです。)
子どもの話を聴いているつもりで、親は自分の意見を押し付けているだけ、子供は次第にその状況に嫌気がさして、心を開かなくなっていく。
そうならないためには、親は子供の話を、きちんと聴く。傾聴する。
コツは、子供も自分とは別の1つの人格を持っている他人だと思う事。
確かに、これができると良いだろうな。
子どもを自己同一化せずに、ある程度距離感をもって、余裕を持って接すること。
ただ、聞いているだけでもダメ、そのまま同調するわけではなく、君はこう思ったんだねと、「あなたの感情」として理解してあげることで、子供も頭の整理がつき、過激な表現なども収まってくる。
(「受け入れる」のではなく、「受け止め」て返してあげる。)
これは、確かに重要だと思った。
この通りにできると良いけど、なかなか難しい。
ただ、こどもが不機嫌になることがどういう場合かということを察しられるヒントが入っているところが価値が高い本。
本文から
やる気を失わせる7つのNGワード
①指示語や態度で親の要望を強いる。
「しなさい」「しなきゃだめ」
②将来のことを持ち出す
「しないと、受験で失敗するよ」「そんなことじゃ落ちこぼれるよ」「社会に出たらやっていけない」
③過去のことを持ち出す
「前派いい子だったのに」「小学校の頃はよくできたのにね」
④性格を指摘して否定する
「ルーズな性格だからできないのよ」「飽きっぽいから結果が出せないね」「気が小さいのが原因だと思うよ」
⑤生活面のしつけや訓練などと混同する。
「ルーズな性格だからできないのよ」「飽きっぽいから結果が出せないね」
⑥親が悲しいそぶりを見せる。
「こんな子に育って情けない」「お母さんの気持ちも知らないで」
⑦世間体を気にする
「近所に知られたら恥ずかしいよ」