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岩田健太郎×「もやしもん」ということで思わず手にとる。しかし、なんでこんな感染症について薬や症状や微生物やと詳しく淡々と総説した本を読んでいるのだろうか。ただ、ひとつ言えるのは、その道の達人が道について説くのを聞くのは、だいたいそれがどんな道であっても面白いものだ。
PK/PD理論
PK 薬物動態学、投与した薬がどれくらい血液中に入っていくか
PD 薬力学、感染部位に達した薬がどれくらい微生物を殺すか。時間依存性の抗菌薬と濃度依存性の抗菌薬とがある。時間依存性なら頻回投与、濃度依存性なら1日1回とかで
ピペラシリン。日本の添付文書は審査当時の問題で投与量が少なすぎ。これに他の薬を合わせてその後に承認されたピペラシリン・タゾバクタムが適切な投与量になっている。しかし本家ピペラシリンのほうは直さない不思議。
広域すぎる抗菌薬も問題になりうる。キノロンは肺炎に用いられるが抗結核作用もある。結核を肺炎と誤診して短期間キノロンを使うと結核の発見を遅らせる(結核は長期治療を要す)。
真菌の2分類。「酵母用真菌」イースト、テラテラ光る。「糸状菌」モールド、カサカサ
抗ヘルペス薬。バラシクロビルはアシクロビルのプロドラッグで消化管からの吸収を改善させてある。
痛みの種類:体性痛、内臓痛、関連痛、心理的痛み
病原性ではない大腸菌というのは病気を起こさないわけではなく、腸管にいる限りは病気を起こさないということ
肝炎
A型とE型:主に経口感染、Eは慢性化することがわかってきた
B型とC型:血液や性行為、母子感染。慢性肝炎や肝硬変、ガンの原因にも
D型:不完全ウイルスでBと一緒に感染すると劇症肝炎を起こすことが
AとBはワクチンがある。Bはアメリカで必須だが、日本では定期接種化されていない
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「もやしもん」が流行っていて、関連絵本とか、ぬいぐるみとかあった頃、買って読んでいなかった本。
時節柄読んでみたら、なんと、今を時めく、イワケンこと、岩田健太郎先生のご著書でした。
感染症全般について、広く、浅く、駆け足で書いてある。医者に抗生物質もらった時、どんなんだっけ、とか見る役には立ちそう。
細菌の感染症の話がメインで、ウイルスはちょっとしか出てこない。コロナは名前も出てこない。
はじめの石川雅之のマンガで、イワケンいつもTwitterでケンカしてると書かれている。この本、2015年の本なんだけど、その頃からそうだったのね。
この後、J -IDEOっていう雑誌出してるんですね。もやしもんの絵はついてるけど、一般向けの雑誌じゃ無さそう。真面目にお仕事されてるんですね。そっちの増刊号なのかJ -IDEO +としてCOVID -19特集が出るよう(2020/4/13)なので、それはかなり売れそう。
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・微生物が人間にくっついてるだけでは感染症ではない。
・その微生物が人間に害を与えたとき、はじめて「感染症」と呼ぶ。
・微生物「そのもの」が感染症ではない。
読みやすくてわかりやすかったです。
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岩田先生の、5年前に出版された本ですが、今回のCOVID-19に対する先生のご活動やご発言も、この本を読むとより深く理解できると思います
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感染症とは何で、どういう薬が効いて、医者がどういう目線でそれを見ていて……というのが分かる。分かりやすくて知識たっぷりの良い本である。
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https://library.shoyaku.ac.jp/opac/volume/143081?current=1&locale=ja&q=9784061547759&target=l&total=1&trans_url=https%3A%2F%2Flibrary.shoyaku.ac.jp%2Fopac%2Fhome%2Fresult%2Fja%3Fq%3D9784061547759%26target%3Dl
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大好きな本。岩本先生と石川雅之のコラボレーション。
内容は難しいですが、挿絵がとっても可愛いので読みやすいです。
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とっつきにくい薬の話や微生物の話だが、もやしもんのイラストに助けられて読み進めることができました笑
著者の考えや知識にも触れることができ興味深かったです。とても勉強になりました。
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これは事件だ!
一秒でときめく!夢のコラボがついに実現!
感染症界のエース・岩田健太郎先生 × 菌漫画の金字塔・もやしもん
・わかりやすい!が止まらない。最強タッグによる別格の面白さ!
・感染症に立ち向かう際に、知っておくべきことを厳選して解説しました。
・一般読者・学生はもちろん、医療関係者にも最適です。
・感染症が流行しやすい冬にピッタリの「一家に一冊!」の必携書です。