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r>g r=資本収益率、g=国民所得の成長率
格差は世代ではなくほとんどは同世代で起こっている。
資本主義には不平等化の傾向がある。
日本は資本市場が機能していない。キャッシュフローを株主に還元せずに浪費すると株価は下がり回収のターゲットになるが、日本では持ち合いなどにより回収不可能になっている
原発停止によりLNG輸入が3兆円/年増えた。
グローバル資本主義にとって重要なのは配当可能利益がいからになるかなので生産コストと税金の安い国で生産するのが当然。交易条件の悪化する日本に生産拠点を戻す理由がない。
ハーバード大の親の平均年収は45万ドル
累進課税率の低下で格差は広がる
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非常に簡単に書いているのですが、どうもピケティの本の要旨を書いているというよりも、ピケティの本を利用して自分の意見を書いている方が多いような印象を受けました。私は素人なのでよくわかりませんが、断定的に否定していることも多く、逆にそれを読むとこの著者の言っていることが信じられなくなります。
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欧米諸国のマクロ経済データをもとに、資本主義では歴史的に所得分配の格差が拡大する傾向があり、それは今後も続くだろう、という内容。
資本収益率r>国民所得成長率g:資本家の儲けが一般国民の所得の伸びより大きく増えるので格差が拡大する。
ピケティが提案するのは、グローバルな、累進的な資本課税。
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停滞した社会、過去に蓄積された富の比重が大きくなり、富の分配に影響を与える。庶民は、消費税増税・福祉切り捨てなど、貧富の格差が今後益々生まれるのではないか。
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ピケティが、話題になった時に、書店で、本を眺めてみたが、数式や、経済専門用語が、一般人に分かりにくいぐらいの、分厚さのほんが、並んでいた。
東洋経済新聞社から、本の厚さも薄く、字も大きく、それでいて、60分で分かるという21世紀の資本のポイントだけを、分かりやすく書いてあるのが、出ていた。
今までの経済学では、資本主義が発展するに伴い、富は皆に配分され平等化となると、夢の様な話であった。
しかし、ピケティは、歴史的データを解明すれば、それは、例外では、あり得るかもしれないが、資本すぎでは格差が、拡大して行くと、、、。
書くさが、拡大し、今後も不平等が、拡大して行くと、予想した研究発表である。
遺産相続が、格差を生み出している。
多くの資産を持つものは高いリターンを取る事が出来るからであると。
大富豪は、資産が最上位の富豪に集中するようになり、創業者の子供は、働かなくても大富豪に成れる。
教育問題で、アメリカのエリート大学は、日本の国立大のように思っていたが、学費は、高く、低所得層の子供が、大学に進学する比率は1970年以降10~20%であり、上位の1/4の子供の進学率は、40%→80%へ。
それは、親の所得で、出来るのあり、学費の他に、最高権威ある大学に入学スrには、親の社会的地位、大学への寄付等も考慮されるとか、、、
ハーバード大で、親の収入は45万$が、平均だとか、、、、、に驚かされた。
アメリカとは、アメリカンドリームの言葉が、あるように、能力主義の社会と、思っていたのに、それは理想であり、建前だったのかと、思い知らされた。
累進課税をめぐる論争も、書かれてあったが、今、マイナンバーで、10%の消費税を、どのように、低所得者に、負担が無いようにするか議論されているが、、、、小売業や、レシートの出さないような店は、機械自体導入出来ないのでは、、、、と、思うし、個人情報は、どうなるのか?とも、不安だらけである。
この本のQ&Aは、とても分かりやすかった。
そして、今の社会では、とても不合理だということも理解出来た。
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トマ・ピケティさんの”21世紀の資本”には興味が有ったのですがぶ厚くて難しそうだし高そうだったので購入を躊躇っていたの中、池田信夫さん著のこの本に出合いました。第一章ピケティQ&Aは凄く良くまとめられておりサブタイトル”60分でわかる”も決して大げさではないです。
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経済に関しては全くの素人で、最近よく出てくるピケティの考え方を少しでも知識として知ることができればと思い読んでみたが、やはり細かい経済理論の話になると、いくら入門と言えども何が言いたいかよくわからない。この本に関していえば、本当にこの内容がピケティが主張している内容なのかというくらい内容が薄っぺらい気がする。わかったことは「世界で資本と労働の所得格差が拡大している。」ということと、「それを解消するにはグローバルな規模での資産課税をすること」の2点だけである。ページ数も少ないし、いくら入門とはいえ物足りない気がする。また、ピケティの主張とは関係ない著者の独自の主張がやたら書かれているのも気になった。
