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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
巷間、言われていることで、またネットが炎上したことでも分かる通り、ひどい偏向本である。一方の言い分だけで書いたと酷評されているが、テレビ作家なんぞは、リサーチャーを安く、手足の如く使って番組を作るもので、本著も同様の技法によるのだろう。文章じたいは面白くかける人だが、人そのものに問題があっては、何をか言んや。
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たかじんさんが亡くなったのが2014年1月3日。
関西人だからではないと思うが、小さい頃からテレビでよく拝見したので、すごく面白いおっさんやと思って、ずっと好きな方でした。
著者の百田尚樹さんも、下町ロケット以来ずっと好きで楽しませてもらっています。
そんな組み合わせでもあり、すぐにでも読みたかったのてすが、あまりゴシップに興味がないせいか、手に取れず時間が過ぎてしまいました。
ようやくチャンスがめぐってきて読みましたが、彼の死に際して、色々と噂をされたりしたそうですね。憤りを感じましたが、片方の意見だけで判断できるものではないので、読まれた方の主観にお任せします。
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早期にガンは発見しないといけない。タバコはだめ。闘病生活の厳しさ。本人もだけど、介護者も。ここまで、人間やれるのかと尊厳的な人。
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百田尚樹作ということで読んでみたが、
大当たり。正直、やしきたかじんには全く馴染みがないのだが、読んで良かった。これほど献身的な看護が出来る人が他にいるのか。色々なところで書かれているみたいだけど、この本を信じる。それにしてもマネージャーは酷すぎる。
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タレント‘やしきたかじん’ではなく‘屋鋪隆仁’として最期をむかえることが出来たのは間違いなくこの奥様のおかげなんだと。
そして、たかじんさんが愛を感じて天国へ召されたのがしみじみと伝わりました。
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さくらの献身的な介護は、
なかなか出来ない。
たかじんは、そんな人に出会い、
最期を看取ってもらえて
幸せだっただろうな。
笑顔が幸せを語っていた。
こんなに愛しあえるなんて、
幸せ‼
ただし、これが全て実話なのか、、、
さくらの視点からしか書かれていないうえ、
本当のご家族やマネージャーに対して
終始批判的。
感動を覚える一方で、
モヤモヤが残るのがちょっと残念ヽ(´o`;
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ガン末期の描写が痛々しい。しかし、たかじんの妻視点で進む話に感情移入し切ることができなかった。妻は絶対善、マネージャーは絶対悪という単純化された図式に抵抗を感じた。作中で著者が半ば表明している通り、この作品は著者の正義感・義憤に基づく、心ない攻撃を受けているたかじんの妻への掩護射撃だろう。ゆえにノンフィクションではない。
この本を読んでいる時の感情の動きが何かに似ていると思う。「戦争で被災した子供の写真を使って、戦争の残酷さを説かれた時のような気持ち」。それは可哀相やな…としか言えなくなる。感情に強烈に突き刺さる表現は、一種の思考停止に繫がる危険性をも孕む。
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夫人を主人公にしたお話。
文章がとても読みやすいのは、さすが百田さんだと思った。
実際はどうなんだろう、と思うところもあるけど、
これはこれでいいのでは。
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2014.11.10読了。面白く、一気に読んでしまった。でも、これって、果たしてやしきたかじんの遺志に沿う作品なのかどうかは疑問に思った。彼は、最期まで死を怖れず破天荒に生きたやしきたかじん…を演じたかっただろうなと思うので。さくらさんは、あることないこと書かれでも悔しかっただろうし、百田さんも義憤を感じられ、さくらさんのために書かれた作品だなあと思う。マネージャーやしきたかじん実子の名前はイニシャルにしてあるけれど、関係者が見れば明らかに誰かは分かるわけで、名誉毀損になるんじゃないの?と思う記述が多数あった。海賊と呼ばれた男でも感じたけれど、百田さんは自分の主人公が作った主人公への思い入れが強すぎてフェアな書き方ができない人だなあと改めて思った。後半はさくらさんはほぼ神格化されていた。でも、週刊誌ってホント、でたらめばかり書くなあっていうことはよくわかり、非常に興味深かった。あと、食道ガンの闘病記としても非常に考えさせられた。死ぬって大変なことと改めて思い知らされた。
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あっという間に反論があっちこっちに出て、なんだか読む前に色眼鏡だったのは事実だけど。
この人の文体は好きではない。子供みたい。
事実がどうなのかよく判らないが、よくこれだけ、人を一方的に悪く書けるもんだと思うのは、ちょっと立ち止まると、たかじんの奥さんだけのプロモーションビデオみたいになってる。
作家の方も、たかじんというより、奥さんが好きなんだろうな。
さーて、これで基礎知識は仕入れたので、次は反論を読んでみよう。
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やしきたかじんが、さくらとの出会いから亡くなるまでの物語である。
彼の食道がんはステージⅢだ。手術が成功しても五年後の生存率は30%もない。
再発した時は最後だ。そんな日が永久にやってこないことを願うが、もしその日が来たとしても決して狼狽えないでいよう。
彼には最後まで希望を持たせる。病気のことで、彼の前では絶対泣かない。いつかお別れする時が来たとしても、最後まであきらめない。笑顔でいよう。
さくらは、彼を心の底から信用していない、いつか捨てられぬのではないかと思い悩む、でも愛しているのは確かだ。彼の仕事とは関係なしに、一抹の不安も完全には消えていない。
それにしても、この本を読んでいると気が滅入るというか、想像を絶する闘病と献身的な看護だ。とても常人には真似が出来ないであろう。
そして自分の「死」についても考えてみた。
勿論、答えは出ない・・・。
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何かと話題のコレ。『金スマ』見て泣いたので脊髄反射で購入。当初からこんな話ありえんわと疑いながら、いや、好きな作家百田氏がどや顔で真実と言ってるんだからと読み始め、ちょっと盛り上がってきた所で嫁情報(略
批評するにはまず嫁、いや読めと興醒めしながら読み切った自分に感動。I love me.....
