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五十鈴川の鴨 みんなのレビュー

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紙の本

文学の希み

2016/03/25 23:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:諏訪耕志 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本屋で表題作『五十鈴川の鴨』を立ち読みしはじめ、
これは腰を据えて読まなければ、と感じ、購入しました。

もともと、竹西氏の評論作品は長年の間に数多く読んできて、
深い感銘を受けてきたつもりでいたのですが、
わたし自身の不明から彼女の小説にはなぜかこころが向かなかった、
向き合えなかったのです。

しかし、わたしも年齢を相応に重ねてきたからなのか、
いま、この短編集のすべての物語において描かれている、
人というものの陰影の深さに、静かに、強く、こころを動かされています。

人のこころに寄り添うということが、
いったいどれほどの労力を用いるものなのか、
いかに細やかで粘り強い内なる力を要するかということを、
恥ずかしながら、よく分からずにいたのだと思います。
 
人のこころとは、
なんという尊さと聖さをもちうるものであり、
また怖しく、畏しいものであることだろう。

静かな調べを奏でている竹西氏の文章の奥深くに、
そのことへの畏怖が流れているのを感じます。

人というものを、深みから、細やかに、汲みとる。

文を刻むとは、その行為そのものであるように思われます。

そうして文学は、つまるところ、人というものへの希みと愛を想い出させる。

竹西氏の文章からそのことを改めて鮮烈に感じさせられています。

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2014/11/04 13:48

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2016/09/11 14:51

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2016/11/02 18:42

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2016/11/12 11:00

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2019/03/07 06:03

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