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インターネットが普及したことにより現代人は様々な村に所属する原始人になったとして、その村の中でどのよう生きるかを、メディア、マーケティング、様々なビジネスから趣味・生活に至るまで、縦横無尽に行き来して小林氏と柳瀬氏が熱く緩く議論する。その場で聞いているように楽しくページを捲りかつ成る程と知見の得られる好著です。
原始人とは言いつつもスマホを持った原始人であり自らメディアになる必要があるとも説き、そのメディアの編集者に向けての一冊でもあるとも。
驚いたのは、車離れが叫ばれているが登録台数は増えているとの話、音楽がCDからiTunesなどによるDLに移り替わったり、ITでのクラウドの普及のように、パッケージングされた商品ではなく実質的な価値が注目されているのを改めて認識。
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インフォバーン代表の小林氏と日経ビジネスプロデューサの柳瀬氏との放談を覗き見る本であり、結局は何を言いたかったのか何の本なのかは良く解らなかった。
文化系ラジオのテンションで読み続けると良さげ。
ラストの章
『SF力で未来を編集せよ』で語られていることは完全に同意。こんな事いいな♪できたらいいな♪のドラえもん思考が大事な時代が幕を開ける。
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情報がコモディティ化してしまうと、もうそこに価格をつけて持ち上げるのは難しい。情報は撒き餌になって、お金を取れる仕組みは情報提供以外に設ける
cf. ワイン紹介サイトとワイナリー
ノンパッケージになってリキッド化したコンテンツの時代
読解力と再構築力
文脈や視座を提供する
そのコンテンツの意味や社会的な文脈を解き明かしてくれる解説者や論評者、編集者のような能力が問われる cf. 池上彰、ガーディアン
アートとテクノロジーの両方必要
本来は属人性が高いと困る業種やビジネススキームに、いかに人間っぽさを持ち込むか
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軽いタイトルと装丁で、砕けた口調の対談形式で読みやすいのですが、内容はなかなか重たいものでした。
ソーシャルネットワークの進化や、物余りの社会の中で、これから稼いでいけるようになるためにはどのようなスキルが必要となるのか、それはなぜか、というテーマを、幅広い事例を挙げながら解き明かしている本だと理解しました。
「編集」の力を理解し、一芸に秀でつつ、同時にジェネラリストの幅広さも身につけられるようにする、情熱を持ち、自分の物語を語る。これからの時代、生きていくのはなかなか大変です。
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知識層向けの解説と大衆向けの解説のハイブリッドがこなせる人がスーパースターになる。営業 力があれぼ一芸しかなくても食えていける。デザインを制するものが市場を制する。変化に合わせて迅速に対応できる強靭さを持て。などまとまりはないがこれからの時代を生き抜くヒントになった。
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◯インターネットとソーシャルメディアの発展でパッケージは崩れ、個々のコンテンツがばらばらに消費される。(33p)
◯「ダウン・トゥ・ジ・アース」じゃないけど、そういうアーシーな感じの方向がトレンドになっている(234p)
◯あらゆる商業的なものは、それこそエッツィー的な物語のやり取りに収斂するんじゃないかな(270p)
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SNSの世界はそんなに大切なものなのだろうか。
人は大きな興奮を求め生きているがその裏側には大きな無駄が含まれているという事は考えていない。この状況を打破することが今のこの時代一番大切なこと。
このまま無法図にネット世界を広げていくと原子力発電所の事故以上に深刻な害を被ることになる。
それのアンチテーゼによる原始人ではなさそうだ。
人はすべての富をいずれ食い尽くす。その時初めて原始人に戻ったと感じるのだろうか。
タダ乗りを包括できるぐらいのSNS社会ができ初めて本当のネットコミュニティーが完成するだろう。
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文明が築き上げてきた巨大な組織の中で生きる現代人から、小さな村で活動する原始人に先祖帰りさせた。10〜100人の沢山の小さな村に属し、コンテンツをバラバラに消費する。背後の文脈を読み解いていく力が必要とされる。
