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夏休み、突然あったこともない親戚のおばあさんのところで過ごすことになった翔太。遠い鳥海山の麓までの不安な一人旅。ちょっと恐そうな波さんと古い家。でもなぜか懐かしいような感じがして、いつの間にここがかけがえの無いふるさとになっていった…。
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書店でみて廻っていた時に、視界に飛び込んできた。
青々とした夏の鳥海山の絵、そしてタイトル。
なんとなくメッセージ性を感じて、ほぼ一目ぼれで手に取った。
内容は、少年のひと夏の思い出と成長の物語。
ひと言でまとめてしまうと、ありがちで陳腐に聴こえてしまいそうだけれど。
全体の構成と終盤の鳥海山のくだりがとても良かった。
お波さんの言葉に強いメッセージを感じる。
”日々新たに”
忘れないで限りある生を大切に生きていきたい。
色彩豊かな文章表現も魅力のひとつ。
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(15-58) 少年の成長物語なのだが、イジメも虐待も家族崩壊もなしで、ごく普通の男の子が主人公というのが嬉しかった。最近ではかえって珍しいかも。自分の思いを通すためにはちゃんと自立できないとダメなんだと、自然に理解していくのは良いよね。「可愛い子には旅をさせよ」をそのまま当てはめたようなお話だけど、とっても面白く読んだ。
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おうちの都合で突然田舎で一人暮らしする大叔母さんのところに行くことになった少年。
アメリカで育ったハトコの少女と一緒に、鳥海山をはじめとする自然や地域の人たちとのふれあいを描く。
いかにも小学校高学年向けの教科書的なお話。