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2016年2月7日読了。ピケティ著『21世紀の資本』の解説本。解説本は数種類読んだが、これは中でも「21世紀の資本の何がブームになったの?どういう本?」というなぜなにを親切に解説している点と、「アベノミクス批判」のトーンが強い点が特色か。薄い本でもあり前者は初心者にはありがたい内容だが、後者の要素には「そういうことは『21世紀の資本』の内容を受けて、読者がそれぞれ考えるからいいよ・・・」という気もしてくる。ピケティが示した「r>g」の式は「過去データの分析から導き出されたもの」に過ぎず、何らかの公式から導き出されたものではないのだが、それを「論理的でない」と批判するか、「現実のデータに即しているのだから事実だ」と認めるか、結局問われるのは読者のスタンスということだよな。
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金持ちの方がマルチマルチで競馬を当てるということを説明すればピケティもわかりやすいが、ともかく、r>gは資本主義の根本的矛盾というより、資本主義はその矛盾を推進力とするシステムであることは思想的には古いテーマ。しかし、共産主義という一つの「理想」が消滅し、かくも露骨な形で資本が流動することになり(端的に言えばCPの飛躍的な進歩)、かくも露骨な形で成金が増えることが「世界的な」情報として(CPのおかげで)皆に知れ渡ってしまう露骨世界の登場にあって当然出るべき論点だとは言える。
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なんの基礎知識もないと、正直このレベルでもあまりわかった感じはしない。「経験則としては労働所得より資本の所得の方が大きいので格差は拡大する」ということだけはわかった。タックスヘイブンの問題も迫る。見解と解説がはっきりと分かれていないのも混乱の原因か
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Q&A、ピケティをどう読むか、3つのポイントを解説。戦後の平等化は幻想で1970以降格差は拡大。格差の原因は、教育とテクノロジー・スーパーマネジャー・遺産相続・タックスヘイブン。対策は、教育の機会、累進課税、金融情報の世界的共有。
薄くてわかりやすくてよいです。格差が悪とは言いつつ、富豪を主人公とし、富豪と同化して楽しむストーリーに溢れているからなぁ、なんて言えるのも。
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80ページほど。分厚いピケティの『21世紀の資本』を開設してくれる。忙しい人には、この解説本だけで良いのでは?それくらい、分かりやすい。
資本主義の根本的矛盾 r>g つまり、資本収益率が必ず成長率=国民所得の増加率を上回るため、格差拡大傾向を持つという矛盾。技術移転に格差縮小の効果があるが、資本蓄積は格差を拡大させる。この格差傾向を是正するには、グローバルな課税が必要であり、タックス・ヘイブンに資本逃避されると、上位層の所得が捕捉できない。
格差の大部分は同世代で起こっており、それは遺産相続によって拡大再生産される。この相続効果が現在の不平等の最大の原因だ。また、ハーバード大学の親の平均年収は45万ドル。教育による格差も拡大する。
我々に出来ることは何だろう。生まれながらの富裕層が富裕層を再生産する世界が、本当に理想的と言えるだろうか。高額な資産を手に入れられたら、後は金利のみで生きていける。それを宗教が禁止した時代もあるが、今は違う。適正に天才を生み出し、育むシステムこそ必要であり、環境や資産だけのギフテッドは無用ではないだろうか。
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ぱらぱらと。
本書のはしがきに目が点になった。彼って、こう言う立場だったか?と…。こちらの誤解だったのか?
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ピケティの主張について知りたくて読書。
この数年、帰国するたびに耳にしていたピケティの名。原書の厚さ969ページに驚いた。これについては今後も原書の翻訳本を読む機会はないと思う。
そもそも資本主義は格差を拡大させるも。是正させるためのポイントは、累進課税で今後は、タックスヘイブンへのグローバル課税の仕組みが作れるか。
r>g
給料、所得を増やすことよりも資産運用へ頭と時間を使えということだろう。
市場経済の原則は、マクロ的には市場は右肩成長を続ける。だから、複利と時間の力を見方にした長期運用が安全、確実とされる。
読書時間:約25分
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ピケティを読んで、学生時代一番良く寝れた授業は経済学だったのに今一番勉強してみたいと思うのは何でだろう?