無力な原始人ではなく、コミュニケーションの規模が個別判別できる人間サイズになったということでした。皆が同じマスメディアを消費する時代の、その次の情況。
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結局なんなんだ、と言われるとひと言では言えないけれど、おもしろかった。自分が思ってたことが書いてあった。
いいものは実は自分たちの中にあったり、できてたりするのに、共有できてないからチャンスを逃してるんだ、って話や、地方でも都会でもスナック、洋品店、理容店・美容院、が生き残ってるのはそこを切り盛りするひと、の存在が大きい。そういう人の愛と熱量が大事、みたいな。
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私が初めてWebサイトを作ったのが19年前、Yahoo!Japanできた翌年でした。
まだ「ホームページ」が少ない時代にどこかの企業や大学のを見ながら、HTMLも何もわかってないのにあれこれいじくりまわして遊んでいました。その後、それが生業になるとは思ってもいませんでした。インターネットって、世界を変える!と思ってましたが、漠然とした思いでした。
私自身に限れば当時はある意味フツーのOLさんでしたがその後の人生を大きく変えてくれ、取り巻く環境を変え、未来も変わりそうです。
小さく、大きくとアメーバーのようにインターネットの世界は現実を取り込み、生活に入り込んできました。
メリットデメリットありますが、それはインターネットに限った事ではありません。ちょこっとスピード感が違うだけです。インターネットという「道具」を使うのは、私たち人間です。私たちが道具ではありません。
一般化すればするほど、また、現実の生活に溶け込むほど、法律やルール付けが必要ですが、本来持っている自由や自主性は失わずにいて欲しいと思います。
そして、3年後いや1-2年後には「原始人」からまた違う方向に変化しているでしょう。その時、この本を読み返して懐かしく思うのでしょうね。
今までと今とこれからの為の一冊だと思います。
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まず、この本のタイトルを見ると、「原始人に戻る」という表現をネガティブに捉えてしまう人もいるかもしれません。
しかし、この本で原始人に戻るということは、文明的な進歩を否定するようなことではなく、私たちの「コミュニティ」の規模が原始時代と同じサイズになったということです。
私たちの社会は、効率的に合理的に生産活動をするために、自治体、会社などの組織はどんどん大きくなってきました。しかし、インターネットの登場によって、多様な趣味嗜好が生まれ、それを物理的な距離をとりはらって共有することが出来るようになりました。
私たちは、今まで以上に複数のコミュニティに所属するようになり、そのひとつひとつの規模は原始時代の「村」のような小さいものになってきた、というのがこのタイトルの背景です。
(と、これで300文字とは・・・!)
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こういう話はやっぱり本で読むのが一番入りやすいな。
ネットが普及したことで変化した世界を網羅的に語る。
誰でも発信できる、さらに誰でも作れるところまで環境が整っていく中で
プロの役割も、変化していかなければならない。
情報のキュレーションだけでなく、
まとめたところから生まれる視野、解説、解析などに比重が移っていく。
ビッグデータも集めるだけでは意味がなく、
どう生かした使い方ができるかが肝心。
プラットフォームを持っているものが強かった時期はもう終わって
個人の能力で差が出ていく時代に。
誰でも発信できるようになったからこそ、
発信するだけでは何もしていないのと同じ。
何かを動かしてこそ影響を与えてこそ、発信したと言える。
アートとサイエンスという、仕組みの違う視点を
バランスよく組み合わせなければ、狙った効果は生み出せない。
どこでも同じようなものが手に入るとき、
結局残るのは、個人の関係。
友達として把握できる人数にはだいたいの上限がある。
山ほどある情報の信頼性、自分にとって有用かどうかの選択は、
それを発信しているのが誰なのか、という点に行きつく。
どこを取っても刺激的な本で、
今の状況、これからの変化を分かりやすく教えてくれる。
手元に置いておきたくなる本。
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インターネットを中心に、とにかく色んな話題を取り上げながら「原始人としての生き方」を探る本、なのだろうか。
ぼーっとスマホを眺めて生きるだけのテイカーではなく、テイカーに対してギブが出来る人間になりたい。