投稿元:
レビューを見る
若い時の交友関係は賞味期限が切れている。捨てて買い換える。新しい友を作る。
随所に主となれ=主体的とはホストになること。ご馳走する。招待する。
記憶によって得られる知識ではなく知性を働かせる。
忘れること、の効用。
考えを寝かせる=学びて時にこれを習う、のこれを習うの部分。
アルファ読み=既知のことを読む。ベータ読み=内容が新しいもの、考えたことがないことを読む。
ベータ読みの代表は漢文の素読。
モンテーニュの随想録を読んで、ベータ読みに挑戦する。我流のベータ読みを確立すると楽しみができる。
内田百閒の「百鬼園随筆」
寺田寅彦
ウイリアムエンプソン「曖昧の7つの型」
欲を捨てる。
喜捨=喜んで寺に寄付すること、貧しい人に施しをすること
寺に寄付することは難しいので、学校へ寄付する。
定年の際に、いい靴を買う
「濱までは海女も蓑着る時雨かな」=我が身を大切にする。
天は自ら助くるものを助く=人の手を借りないで自分のことは自分でする。
投稿元:
レビューを見る
91歳の英文学者が、サラリーマンが定年退職したあとの人生を充実して生きるために必要な心構えと考え方の自論を述べている。
投稿元:
レビューを見る
今後の人生をどう、歩んでいくか。
そんなことを考えるきっかけにしようと、人生設計の本や、自分より上の世代に向けた指南書的な本を、読むようにしています。
この本は『思考の整理学』が話題となった、大学名誉教授による一冊。
『思考の整理学』を読んだ時点で、高齢の著者という記憶がありました。
本書を書かれたのは91歳の時(!)ということで、「老いてますます盛ん」な、著者さんなのですね。
会社に勤め給料をもらっていた人が、そこから離れた時にいかにして、幸せな「第二の人生」を歩むことが出来るのか。
副題にもなっている「人生二毛作」という言葉をキーワードに、著者の考えをエッセー的に綴っています。
特に心に残ったのは、以下のような部分です。
・隠居など考えてはいけない。規則的な生活を送り、やり甲斐のある仕事をすること。
・知恵は知識からは得られない。自分の頭で考えて、行動すること。
・これまでの人生は、もらうばかりの人生。与えることを知ること。
どれも今の自分には、耳の痛い話でした。
高齢の著者に叱咤激励されているような気持ちで、読み終えました。
このほか、毎朝、定期券を使ってまで散歩をしている等、高齢でも元気な著者の日常生活や生活信条も、興味深く読みました。
「もう疲れちゃった」「そろそろ楽したいなあ」と漠然と考えている中高年世代には、喝を与えてもらえる、一冊だと思います。
『アイデアは交差点から生まれる』フランス・ヨハンソン
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4484141167
.
投稿元:
レビューを見る
人生二毛作/一毛作時代の「得意」には固執しない/50代が「もう一苦労」するための適当な時期=五十にして天命を知る/考えは寝かせる/ゆっくり急ぐ/天は自ら助くるものを助く
内田百閒「百鬼園随筆」
寺田虎彦「科学者とあたま」
投稿元:
レビューを見る
人生が80~90年となった現在、人生を二毛作として考えるべきで、そのためには歩くことと、「知識」の積み重ねではなく、自分の頭で「考える」ことが二毛作人生を成功させるカギであるとのこと。読書については、中年以降は余計な本を読んで知識をため込まず、自分で考えられるようにすべきとも言っている。何でもかんでも本を読んで知識を得たい私にとってはちょっと納得しかねる内容だが、著者の主張も一理あるようにも感じた。でも、読書はやめないよ。
投稿元:
レビューを見る
-P159
夜睡眠をとり、朝起きると新たな考えが浮かんだりするのは寝ている間に記憶がリセットされるからだ、という説に激しく納得。複雑に考えすぎたりしたら、睡眠をとって、翌朝考え直すのは吉なんだなぁ。
投稿元:
レビューを見る
わーい⭐️外山先生だー!もう91歳になられるのですね。感慨深いです。星5でも良い位好きですが、「思考の整理学」と同じ部分がいくつかあり、それはもういいかなと思ってしまったので星4で。
何と言っても先見性の素晴らしさに尽きます。
思考のフィールドが違う。何この今時感?
