紙の本
再会するたび一目惚れw
2016/02/18 17:06
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投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作【運命かもしれない恋】は雑誌掲載作で古平視点。
男らしい鷹揚な性格、それでいて惚れっぽい攻めの古平と
女の子と間違われるような可愛い外見なのに、
サバサバした受けの名久井の取り合わせが、一風変わっていて新鮮でした。
あらすじでは『高校の時に女の子と間違えて一目惚れ、告白』とありますが
実際には、古平が名久井を女の子と間違えて一目惚れしたのは
これ一度ではなく……w
(親の離婚などの理由で、名前が変わっていて同一人物だと気付きません)
『同じ人に繰り返し一目惚れする話』
と、あらすじを説明しようとすると、一言で片付いてしまうのですが
実際に読んでみると、なかなか読ませてくれる素敵な作品でした♪
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面白かったです。古平にとっては3回も同じ人に一目ぼれって運命なんだろうね。それにしても名久井の人生ってホント波乱万丈ですよね。どの時期も一目惚れ後は友達になって仲良くすごすんだけどねぇ。 男だと気づくとかどうしても手が出てしまいそうだからという理由で古平が自分から離れていくパターン。意外にカップルになってからの古平は全然ヘタレでもなく同僚にバレてしまっても、それを悩むような繊細な心の持ち主でもないし、ただ名久井に迷惑がかからないように~でも別れるのは絶対なし!って感じでとっても素敵なカップルでした。
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めちゃくちゃ再会してる再会もの。
雑誌で読んで印象に残っていたので、書き下ろし目当てで購入。草間さかえセンセのイラストもすてきです。
運命かもしれない…と古平は自分の恋心を受け止めますが、三つ子の魂百までというか、人の好みっていうのは簡単には変わらないものなのね~と、つくづく思わせてくれる話でしたw
そして、古平はちょっと抜けてるところも昔からずっと変わっていないです…!
カレーが結ぶ縁。古平と名久井の出会いと今までの経緯は知れば知るほど笑えました。特にちっちゃい時のエピソードは胸キュン。そもそも抜けてる古平視点だから笑えるのであって、これが名久井の視点からの話だったら、かなり苦しく切ない話になっていた気がします。どうして古平が自分から遠ざかってしまうのか、意味が分からなかったはず。古平視点で正解でしたw
本当に波乱に満ちた名久井の人生だったので、愛し愛される幸せをつかみとってくれて安心しました。
エロ的にも、とても好みで萌えました。古平がやっぱり抜けてて、引き下がったり急に強引になったりでニヤつきました。
名久井にはとにかくキュンとさせられました。美波がいたのに、そんな身体だったとは…萌えました。
名久井がひとりで切り盛りして守ってきたカレー屋さん、とても食べに行きたくなりました。
「ただいま」「おかえり」にも激しくきゅーんときました!
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同じ人物(受け)に三度も一目惚れする「惚れっぽい」と自覚する攻め。
受けがカレー喫茶?のマスターで攻めが再再会したお客さんという関係。
うーん、少し盛り込み過ぎてどれも薄味という感覚。亡くなった奥さん、記憶喪失ネタ、いじめ、等々。思い出話としてだけなので臨場感というかどうしても感情移入しずらかった…。
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サラリーマン・古平×カレー屋店主・名久井
同じ人に三度も一目惚れをした古平。
相手は、女の子と勘違いをした名久井。
10年ぶりの再会だが、名久井の薬指には、亡くなった奥さんとの結婚指輪が。
最初に何気なくでてくる調理実習のカレーが…。こんなところで効いてくるなんて。
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再会するたび受を別人だと思って恋をしていた攻。渡海さんはいつも、物語の中にちょっとひねりの効いた設定を落としてあってとても好みです。そういったものが組み込まれているから、二人の想いが通じ合う流れが自然で、読んでいて心地がいいです。大人同士の穏やかでちょっとユーモラスなそんなBLを読みたい人におススメです。
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自分は惚れっぽいと思っている古平。でも、本当に好きになった相手は名久井だけだったのでは?と思えてくる。好きになったときは女の子と間違っていたし、自分が男を好きになるはずがない。と頑張って思い込もうとしているけれど、名久井以上に好きになれる人に出会うのは難しそう。名久井と会わない方がいいのでは。と思いつつも、好みのカレーを食べるために通っている古平。一緒にいると学生時代に戻ったようなやり取りが戻っていくのが楽しかった。どんなに否定しても名久井のことがやっぱり好きな古平。お互いへの気持ちを認めてからの2人を、もっと見ていたくなる話だった。