紙の本
最後のひと稼ぎか
2016/08/06 10:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栞ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまでの作品のスピンオフ作品の短編集。
これで打ち止めっていう感じで、ヒットしたシリーズの最後にひと稼ぎしようという魂胆ありあり。
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今回は今までよりも事件色は薄まり、人情ものといったところか。まさかの主人公が登場しない話もあったりしたが、悪くはなかった。
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2015/2/6 Amazonより届く。
2018/11/29〜11/30
3から1年半開いてしまった。美星さんのキレは相変わらずで、今回はアオヤマくんがメインの短編「消えたプレゼント・ダーツ」もあり、おもしろかった。「純喫茶タレーランの庭で」で明かされるレモンの木の話はうるうるするなぁ。5はいつ読む順番がまわってくるだろうか。
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タレーランにゆかりの人たちが、珈琲店の空気を身にまとい、美星バリスタをポケットに入れて、京都のあちらこちらへ出かけて行った。うん。そんな感じ。
2冊目までのように時が止まったような珈琲店の中で解かれる謎でもなく。3作目のようにげんなりさせられる醜い人間の欲望や悪意に満ちた居心地の悪い空間に閉じ込められたような息苦しさの長編でもなく。
ひとつひとつが、藻川やアオヤマ、美空や美星…タレーランの珈琲の香りを纏う人たちの周りの空気に包まれて解きほぐされてゆく物語。
連作ではなくて、完全にひとつひとつがそれぞれの世界の中だけの広がりで。
暗めのランプシェードの灯りに照り映える、古びた飴色のカウンターに等間隔で並べられ、青いガスバーナーの炎にかざされて静かに沸き立つサイフォンを、無心に眺めているような読み心地だった。珈琲にはネルのフィルターが一番だと思うけれど、サイフォンの演出も捨てがたいですよね。
にしても、今作では美星とアオヤマの関係は進展なし、か。残念。
小さなストーリーたちがほどよく醸されたあと、懐かしい珈琲店に戻ってからの2編は、ほどよく柔らかい香りにくつろげる物語でした。
また近いうちに、タレーランを訪れたいですね。
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今回は短編集。
短編だからこそ使えるトリックって感じだったので、ミステリを求める人には物足りないかも。
そこそこは楽しめると思う。
気になるのは言葉遣い。その日本語おかしくないか?って表現があったり、数字の表記に違和感を感じたり……その都度、物語から気がそれてしまい作品に入り込めない。せっかく面白い話なのに、私はそこが残念でならない。
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タレーランの4巻目。今回は、短編集で、番外編的な内容。美星やアオヤマさんが出てこない編もある。
最初の2編は叙述トリック?というのだろうか、タレーランではよくあるが、ちょっと使い方がきついのであまり好きではない。
全体的には、美星を中心に、じっくりと推理をする方がいいし、美星とアオヤマの進展も描くべきと思う。
1~4の各巻で方向性がまちまちで読みにくい気がする。
ビブリアに差を開けられた感あり。
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番外編ということで、最後の章以外は美星もおまけ程度にしか出てこない。
熟女とダーツのフレーバーはあんまり好みではなかったなぁ。最初と後半は楽しめました。
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本作は短編集。小説ならではの映像では採用しえないトリックを駆使したものであり、それはそれでよく、本来、連作としてストーリーをなした物語というよりは、こういう感じの方が本作ならびに作者にはあっているように思われた。
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今回は短編集。スピンオフっていうのかな、懐かしい顔もチラホラと。
ちょっと淋しいのは、アオヤマさんと美星さんの絡みが少なくて、「その謎、大変良く挽けました」のセリフと立ち上る珈琲の香りが堪能出来なかったこと。次作では二人の距離が近づくかしらね。
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アオヤマ視点じゃなかったり、コーヒー関連じゃなかったり、そもそもバリスタが出てこなかったり、ちょっとスピンオフ的な感じのする巻。
これはこれで嫌いじゃないけど、こればっかりだとちょっと、という感じも。
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短編が、何本かというお話でしたが、思ったより、喫茶店での話が少なく、「よくひけました」というバリスタの瞬間も少なく、少し物足りないと思ってしまいました。
でも、レモンのお話はちょっと驚きでした笑
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不評だったのか、あのキメゼリフがない・・・
読みやすい短編集で、通勤のお供に最適。
ネコ好きなので、シャルルのお話は嬉しい。
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珈琲店タレーランの第4巻!買ったその日に読んじゃいました!
今回は短編集ですね。五つの物語が入っています。美星さんの周りの人々が主役の物語で、どれも大変楽しめるものでした。
その中でも、四話目は面白かったなぁ。『見る』ということに焦点を置いて物語は進められ、最後にちょっとニヤッとさせられる。含みを持たせる最後には、続きを想像せずにはいられませんでした。
ただですね、オチが似ているなーという話があり、個人的にちょっと残念な気持ちに。
なので星は一つ減らして4つですかねー。
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作者、段々、上手くなってくるなぁ。今回はトリックより、思いが伝わるようなエピソードが多くて、ほっこりできました。
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これを読み終えた後に1巻目を読み返した自分を思えば、1巻目が自分にとってストーリーとして一番なんだろうと思うのと、話の終わりに登場人物が自分の思い描いてたのと全く違ってた事に気づかされるのは、してやられた~。と楽しくさせてくれる。特に二つ目の話はそうと楽しませてもらえた。w