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3年前、万能鑑定士Qを開業した頃の話。まだまだ未熟だった莉子がどのようにして賢くなったのか。恩人の瀬戸内陸が莉子に考え方を伝授する。莉子の成長が見られる一冊。瀬戸内陸とか雨森華連とか魅力的なキャラがほんとに多いと思う。これまた面白い一冊。
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「トム、ジェリー、ウッドペッカー。この三匹のうち、本当のことを喋るのは一匹だけ。トムは『ジェリーが嘘つきだ』と言っている。以上の条件から、どんなことが断定できる?」
(●'ω'●)
二段階的論理思考で考えてみてください。
10冊を記念した、今までの全てを思い出させるような、過去にいくベクトルと、当時の新しい事件。
時空感覚がおもしろかった。
やっぱこのシリーズはまってしまっている…。
【面白くて知恵がつく、人の死なないミステリー】という題打ったシリーズです。
ということで次は毛色の違う本を読みます(●'ω'●)
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凜田莉子がいかにしてあれだけの観察眼と推理力、知力をつけたのか。それが分かる一冊。
ホントにあの図式を練習すればあれだけのことが身につくのだったら私もやってみたいが、莉子みたいに知識があんな風には入らないからなぁ。ちょっと無理そう。けれども、そうやって身につけた知識があれだけ活かせるって小説の主人公で架空の人物であってもすごいな、って思える。うん。すごいわ。
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凛田莉子は3年前のことを思い出していた。「万能鑑定士Q」を開業したものの、人を疑わない天然の莉子は騙されてばかり。身につけた知識を活かせず、経営も惨憺たる有様だった。見かねた恩人・瀬戸内陸は、門外不出の思考法を莉子に授ける。それは莉子の知性を飛躍的に高め、比類なき推理力を獲得させる重要なキーだった。莉子はなぜ、難事件を解決できるほど賢くなったのか。いま全貌があきらかになる。書き下ろし「Qシリーズ」第10弾。
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シリーズ十冊目。
すでに最終の十二巻と、新しいシリーズで二巻、別の主人公が出るシリーズが一巻刊行されてます。
「面白くて智恵がつく、人の死なないミステリー」と、帯に銘打ってある通りの本。
今回は、主人公が鑑定士になった直後の話で、既出の登場人物が数名でてきて、懐かしかったです。このあとの巻に繋がる伏線が隠されてるのかな?とか思いながらよみました。
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主人公凛田莉子の鑑定士Qを開業した当初にさかのぼった話。
1巻以前の話を1巻を読んでいること前提でのストーリー。
2段階思考法と名付けた頭の使い方で謎を解き、生活に役立て、鑑定も行う。という、凛田が出来上がった過程がメイン。
この段階ですでに警視庁にパイプが出来ているのに、いままでの事件解決に一向に生かされていなかった、という辻褄の合わないストーリー。
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有機的自問自答と無機的検証。
本を読みながら自分も考えたけど難しい!
たしかにこれがぱっと頭に浮かぶようになったら考える速さはぐんとあがるかも。
読みながら莉子が成長してく様子がよくわかる。
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万能鑑定士Qのお店を開業した頃の、まだ駆け出しの頃の莉子のお話。人から騙されてばかりの莉子を見かね、恩人・瀬戸内陸は莉子に素晴らしい思考法を伝授する。賢く強くなっていく莉子の成長が伺えます。過去から現在に思いを馳せ、またはじめから読みたくなる内容でした。
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1巻2巻の頃の話。
ここで過去を振り返るとは!
楓さんは再登場しないのでしょうか。
けっこう好きなんです。楓さん。
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えー,今回はアレだ.
偽札騒動のちょっと後の話とかを交えつつ凛田莉子20歳の話.
今までの知的な莉子ちゃんじゃなくてまだ要領の悪い頃の話.
それなり.
俺の中ではもう偽札事件の人は終わった話なので
掘り返されてもなぁ…,というのが正直なところ.
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真実を究明すると孤独になる。それはあたかも名探偵のそれと相似している。 凜田莉子二十歳。初めての大仕事。うん、初々しくデビューって感じで良いね。 朋季は誰かと結婚されたんですかね。 楓さんは今どうしてるのでしょうか。 思考を止めるなってのは難しいですよね。莉子は若くして色々と背負っていますな。そりゃああれだけ人間大きくなりますね。それでもまだまだこれからなのでしょうけど。でも、普通の鑑定家なら十二分に過ぎる。立派だよ。
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1,2巻間、鑑定士を始めたばかりの頃の話。
冒頭はハイパーインフレ事件の解決後から。
それ以外にもいくつか番外編、補完的なエピソードがある。
莉子の庶民派鑑定のルーツはチープグッズで色々な物を扱ってた所から来てるなと思い出したり。
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莉子が「万能鑑定士Q」を開業してすぐの話。人の役に立とうとするが空回りしてばかり。見かねた瀬戸内さんから新たな思考法を伝授してもらう。
う~ん。この思考法を使っても、莉子のように数学の問題が解けるようになるとは思わないけど・・・。
この小説は、自分の知らなかった豆知識を知ることができるのが嬉しいかな。
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シリーズ10巻記念という事だそうで、今回は莉子さんが独立した最初の事件のお話がメイン...つまり過去編という訳ですね。
加えて、1~2巻の力士シール事件の後日談的な話が少々入ってます。
相変わらず展開が目が離せないまま、最後まで一気に読み切ってしまった様な...そんなカンジでした。
シリーズの中でも特に好きな話かもしれません。
あと、有機的自問自答と無機的検証は...参考になりましたが、実際使えるようになるには...頭の回転があまり早くないわたしには何回も訓練が必要かもしれませんね、図式化もね。
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時系列を遡って、外伝っぽい作品。今まで出てきたキャラが何人か再登場してきて、ちょっと懐かしい気分。
序盤は実用書に書くような論理的思考法の話を、噛み砕いて小説にしました的な展開で、小説としては退屈かなあ……と思っていた。でも、社印の捏造事件にかかわり始めてから暴力団とか密輸とか話が大きくなっていって、まあまあ面白くなった。
最後は、まるで東野圭吾のガリレオシリーズに出てくるような理系な知識で解決。へー。こんな風に賢くなってみたいもんだなあと、改めて思うのでした。
ただ、かなり「現政権」といって遠まわしに民主党をdisってて、そういう政治的な話はあんまり出さないでほしいなあ。