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夢中で読んだ、大水滸シリーズ終盤。
李俊。李俊が渾身の一振りで韓世忠を斬るのが本当にかっこよかった。李俊は水滸伝の時からずっとずっとかっこいいよ。長江で狄成項充と一緒に戦うのかと思いきや。泣きながら戦う場所を与える張朔が良かった。血は繋がってなくても、魂が繋がってるもんね。そんな素敵な親子が梁山泊には沢山いるね。
辛晃が弱かったわけじゃなくて、岳飛と秦容がまっっじで強すぎるだけなんよな。辛晃パートは文章からも神経質さが伝わってきたな。行方をくらませた辛晃はどうなるんやろ。祝家荘の聞煥章と呂牛を思い出した。
コトジに楊令と声をかけた耶律越里。わー!っと声を出してしまった。爪の形までそっくりなんやもん、顔が似てこないわけがないよな。耶律越里が楊令に認められたいと願うのも、梁山泊軍を抜けた時のことを考えると、そりゃそうだよなぁと思った。私も楊令が恋しい。
浪士燕青。ずっと強くて静かで優しいひと。あなたが最後に抱いた悲しみは、今までとは違いましたか。全てが完璧な燕青が愛した人。その人だけは手に入れられなかったんですね。でも最後に救えて良かった。
私は燕青のことを水滸伝第一巻からずっと推してたの。ここまで生きていてくれたのが素晴らしい。一人の人生を見せてもらったなぁ。ああ本当に最後までしなやかで、かっこよかった。
薛逸?ギャル曽根みたいで笑っちゃった。
あと5巻。本当に最後だ。気張っていくぞ!