紙の本
肩透かし
2015/03/29 16:08
10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りんりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
凪良ゆうさんの作品はけっこう好きですほとんど読んでいます。この作品のあらすじを、読んだ時、自分の好みではなさそうだなとおもったけど、凪良ゆうさんの作品なので面白いだろうと期待して購入。
肩透かしでした。やっぱりわたしのあらすじから感じた印象通り、わたしの好みではなかった。BLなのに萌えどころがまったくなかった。残念です。
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スクールカースト物って苦手意識があって今まで積んでたのを後悔した!
クラス最底辺の高校生・平良×クラスのキング・清居。
前半の清居に忠誠を尽くす平良の気持ちにぐっとくるものがあり、
後半の清居目線の話には、うわ〜!清居可愛い!ってなり読み進む毎に素直になれない清居が可愛くって可愛くって(*/ω\*)一気読みしちゃいました!
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吃音のせいで他人と上手くコミュニケーションが取れない平良。いらぬトラブルを避けるため誰の目にも留まらないよう学校という残酷なヒエラルキーの底辺にいることに甘んじている。それなりの処世術も覚え、大きなトラブルもなくやり過ごしてきたが、高校に入学して、美しい同級生、清居に出会ったことで平良の人生は大きく変わってしまった。
清居をひとめ見た時から、いっぺんに心を奪われた平良。その日から清居は平良のすべてになった。
クラスの中でも取り分け目立つグループに身を置きながら誰にも捕らわれず、どこか孤高の雰囲気を漂わせている清居。ただ清居のそばにいたくて、グループのパシリに甘んじる平良。清居を近くで見ていられるだけで幸せだった。清居の歩いた地面にくちづけたいほど崇拝している。あからさま過ぎる平良の好意を『キモイ』『ウザイ』とバッサリ切り捨てながらも、絶対的な愛情を向けられることは心地いい。
許して許されるふたりきりの秘密の時間。
卒業の日、『またな』となんの躊躇いもなく去っていく清居の背中を見送って、これで何もかも終わってしまったのだ平良は思った。もう二度と清居には会えないのだと。気まぐれに与えられたキスの喜びはどこにもなかった。世界はいま目の前で閉じられてしまったのだと思った。
後半の清居目線。
度を越した平良の好意に初めこそうす気味悪さを禁じえなかった清居も、揺るぎなく全くブレない平良には唯一自分をさらけ出せた。清居にとっても平良は特別な存在だった。
卒業の日、『これからもふたりで会ってもいい』とキスまでしてやったのに、平良は忽然と自分の前から消えてしまった。悲しくて、悔しくて、記憶から消し去ろうと思った。平良が再び自分の前に姿を現すまでは。自分が客演している舞台の観客として。隣にかわいらしい恋人を伴って。
プライドが高くて素直に口に出せない清居の『嫌よ嫌よも好きのうち』を全く解さず、『嫌ですよね…そうですよね…すみません』と引き下がってしまう鈍感過ぎる平良。
そんなふたりのちぐはぐさにうっすら笑いさえこみあげてくる。
プライドをかなぐり捨てて、そんな自分をみっともないと思いながらも自分の感情に素直な清居には好感が持てるし、清居を想うあまり変態紙一重の平良が、清居を神聖視し過ぎて肝心なところに気付けずにいるところも面白い。
ネガティブな勘違いからのすれ違いラブ。自分の恋にいっこうに気付いてくれない平良に頭をかきむしる清居がすごくかわいい。恋愛とはかくも不条理。
凪良さんはホントこういうのウマイ‼
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清居のツンデレ具合がたまらないですね。イラストが超美麗なので、想像が膨らみます。平良くんは実は隠れイケメンでしたが、イラストが美しいので高校時代からイケメンに見えました。そうじゃなきゃ想像がきつかったかも!
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葛西さんの絵が綺麗で題名と絵柄がぴったり。平良も絵柄のせいでキモさ半減して読んだから逆に感情移入出来たのかも(笑)キングと崇拝する愛情が一途なのに時々的外れだったりして、クスッとさせたり萌やっとさせたり。読んでみたら甘々で個人的にはもう少し痛いほうが萌えたかな。でも可愛い話でニヤニヤしながら読みました。
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BL好きな子に借りる(決して貸してと言ったわけではない)
BLはきらいじゃないけどノーマルな作品にちらっとほのかに出てくるのが好きなんです
…と思ってたけど
長野まゆみ好きだし
薄々気づいてたけど
全然OKだったむしろ超よかった(笑)
やっぱりわたしこの手の好きなんだなぁぁ
わかってたけど
どうしよう(笑)
今さら本屋さんのBLコーナーで本手に取る勇気はない(笑)
けどまぁあえて読もうと思わなくてもいいかな
貸してくれた子には厚くお礼を言わなくちゃ(笑)
お互いの目線で描いてあるからよくわかる
不自然じゃない(かな)この展開
ネクラ男子が受けかと思ったら(相手の子俺様だし)
自然と逆だったという
実はかまってちゃん(というか?俺を見てくれ願望が強い)だったという
ああおもしろい
あとここまでエロ描写を丁寧に書いてる小説を読んだことがない(忘れてるだけかな)から
特有の表現がおもしろい
おもしろいというか知らない単語だらけでウケる
まあなんとなくわかるけどww
こういうのって誰が考えるんだろう
みんなどこで覚えるの?
