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★2009年4月9日 30冊目読了『ジョーカーゲーム』柳広司著 評価B+
友人の高評価につられて、ギリギリのタイミングで購入して、運び込んで貰った一冊。確かに面白い。しかし、私には何かが足りない気がした。何であろうか?ジョーカーゲーム、幽霊、ロビンソン、魔都、XXの5短編の集まり。それぞれのストーリーもよく練られて短い作品であるが故のピンと張り詰めた緊張感もある。恐らく私自身が想像できないスパイとしての能力の高さと自己顕示欲、自信の強さが私の共感を呼ばない原因ではないかと推測される。ただ、最後の作品XXの主人公飛崎には、とらわれてしまう欠点があってホッとしたのだが、、、、
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本の表紙からして格好いい!
スパイもの好きには堪らない…^^
もはや彼らの諜報活動からはスーパーマンのような異次元感が漂っている。
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ジャケ買いしました。
スパイものでした。
クールでした。
漫画にもなってるみたいなのでそちらも読んでみようかな。
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スパイミステリーということでなかなか興味深い内容でした。短編の連続なので読みやすい。スパイの徹底さに感服いたした。
でも突っ込みたいところも多い。それはあの能力使えばなんとかなるんちゃうんか!と5回ぐらい言いたいところあった。
まぁそれはどんな小説にでもありがちなのでしょうがないか。
ほし三つです!!
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2011 6/25読了。WonderGooで購入。
単行本発売時から気にはなっていたスパイ小説。
文庫落ちを気に購入。
いかにもなスパイが丁々発止の大冒険をする、というような話ではまるでなく、解説に「インテリジェンス・ミステリ」とあるように、諜報活動そのものやその中で起きた事件について扱う小説。面白かったので続編も文庫化したら買う。
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養成所のメンバーのできが良すぎる気がするけれど、良い内容のスパイものでした。
先の大戦中にこういう考えのできる人たちが本当にいればなぁと思うけれど、ま、本当にいたら大戦に参加することもなかったかもしれませんしね。
どの話の影にもちらほら見える結城中佐の存在感がすばらしい。
特に「ロビンソン」が楽しかったですね。
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文庫化を待ってました!
内容は期待通りでした。
戦時中のスパイ育成機関とその卒業生を描いた短編集。
ちょっとミステリの要素もあって面白かったです。
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なるほど。評判になっただけあって面白かったです。
あいかわらずの頭の良さですねー。柳さん。
どの作品を読んでもパズル的なトリックが特徴的な印象があるんですが、「スパイ物」という舞台設定で、その特性がばっちりハマッています。水を得た魚を見るようでした。結城中佐のキャラクター造形も魅力的です。
ただ。ただね。
短編の連作のせいか、ひとつひとつのテーマが些事なせいか、あまりにパズル的な謎にこだわりすぎたせいか、全体としての印象が小品な感じ。それだけがちょっと残念でした。
せっかくのスパイ設定なので、「新世界」のような大きなテーマを語ってほしかった。結城中佐ならそれができるはず! と思いつつ、「ダブルジョーカー」の文庫化を待つ。
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旧陸軍中野学校をモチーフにした架空の「D機関」の構成員、つまりスパイのお話。
ハードボイルドかと思ったらミステリーという事で、謎解きみたいなものがある。短編5編。なんとなく自由な印象。なんか好きじゃなかったなあ。
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ストーリー的には面白かったが多少文章のボリューム不足で物足らない感じがした。5つの短編からなっているが、それぞれが絡みあっていたらもっと面白く深い物になったと思う。
でもこの作家は追っかけていこう。
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序盤ですぐに物語の世界に引き込まれた。
読みやすいし、キャラもいいし。
ただ、あとからこじつけ?ではないのかもしれないけれど、そういう風に感じるところもあった。
スパイものなんて読んだことがなかったので、新鮮ではあった。
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本が好きなのは、それを読む数時間の間は、いつどこに居ても別世界にいけるからだ。そういう意味では、荒唐無稽な話であればあるほど面白くて、その目的に合致していると言える。
とはいえ、この作品の世界は、これまでに触れたことのない異質の持つ迫力に満ちていた。
これまでに本で読んだり映画で見て知っていると思い込んでいたスパイのイメージを、ものの見事に完膚なきまでに覆された。
結城中佐はじめD機関のメンバーが言うとおり、「見えないこと」「目立たないこと」がスパイの存在価値なのだから。
でもそんなスパイたちが、読者にだけはあっと驚く鮮やかな手際を見せてくれる本作。
エピソードの一つ一つを読む度に、唸り声か感嘆の声しか出てこない傑作だ。
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「死ぬな、殺すな、とらわれるな」
格好良いなあ。憧れの生き方です。
全てにとらわれている私は、結城中佐の視界にすら入らないだろう。
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“この任務を果たすことが出来るのは自分だけだ”あるいは“自分にならこの程度のことは出来なくてはならない”という強烈な自負心だけを矜持に何ものにもとらわれずに生きることを強いられる諜報員の面々。
第二次世界大戦前夜のキナ臭い雰囲気が色濃く醸し出される中で、錯綜する情報、敵味方入り乱れ、頼れるのは自らの心技体意情知のみ。
ちょっと出来過ぎな話だけれど、丁々発止と楽しめる。
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結城中佐かっこいい!
解説のインテリジェンス・ミステリーというジャンルがとても似合う作品。
戦中の一種洗脳のようなあの時代にも事実を見つめ続ける事を怠らなかった人々の物語。
頭使いますが短編なのでさほど苦もなく。続編も読みたいです。