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豚の部位をテーマにした短編集。
テーマを縛った性か、どの短編もどこか物足りない。
肉がテーマの割に、読後「肉が食べたい」と思わなかった。
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いくつかはほんわかして好きなのだけど、全体に
後味が悪いなぁという印象。
最後の作品とか、気持ち悪い、、、
最初と最後が好きになれないっていうのは
けっこうキツイ。
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久し振りの坂木さん。短編集ということで「短劇」を思い出して怖いのか?と思ったのもつかの間読み始めればすぐに頭は食べ物「肉」に釘付け。登場人物に感情移入という部分よりこんなの食べたいって思う気持ちが強い。ただその雰囲気を含めてのストーリーも楽しめました。
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軽い読み心地ちなのに、意外とブラックでびっくり。
「アメリカ人の王様」
「魚のヒレ」がとても良かった。
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短編集で、それぞれに出てくる人が、あんまり肉好きじゃなくて、憎憎しいのだけど最後はちょっとほっとできて、良かった。
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お腹が空くかと心配したが、最近本格的にお肉がダメなのだった。食べたいっちゃ食べたいのだが、お腹がぐるぐるする。老いだろか。
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豚肉の色々な部位にちなんで、美味しかったりちょっとグロかったりエロかったりする六篇をおさめた短編集。
どれも面白かったけど、「アメリカ人の王様」「魚のヒレ」が好み。
気が合う友人とか、一緒に暮らそうと思うようなパートナーとは、味覚のセンスと笑いのセンスが合うのが重要と常々考えている私には、面白かった。そうか、異文化コミュニケーションと思えば…
…とはいえ、昆虫食の国の人と恋に落ちたりしなくて良かった。
巻頭の「武闘派の爪先」を読んだら、豚足を食べてみようと思う読者はいないかも…
そんな人は、『コウノトリ』を読もう。
近藤史恵さんの解説も美味しいオマケ。
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安定の面白さ。
食べ物にこだわるだけでこれだけの小説が書けてしまうあたり、やはり食べ物ネタはテッパンなのだなと思う。
食べ物(今回は豚肉の各部位)が前面に押し出されているので、状況が今ひとつつかみにくいところもあるが、たぶん今回は細かい状況設定や背景はあまり問題では無いのだろう。
1の「武闘派の爪先」なんて、最後まで主人公の職業(?)がよくわからなかった。何かの比喩で言ってるのかと思っていた。緊迫感というか、迫力がなかったせいで、本人だけがヤクザだと思い込んでる人の話かと思ってしまった。
「和菓子のアン」の場合は日常推理もので、ちょっとした謎解きがあったが、本作は謎解きはなし。ひたすら豚肉の美味しさを想像する作品であったようだ。
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豚の部位と合わせたお話。面白かったり残酷だったり、心温まるお話だったり、ちょっとキュンとしたり。いろいろなタイプが詰まった短編集。部位がたくさんあるようにお話のタイプもたくさんある感じでした。「和菓子のアン」のような話を想像しているとちょっと違うかもしれません。表紙カバーの豚がとてもかわいい。
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感動、とか、何かが心に残った、とかないけれど、通勤電車で読むにはよかった。
6つのお話があり、それぞれに豚肉の部位がテーマになっています。
私が気に入ったのは「魚のヒレ」かな。
でも、割とすべての話が当たり障りなく、不快なところもなく進んでいくので、立ち止まることなく最後まで読めます。
何かを期待して読んだらガッカリかもしれないけれど、私にはよかったです。
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肉×男で駄目な味。おいしくてくせになる、絶品の「肉小説」を召し上がれ。
豚肉の部位と男が関わる短編小説が6つ入った本。
サクサクっと読めて、基本ダメ男が出てくるちょっと笑える話。
「アメリカ人の王様」が一番好き。
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お肉にまつわる短編集。
ちょっと分かりにくかったり、中途半端に終わってしまうお話が多かったです。
さらりと読めます。
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面白い、おかしい。
その中から
ほんの少しのきゅん、が
顔を出している。
豚肉でこんな話が書けてしまう
坂木司さん。やっぱり好きな作家さん。
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肉が主題の短編集。
主人公は小学生から四十代までの様々な男です。
坂木司にしては、思春期だったり、思春期をひきづっていたりしている男子の気持ちに結構踏み込んでいる感じがしました。
読みやすいです。
アメリカ人の王様、結構好きです。
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豚足×会社を辞めて武闘派として生きる元サラリーマン。ロースカツ×結婚の許しを得るべくお父さんに挑むデザイナー。角煮×母親に嫌気がさし、憧れの家庭を妄想する中学生。ポークカレー×加齢による衰えを感じはじめた中年会社員。豚ヒレ肉のトマトソース煮込みピザ風×片思いの彼女に猛アタックを試みる大学生。生ハム×同じ塾に通う女の子が気になる偏食小学生。肉×男で駄目な味。おいしくてくせになる、絶品の「肉小説」
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「武闘派の爪先」 「アメリカ人の王様」 「君の好きなバラ」 「肩の荷(+9)」 「魚のヒレ」 「ほんの一部」
表紙は、よくお肉屋さんにある豚の部位別名称のイラストである。そして内容も、その部位別の物語になっている。ごりごりだったり、ぎとぎとだったり、ほろほろだったり、噛み切れなかったり。味わいも噛み応えもさまざまであるが、どの物語にもいささかの情けなさやほろ苦さや哀しみが漂っている。だが最後には胃の腑に沁み渡るやさしさに変わるのである。坂木流豚肉料理といった風味の一冊である。