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悲壮感が少ない
2021/12/18 15:54
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭の誕生シーンではどうなることかと思ったが周囲の理解と愛情のお陰か意外に悲壮感は少なく明るく育った受け。少々強引な攻めだからこそ秘密を持つ受けの心をこじ開けることが出来たのだろう。
この秘密をどこまで抱えていくのかが気になるところではあるが、攻めの家族の受けへの傾倒具合を見るにきっと上手くいくに違いない。
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★4.3
娘として育てられたっていう設定から起こるであろう王道的展開にハラハラ&うるうるでした!面白かった~!!こういうひたすら甘くてハッピーエンドなお話大好き。清雅のことがすごく好きなのに、自分は本当は男だから妻にはなれないっていう楓の葛藤がせつなくて泣けたー;;健気でいじらしくてたまらなかった;;最後までちょっとハラハラしたけど、幸せになれてほんと良かった〜。楓の兄と六花も何かあるのかな?って思ったら、先にこっちのお話があったとは!こっちもすごく読みたい。あと六花と楓がじゃれてるのがすっごい可愛かった・・・///
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レトロ大浪漫の世界に浸りきりました。
花丸文庫の「旦那様は恋人を拾う」とリンクした作品ですが、単体で問題なく読めます。
公爵家の跡継ぎの清雅×呉服屋のお嬢様…として育った楓。
訳あって女の子として育てられた楓が公爵家の跡継ぎに見初められ、互いに好意を持つようになるけど…という王道を踏まえながらもただの甘いだけのラブロマンスにはなっていないのがよかったです。
楓はあくまでも女の子なんです。自分の命を護ってくれた周囲の人達に感謝しながら、女としてしとやかにしなやかに生きていこうとしています。そんな楓のおかげで女学校やフルーツパーラーのレトロな雰囲気も味わえました。
女の子として生きる楓が、紳士だけどちょっと強引な清雅と出会って初めての恋に落ちてしまったことで、偽りの性別への葛藤がわき起こります。
どうして女の子として生きているかという根本的な事情が後々まで影響を及ぼしていて、ハラハラドキドキさせられました。
真実を清雅に告げるところがヤマかと思ったら、そこじゃなくてもうひとつ大きなヤマが。
豪華客船のシーンは楓が変貌させられていて、まさかの成り行きに思わず泣きそうになりました…
でもハラハラした分、おおいに盛り上がりました。清雅が来てほしいところで来てくれてほっとしました。
とは言え、全体を通して甘くラブラブな仕上がり。でも笑わせる場面や切ない場面もあちこちにあって、甘さのさじ加減が絶妙です。
エロ的にもハイスペックな攻の清雅が甘やかしまくるのがいいし、楓もおしとやかでウブだけどきちんと素直に自分を出して甘えてるのがよかったです。
どう生きていくのが幸せなのかは、自分自身で決めることが一番大切なんだとしみじみ。
王道だけど、読んだ後心に残るものがあるいいストーリーでした。
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こういうお話は大好きなんですよね♪とっても気に入りま した。 でもまさかあの作品のスピンとは読んでいても気づかなか った。 なんで女として生きて行ってるの?と最初は不思議だった んだけどね。 そういう訳があったんだねぇ。 攻も結構好きなタイプ!でも周りの人には結構冷酷という かそういう風に 思われているって書かれているけれど、全然そんな欠片も 感じられなかったですね。 出来ればそういう場面もあって比較したかったな~。 意外に手の早い攻めにちょっとびっくりでしたけれど、そ れも良かった。
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公爵家跡継ぎ・東笙院清雅×呉服問屋伊勢屋「娘」・楓
飽きるほどありがちな設定だけど、楽しく読めた。
攻・受どちらも優しく魅力的なのが勝因かな。