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ふだん独特な空気感でボケーっとしてる印象があったものの、ヒーローインタビューなどでの絶妙な切り返しなど地頭のいい人だなと密かに思っていた石井一久。
本書読むと、ゆるキャラというよりはプロという世界でいかにしたたかに生き抜くかの実践書のよう。
ところどころ野球選手としてのこだわりなども感じられ、好きな人には意外な発見のある本だと思います。
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ほんわか、のほほんとした感じがする石井の考え方が書いてある。高校時代から注目されドラフト1位、体格にも恵まれている「持てる者」だったからこそできた考え方なのかという気がしないでもない。しかし同じように期待されて入団した選手の多くは成績を残せずに去っていく中で、この石井の考え方は参考になるのではないか。
・上手に手を抜き、休み意識。それがあるから大事な場面での真の実力が発揮できるし、長い期間働くこともできる。
・オトコ気を出す人は信用できない
・自己犠牲の精神が強すぎると身を滅ぼす可能性があるから、断る勇気を持つ。
・自分の課題に気づき、自分なりに対応策を導きだすことができるかどうか
・リスクマネジメントは、自分の核となる仕事や家庭などにしっかり向き合うため絶対に必要
さらさら読めるが結構深いことが書いてあった。
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まさにタイトルの通りの本や、と思った。ゆるキャラ、とも言えるんやろうけど、一本芯は通ってる。よく言えば、おおらか。しかし、この経歴やともともと野球に恵まれてたとしか思えない。
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とらえどころがなくて、むしろ何も考えてないのではと思われることも多いかと思うが、実は自分の中に揺るぎない信念があり、かと言って周りの人や家族には押し付けがましいところもなく、男性としても理想だなと思う。
思っていることをあまり表情に出すことがないので誤解を招くこともあるだろう。
でも、わかってくれる人が周りにいてくれれば良いではないか。
奥様の木佐さんのインタビューからもご主人が大好きであり幸せであることがよくわかる。
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野村ヤクルトのファンとしては、石井は紛れもないエース。今も何となく好きな石井はしっかりと色んなこと考えてて、これからも見続けたいと改めて思う。
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石井一久選手はそのユニークな緩い発言が好きでした。ホントにそうゆうユルい人なんだと思ってたんだけど、その通りの人でした。ただユルいのと、なにも考えていないのとは全然違うわけで本書を読んでも石井さんがとても頭のよい人であるのがわかります。
ただ、人にこのユルさは、オススメできないな。わかった上でどう行動するかは人それぞれの価値観でよいです。
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『セルフマネジメントの重要性を説いた一冊』
■読了時間 1時間50分
■この本をオススメする人
・プロ野球が好きな方
・セルフマネジメントに興味のある方
■感想
らしさ全開の一冊。決して何も考えていないのではなく、ちゃんと信念をもっており、したたかでもあると感じました。24時間野球のことを考えるストイックな方もいる一方で、石井氏は野球を職業として捉えており、決してムリはしない・引退後も人生は続くのだから野球だけが全てではない、と考えてセルフマネジメントされていたそうです。
奥様の木佐彩子さんや、スポニチの番記者・浅利氏のインタビューでも、石井氏が語っていることと同じことを言っており、自己評価と他己評価が近く、とても心地よい空気感が伝わってきました。
ヤクルト、メジャー、西武時代の話以外にも、プロ入り前や家族のエピソードも盛り込まれており、読み終わった後ホッコリしました。