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捕物だったんだ。自分でも最初から東雲屋が下手人だろうな、どうやって解決するのかといたって単純に読み進める。カラクリがガッチリと組み合い、まさかの許嫁が兄を殺すとか、養父が黒幕とか、なんにせよ山根さんが仏の様な人が犯人だったなんて意外だよ。四人の背負う重石も大変かと思いますが、紙一重。実の息子が人殺しなのにおかみさんと結婚させたいとか、殺してしまう許嫁が兄殺しだったとか、でも幸せな未来が目の前にある。なんとでも、真実は何かと考えさせられる読み物だった。東雲屋が捕まり山根さんと結婚して兄の仇をしてたら?
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異なる背景を持つ女性4人が、それぞれの恨みを晴らすべく女将環の下、協力し合い犯人を追及していく。そしてその中で各々は自分の愛がどこに向かっているのかを認識する、四色の藍ならぬ四色の愛の話
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亭主を殺された紫屋環、遊女のお唄、剣士姿の伊織、洗濯婆のおくめの4人が、事件の真相をあばくために動き出す。
まさにミステリーの要素、人情噺の要素も加わったエンターテイメント時代小説ですね。
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各々の仇討ちが微妙に縺れ合うお話。
最後のどんでん返し、ちょっと不意打ちだった。
昨日の敵が今日の味方に、また逆もあり。おくめ婆さん哀れ...
ハッピーエンドではないものの、それなりの落ち着き処に落ち着くのは江戸庶民の日常だったのかも知れない。
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めぐりめぐってまさかの展開に驚かされました。
悪者らしい人が悪者でした、というのはわかりやすくて責める立場からもやりやすいのかな、なんて思ってしまった。
今、ちゃんとした藍染の服は高くてなかなか手に入らない印象だけど、紫屋で作られた濃紺がどんな美しさなのか、近いものでも見てみたい。