投稿元:
レビューを見る
第二次大戦末期のイギリス。母は亡くなり、父は行方不明になった3姉弟は、母方の祖母の家に住む事になる。
両親の結婚に反対されていたので、子どもたちは初めての環境。実は母方の家族は有名な役員の家系で、子どもたちは演劇の学校に通う事になる。そこで始まる役者としての争いと友情。お決まりの敵役あり、ドキドキあり。
最後は、お決まりのハッピーエンド、古き善き少女小説といった感じ?
投稿元:
レビューを見る
よい作品でした。
小さいころ母を亡くし、戦争で父が行方不明になってしまった3兄弟が、困難を乗り越え成長していく姿が描かれています。
3兄弟を取り巻く大人もステキです。
特におばさんの「こまったことがあったら、これからはくよくよ考えずに、すぐわたしのところにいらっしゃいね。おばさんって、そういうときのためにいるんですからね」という言葉が印象的でした。
投稿元:
レビューを見る
うーん、ちょっと物足りないんだよね。いろんな葛藤があるようなのに、なんとなくめでたしめでたしって片づけられた感じで・・・
投稿元:
レビューを見る
第二次世界大戦中のロンドン、母を早くに亡くした三姉弟(姉・弟・妹)の父もまた、戦争の最中連絡が取れなくなる。幼い三兄弟は母方の祖母の家に引き取られることになった。そこは由緒ある演劇の血筋の家であり、自分たちもまた舞台芸術学院に通学することになる。
突如演劇一家のルーツを知ることになった三姉弟たちは、専門的学校で同世代の生徒や先生と過ごすなか、秘めた才能を少しづつ開花させていきます。親戚にあたるミランダの自他ともに認める恵まれた才能にも刺激を受け、姉・ソレルは着実に演劇の経験を積んでいくことに。姉弟たちはそれぞれ成長し進路を選び、大団円で幕は下ります。
欲を言えば、ソレルたちの「舞台芸術学院での日々」で物語が終始してしまったのは残念だなと。“演劇一家の血筋”に期待を寄せる周囲からの圧や、そもそも父親が安否不明という不安のなか幼い姉弟たちで挑む新天地など、様々な内面が垣間見えるような気がするのだけど…その辺りが深堀りされていないのは、本書の持つ児童文学色の強さならではかもしれません。読みやすかったです。
投稿元:
レビューを見る
安心して、心から楽しんで読める児童書。
貴種流離譚でもあり、眠っていた才能に気づいていく話でもあり、パターンっちゃパターンなんだけど、そこをなんともいえない品のよさで補っていて、心地よいのです。もう少し読みたいっていうところで終わってしまうのが残念でもあり。でもどんどん続いていったらガラスの仮面になっちゃうかも(笑)