30代か40代で、この本を読んでおかないと人生色々出遅れてしまいます。だって人間50年で終われない。女性の場合は下手したら100歳まで生きちゃうかもしれないんだぜ?怖い怖い。読書の仕方についても納得がいきました。「乱読のセレンディピティ」の時は何言ってんだこのオッサン?と思っていましたが、今回は素直に膝を打ちました。(言う事聞く気は更々無いのですが…ゴメンネ先生)
投稿元:
レビューを見る
長い老後を実りあるものにするためには、1日1日の生活を大切にすることと、つとめて外に出ること、この2つは鉄則である。外へ出ると、特に身構えなくても、緊張します。それが生活のリズムをひきしめるのでしょう。
縁もゆかりもない、職業も経歴も考え方も違う、そういう人とのおしゃべりが実に楽しい。新たな友をつくるなら、同業者は避けたほうが賢明。年代もバラエティに富んでいた方が楽しい。若い人の話は新鮮で、自分もつられて若返りする。
冠婚葬祭等の義理を欠くことも必要
運動をして小脳を鍛える。50代ともなれば、大脳もあり小脳もあり、それが力を合わせれば、新しい人間力が生まれる可能性がある。
(物事を考えるのが大脳の前頭葉である。足や手を動かすのが小脳の働き。)
投稿元:
レビューを見る
1月から読んだ本の感想をまとめてアップします
何かの書評で気になって買って読んだ本
付箋部分をご紹介します
・何よりも気力の充実だと思います。一日一日を楽しく、明るく、前向きに生きて
いきたいという思いです(p4)
・同じ作物をつくるのは二期作です。二期作ではなく、二毛作がいい。
最初に歩んだ道とは異なる、別の生き方をする人生を考えました(p16)
・人生の二毛作を志すなら、四十代か準備を進めておくことです。これまでのわたしの人生を
ふり返ってみて、起点は四十代だったと思います(p23)
・二毛作の人生には、少なからずリスクがつきまといます。・・・中略・・・
大過なく過ごすことだけを優先したいたのでは、つまらないものになることは目に見えています(p38)
・これからの企業は、在職中の社員の生活だけでなく、定年退職者のその後の人生についても
精神的な支えとなるべきです(p49)
・型とは、怠け心が頭をもたげても崩れないスタイルです(p55)
・長い老後を実りあるものにするためには、一日一日の生活を大切にすることと、つとめて外に出ること
この二つは鉄則だと思っています(p59)
・自分の頭で「考える」ことこそ、人生を変える力です。二毛作人生をしっかりしたものにすることができます(p102)
・むしろ、知識が増えれば増えるほど、それに反比例するように、思考力が低下することに
はっきり気づくべきです(p103)
・人を真似ず、常識にひきずられず、自分の考えによって歩いていく。そうすれば、いつまでも心身は
活力を失うことがないと思います(p111)
・小脳は「失敗から学んで成功に導くこと」を知っている点もすばらしい(p183)
・時雨が降ってきても、どうせ、すぐ濡れるのだから雨に濡れていこう、などというつつしみのない考えはしない。
やがて濡れる身であることはわかっているが、それまでは濡れないように蓑を着てわが身をいとう、大切にすると
いうのです。どうせ、という弱い心をおされて、わが身をかばい、美しく生きるたしなみ、それが人間の尊さで
あるのを暗示しています(p193)
投稿元:
レビューを見る
なんかこのおじさんとは気が合う。
今回も、あ、それいいね、と思うことがたくさん。
定期持って皇居散歩って気持ち良さそう。
昔は、朝ごはんまでが頭がさえるからって朝ごはんをできるだけ遅くして仕事してた人が、朝ごはん前に散歩。変わるもんだね。でも、その変化、ありです。
投稿元:
レビューを見る
好きなことをやれる人生は幸せだ。
著書では二毛作とあるが、これからの人生は二毛作どころか三毛作だ。
一つの仕事で人生を生ききることは益々難しくなり、既存の定年ということへの認識は、あらゆる意味で変化するだろう。
好きなことを片っ端から取り組み、「蒔いた種が育つのを楽しむ」そのプロセスが人生の醍醐味だ。
年金に頼らず、仕事を自ずから創出し、自立自活する気概をもち生きよう。
投稿元:
レビューを見る
50代から始めるなんて、、どうせ20代のわたしには関係ないことが書いてあるんでしょ?と思っていたが、そうではなかった。
特に習慣づけの意識と、ギブアンドテイクではなく、テイクアンドギブ、という考え方が、
いまのじぶんにはしみた。
裁量労働の会社でだらけと、どんどんさき伸ばしにしがちな自分に、アルバイト時代のがんばりを思い出せ!くせばか!といいたい。
明日からがんばろ。
投稿元:
レビューを見る
肩ひじ張ってないので、とても読みやすい。著作の実経験を伴うものなので、説得力もある。50を過ぎての生き方について、自分のこれからの人生設計へのアドバイスともなった。
著者の職業が大学教師であり、企業サラリーマンのライフスタイルとは異なるな〜と感じる部分もあるが、まあ、それは自分の中である程度咀嚼すれは良い訳で…
投稿元:
レビューを見る
人生二毛作。その準備を定年前からせよ、と説く。受け身ではなく、能動的に動くことが、二毛作成功の秘訣かな。
投稿元:
レビューを見る
定年後から始まる第2の人生を農作の二毛作にたとえている。最初は大学の先生、次の人生は作家。外山先生だからできるのかもしれない。