真実であって欲しいが、まあ、駄目だろうなあ。。。
まあ、たかじんのこんな最後を見たくなかったのも事実だし、癌治療の壮絶な様子を知るにはいいハウツー本かも知れんし、でもなあ、百田さん、残念。。。。
真相が分からないので評価できず。よって☆なし
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感動したけど、ここまで書いていいのかと思う部分もある。さくらさんを擁護したい気持ちはわかるが、敵対する人を描く必要があったのか。闘病記だけで十分わかる気もする。
さくらさんは病気のたかじんだったからこそ愛し合えたように思えるので、確かに運命的な関係だったと感じる。
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読了する寸前、これは「永遠の0」だな、と思いました。
いうまでもなく、「永遠の0」は、本書「殉愛」の著者・百田尚樹さんの代表的な著作です。
特攻隊として死にゆく者だからこそ発することの出来る可憐で儚い一瞬の美をとらえ、ベストセラー小説となりました。
安穏と暮らす平成の世の私たちからすれば、国を守るために死ぬという当時の特攻隊青年の心情を理解するのは難しい。
ただ、著者はそれを鮮やかに描き出して見せました。
私は「永遠の0」を感動とともに読み終え、だから戦争には反対だという、恐らく著者が望まない結論を導きましたが、それは本書「殉愛」とは関係ないのでこれ以上触れません。
「殉愛」は、大阪が生んだスーパースター、やしきたかじんが最後に愛した女性、さくらさんの視点で描いた純愛ノンフィクションです。
フェイスブックを通して、やしきたかじんと出会ったさくらさんは当時、30歳。
それから、やしきたかじんから熱烈に口説かれ、結局付き合うことになります。
ところが、その直後にやしきたかじんに食道がんが見つかり、2年間の闘病後、今年1月に死去したのは周知のとおりです。
本書に描かれた闘病の過程は壮絶そのもので、読んでいて時に目を背けたくなりました。
それ以上に目を瞠ったのは、さくらさんの献身的な看病で、ほとんど「狂気」に近いとさえ思えるほどのものでした。
これはエピローグで著者も言及していますが、美貌を持つ30歳の女性が普通に恋愛、結婚していれば、人並みの幸せを手にすることは十分にできたでしょう。
ただ、さくらさんが2年間(たった2年間!)でやしきたかじんとの間に育んだ愛は、私たち常人には想像も及ばない崇高なものだったはずです。
さくらさんは最後に、とても大切なことを著者に語っています。
その言葉を読んで、私は「永遠の0」のような「可憐で儚い一瞬の美」のバリエーションを見た気がしました。
ただ、やっぱり考えてしまうんです。
やしきたかじんも、さくらさんも世に言う「セレブ」なんですよね。
彼らのようにお金があれば受けられる医療を、泣く泣くあきらめてしまう人はゴマンといます。
たとえば、ガン治療に効果的な「アルファ・ベータT細胞療法」は保険が利かないため高額になるらしいですが、やしきたかじんは受けることができるわけです。
こういう読み方は、厳に慎むべきと分かっていても、どうしても頭から追い払うことが出来ないんですよね。
2人の崇高な「殉愛」の影で、「愛」という言葉すらも思い浮かばないまま絶望している市井の人たちの姿がチラチラと思い浮かぶわけです。
もちろん、そこはさすがにベストセラー作家の著者は百も承知なのでしょう、書き手の感情はほとんど完璧に抑制されていますし(ただし407ページで例外的に露わになります)、感動的な場面ほど淡々と冷静に筆を進めているあたりは「さすがだなぁ」と感嘆する以外ないわけですが、すみません、最後まで100%感情移入することはできませんでした(ただ、3回泣きました)。
虚心坦懐に読めば間違いなく感動作ですし、そういう意味では読み手の姿勢をも試している生半では���い作品といえましょう。
遺産相続で我利我利亡者のような欲望を見せる親族とか、嫉妬心に駆られて執拗な嫌がらせをする取り巻きとか、できれば生涯関わりたくない反面教師にすべき人たちの姿が露骨に描かれていて、そこは著者も容赦ないから結構興奮しました。
住んでいる世界が違い過ぎるのでよく分かりませんが、さくらさんに分があると思います。
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私は、関東に住んでいるし、テレビがない(正確にはアンテナがない)ので、やしきたかじんという人を知らなかった。名前も聞いたことがない。ただ、百田尚樹の新刊という理由で、この本を買った。ある二人の物語として淡々と読んだ。すごく感動した、ということはない。闘病記としては、一つ二つ参考になった。愛する人の最期にあたり、気持ちや行動など表現の仕方は千差万別だと思うので、評価したり優劣をつけるものではないだろう。