紙の本
全ての日本人に読んでいただきたい一冊です。
2017/08/20 19:46
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひがし - この投稿者のレビュー一覧を見る
凄惨な戦場を経験した筆者ならではの一冊です。
また、悲惨な戦場の様子だけでなく、戦前の日本人の気高さも伝わってきます。日本人が戦後社会の中で失ってしまった物を突きつけられた気がし、なんとも申し訳ない気持ちになりました。
多くの方に読んでいただきたい一冊です。
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日本が誇るリアルランボーと言われる舩坂弘陸軍軍曹が戦ったアンガウル島での戦いを綴った本です。wiki等で活躍具合は知ってましたがそれ以外の話が非常に興味深かったです。ただただ派手に活躍した訳ではない事をこの本を読んで知って欲しいと思いました。
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米軍が3日間で終える予定だったペリリューの戦いは上陸後、73日間に及んだ。船坂は繰り広げられる死闘の最先端を走った。彼はたった独りで米軍司令部への攻撃を試みる。
https://sessendo.blogspot.com/2019/03/blog-post_22.html
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「生きている英霊」と呼ばれた、舩坂弘。
第二次世界大戦のアンガウルの戦いで活躍した大日本帝国陸軍軍人です。
不死身の分隊長と呼ばれ、銃剣を用いた白兵戦闘においても、彼に並ぶ攻撃力や生命力を持った生物はいないとまで言われるほどの強者。
「勇猛果敢の眞実」ともいふべきものの自己証明の文学と、三島由紀夫氏が絶賛したアンガウル玉砕島兵士の証言です。
二十倍にものぼる圧倒的な米軍との四十日間におよんだ凄惨な戦いを描き、千百余名の戦友たちの声なき叫びを伝えるノンフィクション戦記です。
戦後、過去の戦争を批難し、軍部の横暴を痛憤し、軍隊生活の非人道性を暴き、戦死した者は大死にであるかのようにいう論、物語がしきりにだされた。私はこの風潮をみながら、心中こみあげてくる怒りをじっと堪えてきた。
やっといま、この記録をだすことができるにあたって、私は心の底から訴えたい。戦死した英霊は決して大死にをしたのではない。純情一途な農村出身者の多いわがアンガウル守備隊のごときは、真に故国に殉ずるその気持に嘘はなかった。彼らは、青春の花を開かせることもなく穢れのない心と身体を祖国に捧げ、
「われわれのこの死を平和の礎として、日本よ家族よ、幸せであってくれ」
と願いながら逝ったのである。いたずらに軍隊を批判し、戦争を批難する、者は「平和の価値」を知らない人である。 ー 266ページ
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限界を超える気迫とはどのような状態か?という疑問に答える著述された体験談。
本人が著述した戦記物の中では、ずば抜けている。第二次世界大戦の英雄の1人だろう。
まえがきにある文豪三島由紀夫の推薦文すら、回りくどい文章にしか思えないぐらいのノンフィクション。
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アンガウル島(ペリリュー島の南)での戦いの記録と遺骨収集、捕虜生活と、帰国後のかつての敵である米兵との交流の記録。
戦記だが感動もし、文句なく星五つ。生きる事の大切さが学べる良書。米兵は熱心なクリスチャンで、他書にはそのことが詳しく記されているとの事で、まずこちらを読んでみた。
戦後の偏向報道に憤りを感じる著者の気持ちになっとく。