投稿元:
レビューを見る
前シリーズに比べるとミステリー部分が弱く、登場人物の心情面の補足といった感じでした。少し物足りなく感じたので星4つで展開が読めてしまったのが残念でした。けれどこのシリーズは基本的に読みやすいですね。
投稿元:
レビューを見る
「心霊探偵八雲6 失意の果てに(下)」
お堂で一心が刺された?監視の目をかいくぐり犯人はどうやって事を成し遂げたのか?石井をはじめ皆が疑心暗鬼になる中、八雲は拘置所で殺人を告げた七瀬美雪と対峙する。一方、一心が収容された病院では院内を少女の幽霊が彷徨っているという噂が?
心霊探偵八雲シリーズ第6弾(下)。「下」を読んでまず感じたのが「石井刑事の成長」です。後藤刑事にいつもびびっていた石井が事件の重要な所で刑事としての生き様を見せたり、刑務所から出れないはずの七瀬の犯行に対して推理したり、宮川に後藤のことを託されたりと大きく強くなっています。まあ相変わらずの所もありますが、そこはご愛嬌でしょうw
また、後藤刑事が奥さんと奈緒を通じて向き合えた所は感動に近いものがありました。無骨で不器用で粗暴な後藤らしくなかなか奥さんと向き合えていなかった、しかし奥さんはそんな後藤を理解していた、そこが良かった。ちなみにこのシリーズで好きなキャラは後藤と石井です。さらに石井には親近感と同情さえ沸きますw
しかし、七瀬美雪の犯行の実行が見事です。様々なフェイクを織り交ぜて警察を誘導する七瀬はまさしく悪魔。そして、黒幕の男がまさかああだったとは思いませんでした。最後にやはり触れるべきは八雲の強さでしょうか。事件の真犯人との対峙では自ら強い思いを込めて訴える八雲、そのシーンは印象的でした。
また、一心と八雲の最後の会話はとても感動的でした。一気に引き込まれます。特に、八雲が初めて他人に弱さを見せて泣くシーンは本当に感動しました。
筆者・神永氏の書き方は人物やその心情、関係性を想像させてくれます、そのお陰で非常に読みやすくどんどん先に進むことが出来ました。また、このシリーズには後藤と石井、八雲と晴香にある種の掛け合いがあります。それが明るさや面白さを感じさせてくれるので、今回のような事件が精神的に重くとも、作品全体が重くなることはないように思います。最後のまとめがいつも前向きになっている(私はそう思いました)所も好きです。
投稿元:
レビューを見る
八雲の殻が割れはじめて…人間らしい感情、回りの人との人間関係がやわらかくなってきた
みんなが幸せな方向に進んでほしい。
投稿元:
レビューを見る
かなりショッキングな本となることでしょう。
だけれどもまた違った八雲を覗く事のできる
素敵な本の一面もあるのです。
しかしあの悪魔は本当に
どうしようもない鬼でしたね。
だけれども結局は成長した
八雲の前に敗れ去りますが…
重要な局面も出てきます。
例の奴が出てくるのです。
だけれども、これも…
重要巻であることは
間違いないでしょう。
投稿元:
レビューを見る
A very good conclusion for volume six. I'm glad that 八雲 realizes how much he is loved by his friends and family.
I'm just still really sad about 一心. ;_;
投稿元:
レビューを見る
悲しみに対峙する八雲
一心の刺された手段は?
病院にあらわれる少女の霊は?
脳死臓器移植。
病院。
父親との対決。
投稿元:
レビューを見る
お堂で八雲が一心さんと最後のお別れをするシーン・・
もう、号泣でした。
せめてもの救いは、八雲に晴香ちゃん達がいたことでした。
投稿元:
レビューを見る
読みごたえはあった。
一心がいなくなった代わりの晴香ちゃんの存在。新しい家族・・・は早すぎるか。
でも、守られる側から守る側へ、男としての成長がこれから見られるのか。
どちらにしても、人外というか物体のないモノとの対決は、落とし所が難しいと思う。
投稿元:
レビューを見る
下巻に入ってから急展開。
シリーズ通して意地っ張りな八雲のイメージでしたが、
ホントは不器用なだけなんだな。って。
最後まで一心さんは助かるものだと思い、読み進めましたが
思惑に反し、一心さんの死という結末。
登場人物たちのココロに忘れられぬ想いを刻み
それぞれの人生に大きな影響を与える
できごとになるのではないでしょうか。
普段感情を露にしない八雲の涙は私もドキっ❤っと
させられました。
投稿元:
レビューを見る
八雲が柔らかくなったというかデレたというかとりあえず成長したなぁ…
読んでる途中で「一心さあああん!」って叫びそうになった
敦子さんいい人!
投稿元:
レビューを見る
大切な何かを失った時にこそ、
人間て大きく成長し変化するときなのかもしれないな。
後藤刑事夫婦。八雲と晴香。石井と後藤。それぞれの関係が少しずつ
変化してきている。
絆が深まってきている。
八雲君が泣けることができてよかった。
投稿元:
レビューを見る
トリック、真犯人が明かされた。
身勝手な理由。
悲しんでばかりではいられない遺族。
結果一心が希望していたとおりにはなったが、遺族にはつらい結果だろうなぁ。
八雲の父親の正体がはっきりしてきた、っていうかな。
投稿元:
レビューを見る
大切な人を守るために誰かを犠牲にする。
何故そんなにも大事なものがあるのに、同じように犠牲にした人を大切に思っている人がいることに気づけないのか。
本当は気づいているのだろうけど。
自分の気持ちを最優先させてしまうのは、人間の弱さなのかもしれない。
最後に八雲が晴香の前で泣けたのは嬉かった。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ6作目 下巻
こうなりましたかー。 上巻からの嫌な予想通りの結末でした。 犯人も意図も。 ただ、予想外の事も。言われれば納得なんですが、その可能性は考えたこともなかったので意表を付かれました。となると、原因が知りたくなるのですが、どうなんでしょう。これから明かされるのかな。
移動中に読んでたんですが、ラストで「メイクが落ちる」と思いつつ泣いてしまい、今読み返してもまた涙が…。どんだけ涙腺弱いんだ、自分。
不穏な空気を残しつつ、物語は次のステージに。
あとがきもいい話でした。
投稿元:
レビューを見る
この巻を読んでいて不覚にも電車の中で泣いてしまった。生きていくということは、常にどんな運命にも立ち向かいながら、前を向いて歩き続け無ければならないということ。
それでも同志が居れば、新しい幸せの兆しがみつけられるのかもしれない。この巻はそんな予感に満ちたハッピーエンドと捉えたい。
そうでなければ辛すぎるよ。
最後のショートストーリーの夜桜の話が嬉し悲しくてまた涙が。
それにしても最後の最後の展開からいってまだこの話には続きがあるってことだよね?
まだなんかやらかすのかよ‥