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小説ならではの組み立て方でした。
ただ、個人的には心の機微をもっと丁寧にしてほしいと思う。
リサにもその父にもきっと闇はあったはず。
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キダとマコトの10年に心が痛む。
大事な人を失って復讐の相手が見つかる。
復讐の相手とその一味に大きなダメージを与える事でヨッチを忘れさせない事に繋がる。
行間に見え隠れするヨッチの残滓
どうして20歳以降の世界にヨッチがいないのか?
リサの何が良くてマコトは付き合っているのか?
ヨッチとマコトの言うとおり昔の映画をもっと見てれば良かった。
ヨッチの言葉をなぞる二人がとても切ない。
ヨッチのフレーズは心に響く!
取り敢えず映画がまだやってれば見に行きたい!
続編の彩無き世界のノスタルジアを読みたいと思った。
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印象に残ったセリフ
1日あれば世界は変わってしまう。
でも、世界が変わったくらいじゃ変わらないものもあるのだと信じたかった
1日あれば世界は変わってしまう。
2日あったら宇宙がなくなってもおかしくない。
プロポーズ大作戦切な過ぎる
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映画を観てから読みました。
自分としては映画の方が良かったです。
先に映画を観たせいかな。
プロポーズ大作戦はベタ過ぎる気がします。
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最後の短編が…切なすぎて。
前半は何の話か、なかなか見えず。
後半は、何となく先が見えるけど、そんな雑念は捨てて読む方が良いだろう、と先読みを我慢。
伏線をわざとらしくなく、丁寧に回収する展開も良い。
読書し始めに出会ったら、またこんな本読みたいなぁ、と思える本でした。
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一日あれば、世界は変わる。一日の間にどれくらいのことができるか。何を犠牲にして何を自分に与えるか。頭が良くなりければ、勉強するし、人に会いたければ街にでる。自分のための人生で自分のための世界。他人にさほど関心がない自分がいやだけど、お金がない自分がいやだけど、今日もコーヒーがあって本がある。しあわせ。
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先に映画を見てしまったので、少しフィルターのかかった感想になりそうだ。
最後のシーン、こちらの方が好きだ。キダちゃんの覚悟というかなんというか。全て背負っていく覚悟。あっさりすぎると思った受け入れ方もこの覚悟あってこそなのかな。
映画を観た後についてのヨッチの言葉がとても印象に残った。「『物語がすべて出し尽くすのを最後まで見て、何もかもが終わったら』自分の物語を生きなきゃって気になる」…わかる気がする。それは小説も同じだけど。
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決して「パクリ」とか「二番煎じ」とか言いたいわけではなく、僕が好きな要素が入ってることの説明として、カジュアルな感じで、でもその人の経験に基づいた、若干偏りすぎじゃないかと思えるような信念を持ってる人が出てくるのとか、セリフの効果的な繰り返しは伊坂幸太郎っぽさを感じるし、映画への信頼とか引用には金城一紀っぽさも感じる。
あと、三人組で女子一人の構成は、絶対胸がギュッとなるような展開になるから好き。
つまり、僕の好みのど真ん中なんだ。
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マコト、キダ、よっち3人の軽快なトークもありすらすら読めてしまいました。
展開は読めてしまいましたが、マコトとキダがヨッチがいた証拠がここにあるとばかりにヨッチの言葉や行動を真似していたんだとわかった時は胸が熱くなりました。
最後の城田と警官のシーンがとても良かったです。
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再読。21歳の時のある事故から10年越しの悲しい復讐の話。現在、過去様々な年代での回想から構成されている。プロポーズ大作戦とはなんなのかヨッチはどうなったのかなぜ爆弾、殺し屋。
何度読んでも面白い。伏線回収や軽快なトークがすごく好き。
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3人の関係性が好き
吹き出して笑ってしまうような描写もあったり
「プロポーズ大作戦」の意味が分かった時、切なくなるなんて思ってなかったからドッキリでした。
続編があるみたいなのでそちらも読んでみたくなる作品
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過去と現在を行ったり来たりしながら物語は進んでいくので、若干の読みにくさは否めない。しかし、そのおかげもあってか、先が全く読めず、この話がどこへ向かっているのか分からないまま読み進めた。
「プロポーズ大作戦」といえば、山Pと長澤まさみちゃんの甘酸っぱい青春ラブストーリーが思い浮かんでいたので、ラストには本当に驚かされた。怒涛の伏線回収で大どんでん返しがあり、切なさで胸が締め付けられ、涙が溢れた。
でもすっきりとはしなくて、読んだ後には喪失感に駆られた。余韻が残るこの終わらせ方はタイトルの「名も無き世界のエンドロール」にぴったりはまっていると思った。
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行成薫さんの小説。
小説すばる新人賞受賞作品。
青春時代を共に過ごしたキダ、マコト、ヨッチ。彼(女)らをとりまく青春時代と31歳になった現在とを、行きつ戻りつしながら進んでいく物語です。
読み進めていく中で、途中何度も
・誰が話しているのか分かりづらい(セリフが連続する)
・同じセリフが出てきてくどい
という理由で読むのを止めようかなと迷ったのですが、新人賞受賞作品が全くつまらないなんてことはないよなー、と考えなおし、最後まで読み進めました。
(正直、それくらいの動機がなかったらやめてたかもしれません)
結果、後半(p.200~)あたりから急激に面白くなってきて、そこからは一気に読み終わりました。前半と後半の面白さに段階がありすぎ、です。
全て読み終えて思うことは、
・エピソードがばらけているのを繋ぎ合わせて想像していく過程が、ミステリーのトリックを考えるのにも似た感じで面白い
・全部読み終えるとこの作品の面白さが分かる
ということでした。
これから読もうかな? と参考がてらレビューを見ている方がいらっしゃいましたら、
・前半はあんまりおもしろくない
・青春っぽい描写沢山ある
・後半はけっこう惨いことも起こる
この辺りを踏まえて判断されると良いかもしれないな、と思いました。
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りんごかぁ!!!
怒涛のラストの展開に一気に読んだ。今までに読んだことのない断片的なストーリー展開で面白かった。
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マコトとキダの2人がまさに命懸けのプロポーズ大作戦を決行する。その理由や背景が思い出話と共に明らかになっていく。
現在と思い出話が交互に挟まる形で物語が進んでいき、用意されていた伏線が最後綺麗に回収され、スッキリと読み終わりました。
ハッピーエンドともバッドエンドとも言い難く、考え方によってはどちらにもとれる終わり方で読む人によって感想が変わりそうかなと思いました。
外の人間から見るとかわいそうだと思うけれども、マコトやキダ、ヨッチの当事者3人から見ると、起きてしまった事は仕方なくて、やれることは全てやった上で納得しての最後なのかなと思うので、個人的にはハッピーエンド側かなと思います。
感情移入して読むと言うより、その話がそこに繋がるのかとドキドキしながら読む作品だと思います。