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昨年末(2014)に長年読んできたこの本の著者の上巻を読みましたので、下巻も興味を持ちました。彼の本はかれこれ20年以上読んできているので、本に書いた内容は十分な裏付け調査をしていると理解していますので、この本に書かれている内容も本当であれば残念に思う部分も多くありました。
人間が増えたから、自分達はそのままで、他の人種(有色人種)を大量削減する計画を立てている人がいると思うと残念です。
大量破壊兵器があるという理由で国連決議まで行って戦争を行なう出来事が以前ありましたが、それを別の形で行おうとしているということがこの本に書かれていて驚きました。地球に住んでいる人類が皆仲良く暮らすことに、技術開発を行ってもらいたいと強く感じました。
昔はインディアンを抹殺するために、天然痘に感染した毛布を使う、今はエボラやインフルエンザの細菌を使って同様なことを行おうとしているのでしょうか。。
以下は気になったポイントです。
・天然痘病院から持ち出した毛布2枚、ハンカチ1枚を与えた。インディアンを意図的に天然
痘に感染させることはあり得た(p33)
・法的権利の基礎となるのは、欧州諸国によるアメリカ大陸の発見であり、先住民の財産権は問題とされない、という考え方があった。法律はネイティブインディアンから土地を奪う武器として使われた。(p50)
・法の支配によって、何千エーカーという土地が開拓地となり、奴隷制度が南東地域の奥深くまで浸透した(p53)
・アフガニスタン占領は、アメリカの軍事力の誇示である。その狙いは、ロシア、中国、イラン、そのほかの中東の産油国での権益である(p74)
・アフガニスタンは鉄、銅、コバルト、金のほか、リチウムのような必須の産業用金属の巨大な鉱脈を含んでいて規模が非常に大きい(p74)
・パキスタン、イエメン、ソマリア、リビア、アフガニスタン、その他の場所におけるCIAの無人機攻撃を2012.4に最初に公認した(p88)
・戦争ではなかなか人が大量に死なないので、飢餓と疫病によって人数を削減する(p109)
・人口削減のおもなものとして、1)大規模な国際開発を行って世界中に大凶作や飢饉を招く、2)戦争を起こす、3)新たな感染症を広めて大流行させる(p113)
・ほとんど報告されていないのは、コンゴにおける集団殺害(p114)
・海を除いた地表面積の46%が手つかずの自然であることが判明した(p123)
・現在のエボラウイルスは大流行にはなりえない、感染した血液に直接触れない限り伝染しない。しかしサルを死なせる近似種ウイルスは空気感染する(p133)
・SARSはアングロサクソンにはかかりにくいタイプのウイルスだったようだ(p142)
・2013.4中国空軍士官がアメリカ政府を非難した、アメリカが新しい鳥インフルエンザの菌株を作って生物兵器攻撃をおこない、その影響で中国の一部で鳥インフルエンザが流���しているとした(p184)
・ヒトゲノムの働きを変化させることにより、信仰心と精神性に関する脳の一部を破壊する「化学的ロボトミー」のような働きをする。その兵器の犠牲者は、人間の存在の中心的要素である精神性と宗教性を持たない、下等な動物のような状態にされてしまう(p187)
・遺伝子操作作物でいちばんまずいのは、その種を独占企業から毎年買って、育てなければ食糧の収穫がゼロになる(p201)
・クアラルンプール法廷において、ブッシュ、ブレア、ラムズフェルド、チェイニーらは、人道に対する罪で有罪判決を受けた(p239)
・ナチスの支配下にあったローマ法王が辞任させられ、ローマ帝国の系統が敗北する流れが見えてきた(p251)
2015年2月8日作成