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色をテーマにした短歌とショートストーリー。
どのストーリーも3ページ程度で完結してるんだけど、ちくっと刺すような痛みがあったり、切なさがあったり。
何とも言えない余韻を残す。
加藤さんの作品はほんとに感情移入しやすい◎
miccaさんのイラストもおしゃれでかわいかった♡*。
ファッション誌での連載ってこともあってか雰囲気もおしゃれなストーリーでした。
女性にオススメ!
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20色のショートストーリーと短歌。
「いろごと」とあるだけ恋愛のお話でした。
加藤千恵さんの小説も好きだけれど
元々短歌の大ファンだったため
20もかとちえさんの短歌が読めるのか!と
渋谷でサイン本を購入しました。
想像していたよりずっとカラフルで
装丁のイラストや本型も素敵。
文庫本も好きだけどハードカバーの方が
その本の個性が出ていて好きだと最近気づきました。
ショートストーリーも
本当に短いのに切なくて苦しくて
ちりりと胸が痛んで。何回も読んでしまう。
そして添えられている短歌が
どの「色」も本当に素敵で。
やっぱりこの人の詠む短歌が大好きだなと思いました。
この先も大切にしたい一冊です。
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おもしろくないわけじゃないけれど、ひとつひとつが短すぎて物足りない…。雑誌連載だから仕方ないしおしゃれだとは思う。少し期待しすぎました。
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2015.3.24
色に関するショートショート。
短いのにすっと入ってくる。
歌人、加藤千恵らしい一冊。
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2015/6/13
色事。ショートストーリー。
もう過去にしかないわたしの色事。
恋愛現役時代だったら泣いていたかもしれないなぁ。
各話、心当たりがありすぎて胸がキュッとなって本を閉じて深呼吸する時間が必要だった。
人生で恋愛できる期間ってすごく短いね。
いつもなら家に着くなり、メイクを落として服を着替えるのに、今日はそうしないのは、たった今彼から連絡が来ても、すぐに出かけられるようにしておきたいからだ。
食事に誘われるかもしれないから、まだごはんも食べていない。
携帯電話が圏外になっていないかばかりを確かめてしまう。ここにいて、誰かからのメールや着信が届かなかったことなんてないはずなのに。
(light purple)
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雑誌連載の短編集、恋愛模様、という点で一緒に読み進めていた「初恋素描帖(豊島ミホ)」と同じように気軽に手に取ることができたけれど、こちらは大人の女性たち。…の、失恋ってこんなにつまらないの?
なにより、肝心の短歌がショートショートの要約、もしくは色名の入った見出しにしか思えない。
色彩とイラストと、「短歌」って雰囲気を感じるためのおしゃれな一冊なのかな。
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色をテーマに、色恋が書かれた20種類のショートショート。
終わりゆく恋だとか、届かない想いだとか、水彩画に水を垂らしたかのように淡く消えゆく何かがちいさな余韻を残します。
もとは、ファッション誌での連載のようですね。
表紙のイラストもそうですが、1つお話を読み終えるとmiccaさんの描く女性に出会えます。美しくてハイセンスなイラストに、つぎはどんな?と楽しみにページをめくりました。ちなみに章のはじめには、加藤さんの短歌。
1番最初の短歌が、いちばん好きでした。
pinkの章。
「ぎこちなく慣れない思いを抱えてる
慣れないピンクを身につけたまま」
イラストも著者の作風にすごくぴったりの雰囲気で、本当に素敵なコラボです。ちょっと、宝物にしたくなるくらい美しい。
短いから、すごく心を揺さぶられる、という心配もなく、ふいに時に訪れる恋の終わりのお話を静かに楽しむことができました。
とくに内容を知って読んだわけでもないのに、好きな人への想いをずっと引きずってるからこの本に呼ばれたんだろうか。最近になってようやく、いい経験をしたなと思えるようになってきました。
そんな自分の心境に溶け込むような1冊でした。
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加藤千恵さんが描き出す、「いろごと」の話を、都度都度「自分が彼女なら」と置き換えて想像してしまった。
どれもが身近で、でも遠いような気もして、過去や未来に点在しているような、女性ならばどこかに必ず共通点や共感を覚えるような、そんな世界が短歌とストーリーの中にあった。
『orange』をとても好きだと思って、『black』でとてもリアルに、別れた恋人と自分に置き換えて場面を描いてしまった。
きっとわたしも彼も、「久しぶりだね」を繰り返すんだろうなと思った。
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読み終えた後は、心がじんとする。まるで、友達の話を聞いているような。過去の自分のことのような。そんな身近で、ちょっと胸がズキンとする短編集。女の子は、みんな一度はこんな気持ちを経験しているんではないだろうか。
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薄暗くなる失恋のなかでその瞬間に目が引かれる色の数々にふれる短編集。
たくさんある挿絵も綺麗でかっこいい。
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いろごと。タイトルから想像したものと中身は全然違う。いくつかの男女の色にまつわる掌編集だが、章ごとのタイトルも予想をきれいに裏切ってくれる。「永遠に続く赤信号なんてないとわかっていて祈ってた」。やまない雨はない、といった内容と思いきや全然違う。裏切られ感が頗る気持ちいい。通底しているのはせつなさ。但し、それは悲しく沈むものではなく明日へ向かって好日的だ。だから読後感も爽快でまことに気持ちいい。
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図書館で何気なく手に取った一冊。
色をテーマに、さくっと日常の恋愛を文章にされた感じ。
挿し絵と一緒に雑誌に掲載されていたと読み納得。
読み物としてはいまいちだけど、挿し絵と文章がきれいにマッチしていて、ちょっとおしゃれ感がでている。
絵や空間的には好きだけど、お金をだしては買わないかな~。