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気になってた一冊。著者が同じ1981年、静岡県生まれということで親近感もあり書店で見つけたので読んでみました。ページ数少なく感じるけどなかなか読みごたえあり。とてもわくわく読め、お寺めぐりしたくなるような一冊でした。地元の摩訶耶寺にはまだ行ったことがないので 是非一度行きたい!
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数年前から寺社巡りにはまっていて、ムック本で仏教について勉強などしていた折も折、もっとカジュアルに学べそう、と思い手に取った。
作者が仏像にはまった経緯や、仏像を見に行くたびにはっと何かに気づくさまに共感。
これまで漫然と眺めていた仏像も、違ったかたちで拝観できそうだ。
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旅行って、行く前にあれこれ調べるのも良いけれど、行ったあと、過ごした時間に思いを馳せつつ本を読むのも同じか、それ以上に楽しかったりします。
そんな「思い出にひたるタイム」のお供にと、先日訪れた奈良を頭に浮かべながら手にとった本書。
タレントさんの個性を活かしたものから、本格的な専門書までがそろう仏教関連の書籍。
その中でも本書は、一冊の中で扱う情報量をかなり絞り込んでいると思います。
その分、比重をおいて描かれるのは、著者自身が日々の生活の中で、どんな風に仏像と過ごしてきたか。
大学生の頃に受けた授業、就職とリストラ、上京、恋愛、家族や友人たちとの日々と共に、仏像に会う楽しみや感動が綴られていて、予備知識のない私でも、そうか!仏像ってこうやって楽しめばいいんだ! と自然に感じることができました。
この読み心地、何かに似ているなあ、と思い出したのが森下典子著『日々是好日』。
茶道と仏像、随筆とコミックエッセイの違いはあれど、どちらも大人の女性が日本文化と触れ合いながら、様々に想いをめぐらせ、経験と年月を重ねていく様子が丁寧に語られていて、一人の女性の成長の物語としても読むことができます。
たくさんの喜びと悲しみのとなりに、仏像の世界がひろがっていることをときに熱く、ときにユーモアをまじえて教えてくれる本書。
ぜひぜひ、おいしいお茶とお菓子を隣に用意して読まれるのをおすすめします。
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著者の真船さんの素直で謙虚、そして感激屋な所が清々しく、好感が持てる仏像コミックエッセイ。
仏像に興味ゼロの時から、美大の授業ではじめて仏像を拝観したときの感激、友人やお母様との仏像旅、彼氏さんとの仏像展でのオタク知識披露まで、読者も著者とともに仏像道に詳しくなれます。
ラストエッセイにはジーンとしました。
仏像はもともと美術品ではなく、お祈りの対象なんですね。
心に留めたいです。