(あ、そういう小説でか)
男女のエッチイのは辟易するのに
男同士だとふしぎと楽しく読める
これはなんなんだろう
誰でもそうだと思うときっとそうじゃないんだろうな
でも好きな人多いよね
自分は多数派だと信じたいこの微妙な心理^^
一晩たって★5こにしちゃった(4こだったけど)(爆笑)
5こは奮発しすぎだよなあ
と思うけど面白かったからまあいいか
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人気作と聞いていたので。
繊細で美しい表紙からセンシティブなお話…と想像していましたが、見事に外れました。
これコメディ?と思ったぐらい後半は笑みが絶えない話運びでした。受が好きすぎて気持ち悪い攻。王様のように振る舞いながらも絆される受。ファンの手本ともいうべきマイルールを自らに課す攻の平良に対して、受の清居が自分がここまでしてるんだからもっと距離を縮めてこい!とジレジレする姿がとっても面白かわいく、あっと言う間に読了しました。
前半はイジメっぽい展開もあって不穏な雰囲気でしたが、平良の根幹をなすアヒル隊長のエピソードなど妙に惹かれる描写は健在。上手さと萌えがたっぷりつまった作品。何度も読み返す本になりました。続編も楽しみ。
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どん引きしそうなほどネガティブ攻めと女王受け。王道と言ってしまえば、それっぽいけど。やっぱり凪良ゆうの作品は良書が多い。
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BL直木賞をあげたい。吃音攻めという新しすぎるジャンルに、これは一般文芸路線(萌え度外視)かと思ったが、きっちり萌えで包んでエンタメとして昇華して大勝利していて拍手したくなった。凪良作品の最高傑作だと思います。そして受けが普通にゲイなのも良かった。やっぱり近年の作品は、昔のようにノンケだけどお前がすきだみたいなホモフォビックな設定から離れ、ゲイ達の恋愛として描かれた作品が増えているのかなという気がして、この傾向は超歓迎する。凪良ゆうは二時間ドラマにできそうな直木賞系の作品が多くて、ともすれば一般文芸でもやってけそうな作品が多いけど、とにかくずっと男同士で書いててほしいなあと思います。
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新しい扉を開いてしまった…!!
清居を神のように崇める平良と、そんな平良の桁違いの愛情に惹かれてしまった清居の物語。お互い好き合っているのにかみ合っているのかいないのかよくわからない2人。振り回されてるのは清居の方だね。
持ち前のスタイルで周りからチヤホヤされているけれど求めているものは自分だけを求める深い愛だなんて普段のキツイ態度に似合わず可愛い。。なのに思うように平良が動いてくれなくてやきもきして泣いちゃうところとかも最高だった。
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子供の頃からの吃音のせいで自己評価の低い平良と俺様で偽悪的な物言いをしてしまう清居の話。清居が好きすぎる平良は見ていると確かにちょっと気持ち悪いくらい。でもここまで好きだと思われ続けたら、もしかすると好きになってしまうかも。と思えてしまった。清居はなんだか好きな子に素直になれない「男の子」みたい。もう素直になればいいのに...。と言いたくなる。それが一番清居にとって難しいことなのかもしれないけど。
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面白かったー!!!2人がどうなることかと思いましたが良かった良かった!清居くんまさかあんなに可愛いとは!
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比較的コメディ要素が強かったかしらん??
やや現実離れっていうか、いい意味でフィクション感ありありな2人だったからかな・・・
しかし全てのツンがガチ恋ゆえだったと思うと・・・凄いな・・・・・・と脱帽
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本屋大賞受賞の作者だけあって人物の描写が
上手くBLでも面白かった。
憧れと恋はちょっと違う。
触れてはいけないものを手に入れた瞬間
濃厚になってしまうあたりが……(*ノωノ)ポッ
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途中までは学生のカースト底辺の子のお話で、鬱々としていて「これ、恋愛に発展するの······?」と疑心暗鬼に読んでいましたが、視点がもう一人に変わった瞬間ほとんどのことがすっきりとして、これは恋愛だって納得しました。本人たちが思っている以上に想いあってることを読者が知っている、そんな気がします。