投稿元:
レビューを見る
2018/2/21
久しぶりに堂場さん思い出した。
シリーズ物はどこまで読んだかわからなくなっていたので単発っぽいのを選ぶ。
この作者の生み出す刑事はみんな刑事という生き方になっているのだね。
強引な爺さんに反発を覚えつつ、煮え切らない将にイラつき、そのどちらもに共感する不思議。
しがらみは断ちたいけど繋がりは必要だもの。
都合よくはいかなくて私も困ってる。
投稿元:
レビューを見る
主要人物にいまいち感情移入できず、なぜこういう言動をとるのか腑に落ちないまま、物語の顛末だけが気になって読み進めてしまった。後半はそれなりに人物像にも納得ができ、結末も悪くない終わり方だった。
投稿元:
レビューを見る
読みやすくて読後感も良く楽しめた。話にいろいろな要素が含まれていて、様々な角度から読むことができる物語になっていると思った。元刑事である麻生さんのスーパーじいさんっぷり&人情の厚さもよかった。笑 孫の将と近所の高校生の健太はきっと立派な大人になるんだろう。
投稿元:
レビューを見る
続編があることを知らず、第2作にあたる「白いジオラマ」を先に読了。共通して言えることは、主人公の1人である元刑事のキャラクターが好きになれず、孫を心配し自立させようという意図とはいえ手段が乱暴すぎないかと思い、読んでいてとてもムカムカした(作品そのものがつまらないわけではなく、あくまでも祖父のキャラクターと采配がムカつく)。ただ、この第1作はこれだけ見るととても綺麗にまとまっている。第1作を読んで感じるのは、第2作は第1作のことがまるでなかったことになっているかのようだったなということだ。
投稿元:
レビューを見る
一言て言うと底の浅い話かな。引きこもり青年の将と元刑事の麻生、この二人の、ストーリにあまり関係ない長い思考により、展開は非常に遅い。麻薬売買の犯人や関係していると思われる中国人女性はほぼ登場せず終盤で警察が身柄確保してしまうし、最後まで引っ張った祖母の殺人疑惑も大方予想通りの真相だし。
家族のあり方を追求している物語なのかと言えば、その展開はあまり納得の行く考えや行動を伴わず、殆ど共感できなかった。将と麻生のキャラには最後まで入れなかった。
終盤は物語に興味を失い雑に読んでしまった。